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火災から文化財を守れ 1月26日の「文化財防火デー」に笠岡市の寺で消防訓練 岡山【こつこつ防災】

KSB瀬戸内海放送 / 2025年1月29日 16時35分

三宝院で行われた消防訓練 笠岡市篠坂 26日

 防災の話題を伝える「こつこつ防災」です。1月26日は文化財防火デー。岡山県笠岡市の寺で、文化財を火災から守るための消防訓練が行われました。

 笠岡市篠坂の「三宝院」で行われた消防訓練には、笠岡地区消防組合の消防士や地元陶山分団の消防団員ら約40人が参加しました。

 今回は林野火災が広がり、三宝院の本堂へ延焼しようとしている想定で、放水訓練などをしました。

(笠岡消防署/天野一之 消防司令補)
「第71回目の文化財防火デーとなっております。大切な文化財を後世に残すための訓練となっております」

 訓練では最初にドローンを使って火災の状況を確認します。

 寺の本堂への延焼を食い止めるため、消防士と消防団員がホースを伸ばして消火活動を開始します。消火ホースの長さは約300mもあります。

(笠岡市教育委員会/安東康宏 参事)
「笠岡市内には約100件の国・県・市指定の重要文化財、また登録文化財が所在しております。三宝院さんは、笠岡市の指定重要文化財「絹本著色仏涅槃図」という文化財をお持ちです。こうした文化遺産を火災から守っていくということは、国民全体にとっても非常に意義あることだと思います」

 「文化財防火デー」は、1949年1月26日に法隆寺の金堂が炎上し、堂内の壁画が焼失したことで1955年に制定されました。

 訓練では消火活動の動きを確認するとともに、消防士と消防団員の連携が大切であることを再認識しました。

(笠岡消防署/天野一之 消防司令補)
「非常に空気が乾燥していますので火災が発生しやすい時期となっております。(消防士と消防団員が)こういった連携を行うことによって、あらゆる災害に対処していくということが大切になってきます」

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