海を荒らす「ムラサキウニ」を捕獲して育てるプロジェクトが始まり高校生らが参加 高松市沖

海を荒らすウニを捕獲し特産品に

　地元の漁師と高校生が協力して海を荒らす「ムラサキウニ」を捕獲して育てるプロジェクトが始まり、高松市沖でウニの回収が行われました。
　高松市東部の五剣山がシンボルの「庵治半島」の沖合いです。地元の漁協と、香川大学、そして多度津高校の生徒合わせて約20人が参加して海底約2メートルまで潜り1時間かけて「ムラサキウニ」を捕獲しました。
　貝や魚のすみかとなる、海藻がなくなる「磯焼け」が全国各地で問題となっています。
その原因の1つとされるのが、海藻を食い荒らすムラサキウニです。このウニ、餌不足のため身が少なく、おいしくありません。

　この為、地元の飲食店などと協力して「廃棄予定のうどん」やうどんの「だし汁」を
とったあとの昆布やイリコなどを餌にして餌不足を補い特産のウニとして商品化を目指しています。
（回収した高校生）
「思ったよりもたくさんいてびっくりしました岩の下に固まっていますね　少しでも環境を良くできるように力になれば」