SNS型ロマンス詐欺 香川県で約4300万円の被害が発生 警察が注意呼び掛け

香川県警本部

　香川県警は29日、香川県在住の70代男性がFacebookで知り合った「女性をかたる者」から4300万円余りをだまし取られる被害が起きたと発表しました。

　男性は2024年7月から、LINEで女性と趣味などのやりとりを重ねるうち、投資話を持ちかけられて「金の投資用アプリ」をインストールしました。アプリ上で取引を注文し、指定された口座に10万円振り込むと約3割の利益が出て、出金できるか試したところ、男性の口座に元金と利益が入金されました。

　その後、数回にわたって合計2500万円を振り込んだところ、アプリ上で約4300万円の利益が出て、利益を引き出そうとしましたが、運用会社から「納税しないと引き出せない」「保証金が必要」などと言われたため、指定された口座に1800万円余りを振り込んだということです。

　香川県警は「少額な利益が還元されることも含め、詐欺の手口。振込先に個人口座が指定されたり、振込のたびに口座が変わったりする場合は詐欺を疑ってください」と注意を呼び掛けています。