周南市文化振興財団 使途不明金にかかわる調査結果を公表 損害額は約1億5000万円
KRY山口放送 / 2024年8月7日 11時2分
周南市文化振興財団は7日、使途不明金にかかわる調査結果を公表し、今回の損害額がおよそ1億5000万円に上ることを明らかにしました。
周南市文化振興財団理事長の藤井律子周南市長らが7日、記者会見し調査結果を説明しました。
財団などによりますと、今回の使途不明金は元職員の男が2005年ころから財団の金庫に保管されていた現金を盗んだり集金したチケットの売上金を横領したりし、会計担当だったもう一人の元職員の男が金融機関の残高証明書を偽造するなどし隠ぺいしていたということです。
財団の損害額は少なくとも1億5066万8988円にのぼるということです。
窃盗・横領した元職員は得た金を競馬にあてていて、1億4000万円近い損失を出していたということです。
報告書では他の職員による監視機能が働かず、元会計担当の独断で窃盗・横領を隠ぺいできたことが被害の発生・拡大の原因の一つと指摘しています。
元職員はチケットの売り上げ30万円をだましとったとして詐欺の罪で、元会計担当は残高証明書を偽造したなどとして有印私文書偽造・行使の罪で起訴され現在、刑事裁判が行われています。
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