大阪・関西より一足早く…小豆島で「妖怪万博」開催 妖怪文化を世界に発信 香川
KSB瀬戸内海放送 / 2025年2月4日 19時26分
大阪・関西万博の開幕まであと2カ月あまり。香川県の小豆島では一足早く「万博」が開かれ、多くの人、そして、「妖怪」たちでにぎわいました。
2日、香川県土庄町のフレトピアホールで開かれた、その名も「妖怪万博2025」です。
(記者リポート)
「きょうはちょうど節分なんですが、会場の入り口にはこちら、『豆まき禁止』、そして『桃太郎関係者の入場お断り』という看板が設置されています」
土庄町の「妖怪美術館」などが開いた博覧会で、会場には妖怪をテーマにしたアート作品やグッズなどのパビリオンが設けられ、さまざまな「もののけ」に扮したコスプレーヤーの姿も多くみられました。
妖怪文化を発信…妖怪美術館などが主催
妖怪美術館は、900を超える妖怪のアート作品の展示やイベントを通じて「妖怪文化」を発信しています。
新型コロナ禍の収束を願って、嫌なことを帳消しにする妖怪にちなんだ「チョーケシのうた」の動画を公開したり、節分で追い払われる鬼たちをかくまう「避難所」を設けてSNSでバズったりと、ユニークでタイムリーな企画を次々に展開してきました。
そんな彼らが目を付けたのが大阪市で開かれる「万博」。美術館での企画展だけではなく、全国から人を集めるようなイベントの構想を2024年、ぶち上げました。
(妖怪美術館/佐藤秀司さん[2024年4月])
「資材高騰ですとか、いろいろ工事が進まなくてですね。当初の予定より予算が1.5倍くらいになっちゃったりとか……」
実は当初は「ノリ」で言い出したそうですが、どんどんアイデアがふくらんで多くの人たちを巻き込み、妖怪美術館史上、最大規模の催しとなりました。
(妖怪美術館/佐藤秀司さん)
「まさにこの現代で取り組んでいる、妖怪の文化をどんどんどんどんふくらませている人たちが一堂に会している。そんな会になってます」
妖怪で地域活性化に取り組む団体が集合
(記者リポート)
「日本で最も有名な妖怪、ゲゲゲの鬼太郎。漫画家・水木しげるさんのふるさと、鳥取県境港市からもパビリオンが出ています」
民俗学者・柳田國男のふるさと、兵庫県福崎町や数々の妖怪伝説が残る徳島県三好市など妖怪をテーマにして地域活性化に取り組む全国の団体が出展しました。
(兵庫・福崎町 地域振興課/髙橋寛英さん)
「横のつながりといいますか、絆が生まれるというか、いいイベントだなと思っております」
(境港観光協会/西垣俊一さん)
「妖怪と人間ってものすごく今まで何十年、何百年、何千年生きた中で密接につながってると思うんですね。だから今後も私たちが努力してつなげていって、後世にそういったものをバトンタッチしていければいいなと思っております」
ステージイベントでは全国のご当地妖怪キャラクターたちが集合!
会場を練り歩き、訪れた人たちと記念撮影に応じるなどして交流していました。
(来場者[横浜から])
「すごい楽しいです。いろんな妖怪がいて、こんなに妖怪っているんだと思って」
(来場者[大阪から])
「思ったより人が多いです。そんなに妖怪ってメジャーじゃないので、こういうイベント。新しい方がもっと増えてほしいです」
(来場者[小豆島内から])
「カッパつくった。楽しかった」
「いろんなところから妖怪も人も来てるので、にぎわってて楽しいなと思います」
「妖怪画」のコンテスト公開審査も
目玉企画の一つが妖怪をテーマにした絵画のコンテスト「妖怪画大賞」の公開審査会です。
全国、そして中国や台湾からあわせて216点の応募があり、50点が一次選考を通過。妖怪美術館の館長で妖怪画家の柳生忠平さんと日本画家の平良志季さんが審査しました。
グランプリに選ばれたのは、京都市の木山武さんの「出勤時」という作品です。
(妖怪美術館 館長/柳生忠平さん)
「(Q.決め手は何でしたか?)現代を象徴するというので『出勤時』というタイトル通り、出勤時の人の心模様が妖怪になっているというようなテーマもいいし、絵もすごくひかれるものがあって」
(日本画家/平良志季さん)
「現代やっている妖怪画のグランプリとしては意味があるのかなというところで」
妖怪を未来につなぐ、世界に広める!
日本を代表する妖怪研究者「妖怪BIG3」によるトークショーでも日本に古くから伝わる「妖怪」の存在を現代、そして未来につなげていく必要性が語られました。
(民俗学・文化人類学者/小松和彦さん)
「こんなような形で妖怪が多くの人々に愛される、妖怪を通じて癒やされる時代になっている」
(兵庫県立歴史博物館/香川雅信 学芸課長)
「妖怪というのは弱いものの味方、しいたげられたものの味方だと。SNSで他人を攻撃したり、すごく他者に不寛容になっている中、僕はきょう、この万博を見て、あ、ここに日本の最後の希望があったというふうに思いました」
主催者発表によると、この日会場を訪れたのは約3500人。今後も、小豆島だけではなく全国でこうしたイベントを盛り上げていければとしています。
(妖怪美術館 館長/柳生忠平さん)
「僕たちだけにとどまらず、これに刺激を受けた人たちがいろんなところで妖怪の物語をたくさん作っていってもらえればいいかなと。この妖怪万博で、妖怪を世界に広めるっていう第一歩を踏み出したなっていう実感はきょう、今回で思いましたね」
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