後世に残すべき芸術品!? うっとりするほど美しいクーペ3選
くるまのニュース / 2019年9月26日 14時50分
現在、2ドアクーペは数を減らしつつ高級路線が進み、デザインは流麗なものが一般的になりました。一方で、過去には現代のクーペを超えるような美しいデザインのモデルが存在し、いまも語り継がれています。そこで、美しすぎるクーペ3車種をピックアップして紹介します。
■クーペの美しさを見事に表現した名車たち
国産クーペは数を減らしており、いまではレクサス「LC」や「RC」、日産「GT-R」に代表される高級路線か、トヨタ「86」、スバル「BRZ」のようなスポーティ路線に2極化しています。
一方、海外では日本よりもクーペの需要は高いですが、やはり高級路線にシフトしており、数を減らしているというのが現状です。
クーペはスタイリッシュなモデルというのが定番で、実用性についてはあまり考慮されていませんが、そこがクーペ最大の魅力でもあります。
そこで、これまで販売された国内外のクーペから、ひと際美しいモデル3車種をピックアップして紹介します。
●スバル「アルシオーネSVX」
1985年に発売されたスタイリッシュなクーペ、スバル「アルシオーネ」はシャープなクサビ型のフォルムや、未来的な内装のデザインで、それまでの国産クーペとは一線を画したものとなっていました。
そしてバブル経済終焉直前の1991年に、2代目となる「アルシオーネSVX」が登場。デザインは先代から一転して曲面を多用した美しいフォルムになりました。
オリジナルのデザインコンセプトは巨匠ジョルジェット・ジウジアーロによるもので、それをもとにスバル社内のデザイナーによって完成されています。
もっとも特徴的な「ミッドフレームサイドウインドウ」によってアルシオーネSVXの美しさを表現し、国内外から高い評価を受けました。
発売直後にバブル経済が崩壊するというタイミングの悪さで販売は低迷。それでも6年間販売されて、いまも多くのファンが存在します。
●プジョー「406クーペ」
精悍なフロントフェイスからリアまでのラインが美しい「406クーペ」
プジョー「406」というと、リュック・ベッソンが脚本を担当した映画「TAXi」に登場したセダンが有名ですが、クーペモデルも存在し、美しさに定評がありました。
1997年に発売された「406クーペ」は、セダンをベースとしていますが外観は完全に別モノになっています。
デザインはフェラーリなど多くのスポーツカーやスーパーカーを手がけていたカロッツェリア・ピニンファリーナが担当し、製造も同社でおこなわれました。
特徴的なフロントマスクはセダンと共通のイメージを残しつつも、よりシャープでスピード感ある印象となっています。
また、フロントフェイスからトランクまで続く、流れるようなラインが「406クーペ」の美を醸し出していました。
日本では1998年から2005年まで正規輸入されていましたので、いまも中古車市場で流通しています。
■世界一美しいクーペBMW「6シリーズ」
●BMW「6シリーズ」
満場一致で世界一美しいクーペと認められた「6シリーズ」
美しいクーペの代表格といえばBMW「E24型 6シリーズ」です。
初代「6シリーズ」は1977年にBMWのフラッグシップクーペとして誕生。デザインはフランス人カーデザイナーのポール・ブラックによるものです。
「ビッグシックス」と呼ばれる3.2リッターから3.5リッター直列6気筒エンジンを搭載し、そのエンジンを収める長いフロントノーズや、キャビンの位置と高さ、トランクの形状と長さと、それぞれのバランスが絶妙で、世界中のクーペに多大な影響を与えました。
後年、「世界一美しいクーペ」と評され、いまも多くのファンが存在します。
また、初代6シリーズは美しいだけでなく、BMWモータースポーツ社によってチューニングされた「M6」や、アルピナによるコンプリートカー「B7ターボ」「B9 3.5」などが登場し、モータースポーツでも活躍するなど「美しいクルマは速くなくてはいけない」を具現化していました。
※ ※ ※
現在もBMW「8シリーズ」や、ベントレー「コンチネンタルGT」など、美しいクーペがありますが、どれも巨大なボディです。
今回、紹介した3台は現在の水準からすると小型ですが、見事に美しさを表現しています。
厳しい制約があるなかでも美しさを表現していることも、価値あることではないでしょうか。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
新型「スポーツ“コンパクト”」公開! 370馬力超え“エンジン”搭載&FR設定アリでめちゃ楽しそう! カクカクデザインもカッコイイ「2シリーズ」独で発表
くるまのニュース / 2024年6月27日 21時10分
-
大排気量「直6」×4WD搭載! 新型「“スポーティ”セダン」公開! 超豪華内装&ステーションワゴンもある「B3 GT」登場
くるまのニュース / 2024年6月21日 21時10分
-
スバルの「新型2ドアクーペ」に期待! 斬新ライトד空力ボディ”採用! まさかの「アルシオーネ」復活か!? 市販化待たれる「カクカククーペ」とは
くるまのニュース / 2024年6月5日 6時10分
-
堂々たる体躯がユーザーを魅了! トヨタ三代目「ソアラ2.5GTツインターボL」とは
バイクのニュース / 2024年6月2日 17時10分
-
モテる!? 超カッコいい“流麗ボディ”かつ「運転が楽しくて最高!」 1度は憧れる「2ドアクーペの国産車」3選
くるまのニュース / 2024年5月31日 12時50分
ランキング
-
1すき家、7月から“大人気商品”の復活が話題に 「この時期が来たか」「年中食いたい」
Sirabee / 2024年6月29日 4時0分
-
2水分補給は昼コーヒー、夜ビール… 「熱中症になりやすい人」の特徴と対策
ananweb / 2024年6月29日 20時10分
-
3Appleのカメラアプリ「Final Cut Camera」はもう使った?なめらかズーム&手ぶれ防止でプロ級動画が完成
isuta / 2024年6月29日 18時0分
-
4「モノ屋敷の実家を片付け」嫌がる母と攻防の顛末 「絶対に捨てられない母」をどう説得したのか
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 13時0分
-
5朝ドラ「虎に翼」後半戦がますます面白くなる根拠 「パイオニアとしての成功物語」からどう変わる?
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)