吉備中央町の浄水場水質問題 委員会が報告「発生源は使用済みの活性炭と考えるのが妥当」 岡山
KSB瀬戸内海放送 / 2024年9月5日 17時17分
岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている有機フッ素化合物が検出された問題です。原因の究明を行う有識者委員会が、「発生源は浄水場の水源近くに置かれていた使用済みの活性炭と考えるのが妥当だ」と町に報告しました。
有識者委員会の小松満委員長が吉備中央町の山本雅則町長に報告書を提出しました。
(吉備中央町原因究明委員会/小松 満 委員長)
「発生源は資材置き場にあり、その他には存在しないと考えることが妥当との結論に至りました」
この問題は、2020年から2022年までの3年間、吉備中央町の円城浄水場から国の暫定目標値を大きく上回る有機フッ素化合物が検出されたものです。
町は、浄水場の当時の水源近くにある資材置き場に置かれていた使用済みの活性炭が発生源の可能性が高いとして2024年5月にボーリング調査を行いました。
報告書では、これまで岡山県や町が行なった地下水や使用済みの活性炭、土壌の調査結果などから「発生源は資材置き場に置かれていた使用済みの活性炭と考えるのが妥当」と結論付けています。
また、今後の対策として有機フッ素化合物が高濃度で確認されている資材置き場の土壌の除去と、地面をコンクリートで覆うなど雨水の浸透を防ぐ処理を求めています。
(吉備中央町原因究明委員会/小松 満 委員長)
「非常に対策が難しい。まずは考えられる妥当な対策(を求めた)。徐々に(濃度の)値としては下がっていくものと考えています」
町は「真摯に受け止め、今後の対策に生かしていきたい」と話しています。
なお、町は資材置き場に使用済み活性炭を置いていた企業に対して2024年7月、損害賠償を求める請求書を送っています。
この記事に関連するニュース
-
吉備中央町のPFAS血液検査 受けられなかった人に追加の機会を設定へ 岡山
KSB瀬戸内海放送 / 2024年12月17日 16時49分
-
「水道の水源切り替えに約1.9億円」整備費用を盛り込んだ補正予算案を提出 岡山・吉備中央町の浄水場水質問題
KSB瀬戸内海放送 / 2024年12月5日 17時7分
-
PFASを公費で血液検査、岡山 全国初、発がん性指摘で
共同通信 / 2024年11月25日 18時56分
-
吉備中央町の浄水場水質問題 住民の血液検査始まる 公費での検査は全国初 岡山
KSB瀬戸内海放送 / 2024年11月25日 11時45分
-
住民にPFAS公費血液検査開始 全国初、岡山・吉備中央町
共同通信 / 2024年11月25日 10時36分
ランキング
-
1マンション建設現場でクレーン車がつり上げたベニヤ板50枚落下、作業中の男性が下敷きになり死亡
読売新聞 / 2024年12月22日 12時9分
-
2北九州の中学生殺傷事件、平原容疑者は駐車場から襲撃機会うかがっていたか…店内が見える位置に駐車
読売新聞 / 2024年12月22日 11時30分
-
32度仮釈放されたのに、そのたびにまた刑務所へ。「遺族の思いを裏切った」 金目当ての強盗殺人を起こした無期懲役囚の「更生」の意思
47NEWS / 2024年12月22日 9時0分
-
4温暖化で食べられなくなる食べ物があるって、本当?
ウェザーニュース / 2024年12月22日 5時10分
-
5宮古島市の殺人事件 週末の朝、住宅街は騒然 交際男性を刺殺した容疑で35歳女を緊急逮捕 容疑者と被害者、2人でよく飼い犬と散歩
沖縄タイムス+プラス / 2024年12月22日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください