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【特集】ファジアーノ岡山と共にJ1を戦う12番目の選手たち サポーターも準備万端!

KSB瀬戸内海放送 / 2025年2月10日 20時29分

横断幕を準備するサポーター

 2024年12月、プレーオフ決勝で勝利し、クラブ初のJ1昇格を成し遂げたファジアーノ岡山。戦ったのは選手だけではありません。

 最高の雰囲気を作り上げたサポーター。その応援を引っ張ろうと準備を重ねてきたサポーター団体「GATE10ユニオン」にとっても悲願の瞬間でした。夢舞台へ、チームだけでなくサポーターにとっての挑戦も始まります。

 J1開幕戦まで1週間となった9日、JFE晴れの国スタジアムにはサポーターの大きな声が響き渡っていました。

(コールリーダー/松下大和さん)
「いやあ寒い! 来週は寒さをふっとばして選手に声を届けられるよう、きょうは応援練習1時間半くらい予定していますんで、ぜひ皆さんで声出して開幕戦に向けていい準備していきましょう!」

 シーズン開幕前、毎年恒例の応援練習。集まった約200人が、新しい応援歌などを練習して開幕に備えていました。

(コールリーダー/松下大和さん)
「自分の気持ちを声に乗っけて歌ってほしいので、ぜひ皆さんこの1週間、練習して開幕戦いい形で迎えましょう!」

 遡ること2週間前。サポーター団体の準備はすでに佳境を迎えていました。作っていたのは、サポーターたちの魂とも言える、新たな横断幕「弾幕」です。

 縦3m、横は8mから16mにもおよぶ大迫力の弾幕に自分たちで色を塗っていました。

(サポーター/松島真知子さん)
「先週この下書きをしたんです。転写用の紙を置いて上からなぞって。その前は縫い作業もしていますし」

(デザインを担当/糸山 一樹さん)
「(Q.文字はどういう文字?)『THE LAND OF SUNSHINE』、晴れの国」(Q.つづり間違ってない?)大丈夫です。再三確認しました。」

 サポーター団体にとっては恒例の行事。しかし今シーズンはひとつ、これまでと変えたことがあります。

 完成までわずかとなったこの日、作業場にやって来たのは一般のサポーターたち。これまで弾幕の作成はサポーター団体で完結していましたが、今回は仕上げ作業を一般のサポーターに手伝ってもらいました。

(GATE10ユニオン/河野良亮さん)
「製作工程を一緒にやってもらうことで『あの弾幕って僕が塗った弾幕だな』ってホームでもアウェーでも思ってもらえるかなと。思いを込めてもらおうと企画しました」

 歴史をつくった昨シーズン。そのプレーオフ前、弾幕への寄せ書きや応援で使う旗作りなど、一般サポーターを巻き込んだ企画を決行。スローガンに掲げた「全員で勝つ」を体現し、街のムードを高めました。

(GATE10ユニオン/河野良亮さん)
「やっぱりああいったことを続けていくこと、岡山の街みんなでJ1を戦っていくんだというところを高めていきたい。こういったイベントもみんなでやっていくということがクラブが成長するきっかけの一つになっていくのかなと」

 今回、イベントの告知はGATE10ユニオンのSNSのみでしたが、たくさんのサポーターが訪れました。

(サポーター)
「ファジがJ1上がってくれたんで、恩返しじゃないですけど応援できるようにって思いで来ました。塗ることによって自分も選手と戦っている感があってうれしい」

(サポーター)
「去年からずっと見に行っていて無理やり連れて行ったんですけど、子どもの方が好きになりました」

 たくさんのサポーターの手によって、ついに……。

(GATE10ユニオン/河野良亮さん)
「プレーオフ終わってからほぼ2カ月しかない中で何とか個人選手チャント(応援歌)とかチームチャント、横断幕も準備できましたので、あとは開幕戦に向けてここからボルテージを一気に上げていきたい」

 戦う準備が整ったサポーターたち。集まったのは岡山市の神社。初めてのJ1へサポーターも『必勝祈願』です。

 コールリーダーの松下さんが絵馬に記したのは……。

(コールリーダー/松下大和さん)
「今年は『一戦必勝』で。優勝とか残留とかではなく、目の前の1試合をしっかり戦う、ファジアーノらしく最後まで全力で戦うっていう意味を込めて、一戦必勝という言葉を選びました」

 いよいよ始まる、日本最高峰の舞台での挑戦。苦しい時も辛い時もクラブと共に戦う”12番目の選手”たちは初めてのJ1でも岡山らしい雰囲気を作ってくれるはずです。

(GATE10ユニオン/河野良亮さん)
「J1に上がっても、GATE10ユニオンの応援スタンスは何一つ変えるつもりはございません。このクラブの強みはバックスタンドもメインスタンドも一緒になって一人一人ができることをやっていく、そこにあると思っています。このクラブとこの街と共にJ1の舞台に挑んでいきますので、岡山ココロヒトツニ、共に今シーズン戦っていきましょう」

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