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「子どもの権利」と「終活支援」に関する条例制定へ 岡山市議会が2つの条例案に意見公募

KSB瀬戸内海放送 / 2024年11月26日 15時5分

岡山市議会

 岡山市議会は、子どもの権利を保障するための条例と、人生の終わりについて考え備える、いわゆる「終活」を支援するための条例の制定に向けて特別委員会やプロジェクトチームで検討を進め、条例案をまとめました。市議会ではこの2つの条例案について市民からの意見を募るパブリックコメントを11月25日から始めました。

子どもの権利を保障するための条例案

 「子どもの権利に関する条例(仮称)案」は、貧困や虐待、いじめなど子どもに関する社会的な課題に取り組むためのものです。2023年5月に市議会が設置した「こども未来創造調査特別委員会(委員長:林敏宏議員)が他都市の条例の調査や、関係団体からの意見聴取、子どもへのWEBアンケート(4574件回答)を実施して条例案を作りました。

 家庭の状況にかかわらず等しく子どもの権利が保障されるような子育てができるよう、岡山市が十分な支援を行うことや、貧困の解消に向けた支援、遊び場所や居場所作りの推進などが盛り込まれています。

市民の「終活」を支援する条例案

 「岡山市民の終活を支援するための条例(仮称)案」は、2024年7月に市議会6会派の議員8人からなるプロジェクトチームを設置し、議員提案条例の制定に向けた検討を進めてきました。

 岡山市が事業者と連携して、終活に関する普及啓発を行うことなどが盛り込まれています。
 具体的には、人生の最終段階における医療について、本人が家族などと事前に繰り返し話し合う「人生会議」や、終活に関する自らの意思を記録する「エンディングノート」の普及活動などを行うとしています。

パブリックコメントの提出方法

 パブリックコメントは、岡山市のホームページの意見募集フォームや電子メール、FAX、郵送または持参で、2025年1月17日まで受け付けます。

 問い合わせ先は岡山市議会事務局の調査課で、詳細は岡山市のホームページで確認できます。

 市民から寄せられた意見を踏まえ、どちらの条例案も2025年4月の施行を目指します。

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