1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

初のJ1に挑むファジアーノ岡山 盛り上がりを街の成長にどうつなげる?

KSB瀬戸内海放送 / 2025年2月12日 17時34分

初のJ1に挑むファジアーノ岡山 盛り上がりを街の成長にどうつなげる?

 クラブ初のJ1に挑む、ファジアーノ岡山の話題です。開幕まであと3日となった12日は、初めてのJ1での戦いを岡山の街の「成長」にどうつなげるかを考えます。

 岡山市北区表町にある「麦酒島」です。日本全国で醸造された約60種類のクラフトビールを楽しめる、こちらのお店。

 今シーズンからファジアーノのリーグ戦全試合のパブリックビューイングをします。

(麦酒島/小萩倫久オーナー)
「元々昨シーズンの途中からプロジェクトとして動いてはいたんですけど、(J1昇格と)運がよくサポーターの熱がすごいんでしょうね、めちゃくちゃ反響があって、『ファジアーノ応援されてるんですか?』ってことをすごい1日に何組も問い合わせをいただいて」

 麦酒島のオーナーを務める小萩倫久さん。大阪でミュージシャンとして活動したあと、2016年に地元である岡山でお店をオープン。

 ファジアーノとの出会いもその頃で、当時はスタジアムに通うほどのサポーターでした。

(麦酒島/小萩倫久オーナー)
「縁があって岡山で生まれたってことで、どうせ帰ってきてやるんだったら岡山で街が盛り上がることがしたいなっていうのがそもそも飲食店を始めるきっかけだったので、やっぱり地元のチームを応援したいっていう気持ちでずっと応援してる」

 2021年には大好きな音楽とファジアーノを「もっと多くの人と楽しみたい」と店を移転。

 前の店よりも少し広い場所を選んだのは「街が盛り上がってほしい」という思いもありました。

(麦酒島/小萩倫久オーナー)
「人が集まるところが活気づいていくと思う。僕らがその先陣を切って何かお客さんに『楽しい街だよね』って。『あそこに行けば何か楽しいよね』っていう1つでも何か増やしていけたらお客さんも楽しめるし、近隣の方々も盛り上がっていくと思うので、表町にぜひ来てくださいという思いでいっぱいです」

 J1昇格で注目度が増す中、開幕戦に続きホーム2戦目となる2月26日のガンバ大阪戦もチケットが完売。水曜日の午後7時に岡山、そして大阪から約1万5000人がスタジアムに集まることになります。

 スポーツと地域経済に詳しい専門家は―

(岡山理科大学 経営学部/林恒宏 准教授)
「J1のクラブが地元にあることを岡山市・岡山県にとってどうプラスに展開していくか、これはファジアーノ岡山だけに任せておけばいいということではない。岡山の魅力・岡山の可能性、それを引き出せるかは県民・市民にかかっている」

 岡山理科大学の林恒宏准教授は、大都市圏に住むJ1の熱狂的なサポーターが訪れることによる経済的な影響は大きいと指摘。

 ほかにも競技レベルの向上や日本や世界への発信力など、J1が持つ価値も岡山の街にプラスに働くとしています。

 その影響を人口減少や少子化などの「街の課題解決」につなげ、「街の魅力向上」まで発展させるために。

 林准教授はまずは街に住む人々が主体的に動くこと。そして街とクラブが一緒になって課題に取り組んでいくべきだと主張します。

(岡山理科大学 経営学部/林恒宏 准教授)
「僕たちの街を元気にするために、ファジアーノさんぜひ協力してくださいとぜひ働きかけてもらう。一緒になって新たな価値を創造していく、一緒になって地域課題を解決することをやっていく。そういうところへのチャレンジがクラブにも・地元住民・企業・自治体に求められる」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください