冬のボーナス平均57万5000円 製造業（加工組立）33％増 運輸業30％増などが大きく伸ばし全体で10％増 香川県の企業

資料：香川県空撮

　香川県の企業の冬のボーナスが1人当たり平均57万5000円で、前年より約10％増える見込みであることが百十四銀行の調査で分かりました。

　百十四銀行は2024年11月19日から12月17日にかけて、香川県内に本社または主工場を置く民間企業を対象にアンケート調査を行い、193社が回答しました。

　その結果、従業員1人当たりのボーナスの平均は57万5000円でした。前年と比べると9.52％増え、5万円の増加となりました。

　業種別にみると、運輸業は46万5000円で約30％と大幅に増える見込みとなりました。このほか製造業は60万7000円で約18％増、卸売・小売業は51万円で約13％増の見込みです。一方、建設業は70万2000円で約8％減、サービス業等は50万4000円で約3％減と前年に比べて減る見込みとなりました。

　支給額を増加させた理由については「従業員のモチベーションアップ」をあげた企業が62％と最も多くなりました。次いで「雇用維持」が61％、「業績好調」が40％と続きました。一方、支給額を減少させた理由は「業績不調」が68％と最も多く、次いで「景気動向」が21％でした。