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頬が触れ合う状況でのハグも…複数の職員の手を握ったりハグしたりした前教育長の行為を第三者委員会が「セクハラに該当」と認定 岡山・笠岡市

KSB瀬戸内海放送 / 2024年12月25日 11時6分

笠岡市の会見

 岡山県笠岡市の前教育長が職場内で複数の職員に対して行っていた行為が、有識者でつくる第三者委員会からセクシャルハラスメントと認定されました。

 笠岡市によりますと、セクハラに該当する行為をしたと認定されたのは、笠岡市教育委員会の前教育長(63)です。

 前教育長は2024年1月から6月にかけて、勤務時間内に職場で複数の職員の手を握ったり、お互いの頬が触れ合う状況でハグをしたりしたということです。

 2024年6月21日、関係者から市に申し入れがあり、有識者でつくるハラスメント対策委員会が調査を行ってきました。

 委員会は前教育長の行為が相手の意に反し性的不快感を及ぼすものであったと判断し「セクハラに該当する」と認定しました。

 市の聞き取りに対して前教育長は「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と話しているということです。

 前教育長は2026年度まで教育長の任期がありましたが、2024年6月6日に一身上の都合で、辞任していました。

 笠岡市は2023年12月、教育長などの特別職や議員も対象として、有識者による対策委員会がパワハラやセクハラなどに該当するかどうか調査・審議を行うハラスメント防止条例を制定していて、今回はそれに基づいて行われたものです。

 笠岡市の栗尾典子市長は「いかなるハラスメントも許さないという強い意志を改めて表明します。被害者が安心して声を上げることができる環境づくりに全力を尽くしてまいります」などとコメントしています。
 市では、被害者のプライバシー保護の観点から、詳細な説明を控えるとしています。

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