備前市長を書類送検 政治資金規正法違反の疑い 政治資金収支報告書に虚偽の記載か 岡山

備前市／吉村武司 市長

　備前市の吉村武司市長が政治資金規正法違反の疑いで書類送検されていたことが捜査関係者らへの取材で分かりました。

　政治資金規正法違反の疑いで6日付けで岡山地方検察庁に書類送検されたのは、備前市の吉村武司市長と過去に吉村市長の後援会の会計責任者だった岡山市議会の高橋雄大議員ら合わせて4人です。

　捜査関係者らによると吉村市長らは自身が代表を務めていた政治団体「よしむら武司後援会」の2021年度と2022年度の政治資金収支報告書に、印刷費や郵送費など合わせて約680万円の支出があるにもかかわらず0と虚偽の記載をし、岡山県選挙管理委員会に提出したなどの疑いが持たれています。

　これについて2023年9月、備前市の男性が警察に告発状を提出し受理されていました。

　備前市は「事実関係を確認中でコメントは差し控える」としています。