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【山口天気 夕刊8/30】台風10号は県内付近を通過! あす31日(土)の明け方にかけて 大雨災害に引き続き警戒を!週末にかけて次第に天気は回復へ

KRY山口放送 / 2024年8月30日 19時47分

KRY山口放送

●この先、台風はあさって1日(日)には近畿地方へと進み、熱帯低気圧へと変わる予想

●台風は県内から徐々に離れていきますが、今夜にかけて日本海側ほど吹き返しの北寄りの風が強まるおそれがあるほか、雨もまだ降り続くと見込み

●長時間、雨が降り続いてる事によって、県内では徐々に地盤の緩むエリアが広がり、砂災害の危険度はこの先も続くおそれ

●あす31日(土)の明け方にかけて土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水に引き続き警戒を

●徐々に台風による活発な雨雲は、東へと抜けていくため、この週末にかけて次第に天気は回復へと向かう見込み

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台風実況

台風10号は、きょう30日(金)昼頃にかけて、県内付近を通過していきました。

積算降水量

台風自体の勢力はだいぶ衰えた状態でしたが、台風を取り巻く活発な雨雲が次々と流れ込み、降り始めからの雨の量は、200ミリ以上となったところが多くなっています。

宇部では24時間の雨量が、8月の観測史上1位の記録を更新しました。

台風予想進路

この先、台風はきょう30日(金)の夜にかけて四国へ、その後あす31日(土)にかけて近畿地方へと進み、あさって1日(日)には熱帯低気圧へと変わる予想です。これから台風は県内から徐々に離れていきますが、今夜にかけて日本海側ほど吹き返しの北寄りの風が強まるおそれがあるほか、雨もまだ降り続くと見込んでいます。

土砂災害危険度マップ

長時間、雨が降り続いてる事によって、県内では徐々に地盤の緩むエリアが広がってきました。台風本体は次第に遠ざかりますが、土砂災害の危険度はこの先も続くおそれがあります。

雨は徐々に弱くなりますが、あす31日(土)の明け方にかけて土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水に引き続き警戒。川や崖のそばには絶対に近づかないようにして下さい。安全第一の心構えはまだしっかりと持って過ごしましょう。

風と降水の予想

この先、徐々に台風による活発な雨雲は、東へと抜けていく見込みです。

あす31日(土)の午前中は、日本海側ほど湿った北寄りの風や雨雲がしつこく残る心配がありますが、この週末は次第に天気は回復へと向かう見込みです。

時系列予報
時系列予報

徐々に台風は遠ざかるものの、吹き返しの北風が湿った海風となることで、あす31日(土)は激しく降る雨はなさそうですが、日本海側ほど昼頃にかけて弱い雨が残りやすいでしょう。日ざしが届くと、最高気温は33~34度と、また暑さが厳しくなりそうです。

あさって1日(日)の天気

9月のスタートとなる、あさって1日(日)は広く日ざしタップリの陽気になりそうですが、最高気温35度に達する猛暑日となる所があるなど、再びいっそう身体に堪える暑さに要注意です。

10日間予報

来週にかけて、しばらく晴れる日が多くなりそうですが、9月に入ったといえども、夏の延長戦。日ざしがしっかり届くほど、最高気温が35度に達する猛暑日の日も、まだ何度もやってくるとみています。

新学期が始まっての、運動会の練習など、引き続き入念な熱中症対策を心がけて過ごしましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)

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