「虐待を止めることは可能かつ容易だった」岡山女児虐待死 母親に検察側が懲役10年求刑 岡山地方裁判所
KSB瀬戸内海放送 / 2024年8月29日 15時8分
岡山市で交際相手の男と共謀して幼い娘に虐待を繰り返し、死なせた罪などに問われている母親の裁判員裁判で、検察側が懲役10年を求刑しました。
逮捕監禁致死と強要の罪に問われているのは、岡山市の無職、西田彩被告(36)です。
起訴状などによりますと、西田被告は2021年9月、当時の交際相手ですでに懲役14年の判決が確定している船橋誠二受刑者(41)と共謀し、娘の真愛ちゃん(死亡当時6歳)に虐待を繰り返し、死なせたなどとされています。
29日の裁判で検察側は「見守りカメラの映像などから、西田被告は真愛ちゃんが自分の言うことを聞かなかったことを船橋受刑者に伝え、言うことを聞かそうとしたと考えられる。船橋受刑者の虐待を止めることは可能かつ容易だった」などとして懲役10年を求刑しました。
一方、弁護側は「船橋受刑者は西田被告からの告げ口がなかったときも虐待に及んでいる。西田被告は、船橋受刑者に心理的に支配されていたため虐待を止めることは不可能だった」などとして共謀ではなく幇助にとどまると主張し、執行猶予付きの判決を求めました。
最後に西田被告が「真愛ちゃんに対しては本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。事件や自分自身と向き合いながら償い続けていきたいです」と涙ぐみながら語りました。
判決は9月11日に言い渡されます。
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