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183人が犠牲となった旧長生炭鉱の入り口(坑口)とみられる穴を発見…遺骨収集へ掘削継続・宇部

KRY山口放送 / 2024年9月26日 19時21分

KRY山口放送

183人が犠牲となった82年前の旧長生炭鉱の水没事故に関して、市民団体が犠牲者の遺骨収集に向けて、掘削工事を進めています。

25日、炭鉱の入り口=坑口とみられる穴が見つかりました。

市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」では、地下4mにあるとされる炭鉱の入り口=坑口を掘り起こし、そこから海底に残された遺骨を収集しようと、24日から海岸近くで掘削工事を始めました。

25日は、掘削範囲を西側に広げ作業を続けていたところ、地下4メートル付近で、木の板を発見、取り除いたところ水が出てきたということです。

旧長生炭鉱の水没事故後、水があふれ出ることを防ぐため木の板でふさいだとの証言を市民団体は得ていて、発見した穴を坑口とみています。

(長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会・井上洋子共同代表)

「出てきた水の向こう側に皆さんがいると思うと早くきちんと坑口を開けて遺骨と皆さん(遺族)が対面できるようにしていきたい」

坑口の幅はトロッコが出入りしていたことから、4メートル近くあったとみられていて、今後、見つかった穴の周辺で丁寧に掘削作業を進めることにしています。

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