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RVの三菱が復活か?? SUVを次々投入する理由とは

くるまのニュース / 2019年3月14日 7時10分

「デリカ D:5」のフェイスデザインが大きく変わったことでも話題となった三菱。しかし、現在自社開発しているモデルのほとんどがSUVとなっているのです。なぜ、三菱は「SUVメーカー」といえる存在になってしまったのでしょうか。

■SUVメーカー? 三菱の“今”とは

 最近、勢いを見せている自動車メーカーのひとつに三菱があります。2018年3月には自社として約4年振りの新型SUVモデル「エクリプス クロス」を投入。さらに、同年11月にはミニバンの「デリカ D:5」をビッグマイナーチェンジするなど、話題となっています。

 しかし、三菱のラインナップを見てみるとセダンやステーションワゴンは無く、自社開発のほとんどがSUVです。いかに「SUV人気」が続いているとはいえ、なぜ、三菱はそれほどまでにSUVに力を入れるのでしょうか。

 三菱のSUVは、「パジェロ」、「アウトランダー/アウトランダーPHEV」、「RVR」「エクリプス クロス」。対して、ミニバンはSUVとミニバンの性能を兼ね備えた「デリカ D:5」と日産「NV200バネット」のOEM車「デリカ D:3」の2モデルです。

 コンパクトカージャンルにおいては、2018年で誕生40周年を迎えた「ミラージュ」と世界初の量産電気自動車「i-MiEV」、そしてスズキ「ソリオ」のOEM車「デリカ D:2」の3モデル。軽自動車では、日産・三菱の共同開発車「eKシリーズ」とスズキ「エブリイワゴン」のOEM車「タウンボックス」の2モデルとなります。

 こうして見ると、三菱独自で開発を行っているモデルのほとんどがSUVなのです。これには、「SUV」「ミニバン」「コンパクトカー」という近年の人気ジャンルが背景に存在します。

 実際に、SUVモデルが主力となりつつラインナップについて、三菱の広報部は次のように話します。

「国内セダン販売・生産の中止は、当社として得意としているSUV系車種や電動車両にリソースを優先的に注力し、三菱らしい魅力ある商品を継続的に投入していくためです。ただ、セダンについては必要に応じてさまざまなケースを検討して行くといった流れになります」

■長き歴史をもつ三菱を振り返る

 三菱は、1970年に三菱重工業から独立し、三菱自動車としての歴史をスタート。その後、「ギャラン」や「ランサー」といったモデルを発表し、『パリ・ダカールラリー(パリダカ)』や『世界ラリー選手権(WRC)』などで活躍を見せ、“ラリーの三菱”といわれるほどのブランド力を築いていきます。

国内市場最後のセダンとなった限定モデル「ランサーエボリューション ファイナルエディション」

 その後、2015年に限定モデル「ランサーエボリューション ファイナルエディション」を最後に日本国内のセダン市場から撤退。

 また、『リコール隠し問題(2000年)』や『燃費不正事件(2016年)』などを経て、2016年にルノー・日産アライアンスに加わります。

 そうしたなかで、新型SUV「エクリプス クロス」やフェイスチェンジが大きな話題となった「デリカ D:5」、度重なる災害時に活躍し、注目を集める「アウトランダーPHEV」など魅力的なモデルに注力したのがいまの三菱です。  

 ビジネスとしては、売れるモデルに注力するのが当たり前ですが、長年三菱車を乗り続けるオーナーからは「セダンとしては、ギャランやランサーのようなモデルが復活してほしいという気持ちがありますね」と話します。

 2019年、春には新型軽自動車の登場も噂されている三菱。今後の動向からも目が離せません。

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