原爆の子の像のモデル・佐々木禎子の兄が和木小学校で講演「違いを認め合う、思いやりの心を持ってほしい」
KRY山口放送 / 2024年9月6日 19時29分
広島の平和記念公園にある「原爆の子の像」この像は広島で被爆した10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんがモデルとなっています。和木町では6日佐々木禎子さんの兄が、児童に平和の大切さを話しました。
(佐々木雅弘さん)
「朝ごはんのためにちゃぶ台の前に座りました。座った途端でした。あのきのこ雲が出た。さく裂した、原爆が」
和木小学校で講演した佐々木雅弘さん。
妹の禎子さんは被爆から10年近くが経ったころ、白血病を発症しました。
激痛を伴いましたが、家族の貧しい生活を知っていた禎子さんは、痛みを和らげる注射をほとんど求めなかったといいます。
(佐々木雅弘さん)
「いま痛いよと言ったらお父ちゃんお母ちゃんが心配する。そんなことを禎子は毎日思っていた。だから絶対にわがままを言わなかった」
そして、禎子さんの最期の願いとなったのは…
(佐々木雅弘さん)
「お父ちゃん、お茶漬けが食べたいと。死ぬ間際になっても、家にお金がないことを心配して言うんです。来ているみんな、このお兄ちゃんの顔を見て、おいしかった、ありがとう。最期の言葉、ありがとうと言ったんです」
禎子さんが病床で折り続けた、千羽鶴。
禎子さんが亡くなった後、同級生らが協力し、原爆の犠牲となった子どもたちの霊を慰める「原爆の子の像」が建てられ、千羽鶴はいま、平和の象徴とされています。
佐々木さんは、「違いを認め合う、思いやりの心を持ってほしい」と子どもたちに話していました。
この記事の動画はこちらから再生できますこの記事に関連するニュース
-
平和への願い込め長崎に寄せられた折り鶴のその後…ボランティアが丁寧に解体・分別、再生紙に
読売新聞 / 2024年11月24日 12時17分
-
被爆地の子供たちが平和交流 長崎の小学生が広島訪問
広島テレビ ニュース / 2024年11月20日 18時47分
-
「平和に関心うれしい」難病少年が折り鶴 被団協代表委がお礼の手紙
毎日新聞 / 2024年11月20日 10時29分
-
がれきの上に立つ血だらけの母、大八車に山積みの遺体…「初めて、絵を描くことが苦しかった」 福岡の美術学生がヒロシマとナガサキに向き合って抱いた平和への願い
47NEWS / 2024年11月11日 10時0分
-
「ノーベル平和賞を契機にもうひと踏ん張り」日本被団協代表委員の箕牧智之さんが山陽小野田市で講演
KRY山口放送 / 2024年10月31日 19時28分
ランキング
-
1強盗致傷事件被害品のクレカを受け取った疑いで21歳大学生を追送検…SNSで闇バイトに応募
読売新聞 / 2024年11月24日 16時51分
-
2三笠宮妃百合子さまの通夜営まれる 秋篠宮ご夫妻ら参列
毎日新聞 / 2024年11月24日 19時32分
-
3県議会自主解散など要求=維新、兵庫知事選を総括―吉村共同代表
時事通信 / 2024年11月24日 15時35分
-
4ビシネスホテル“強盗” 自称会社員の少年を逮捕 群馬・高崎市
日テレNEWS NNN / 2024年11月24日 13時15分
-
5名古屋市長選挙、広沢一郎氏が初当選…河村たかし前市長から後継指名
読売新聞 / 2024年11月24日 21時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください