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車の試乗はやっぱり必要? 実車に乗らずに購入する人は何で比較しているのか

くるまのニュース / 2020年1月12日 14時10分

クルマの購入前には、ディーラーで試乗をすることができ、これで失敗を避けることができます。しかし、なかには試乗をしないでクルマを購入する人が少なからずいるといいます。いったい、どのような方法でクルマを選んでいるのでしょうか。

■試乗をしなくてもクルマ選びは失敗せずできるのか?

 多くの人にとって、クルマは人生のなかで最上級クラスの金額の買い物となります。そのため、販売店では試乗をおこなうことができるようになっており、これで失敗のリスクを下げることができます。

 しかし、実際に販売店へ話を聞くと、試乗をしないでクルマを買うことも少なくないといいます。試乗せずにクルマを購入する人は、何を判断基準に購入しているのでしょうか。

 クルマを検討するときは、価格やデザイン、そして装備などさまざまな点を見ることになりますが、実車の試乗をしないとわからないことも存在します。

 一例として、運転席からの見晴らしが挙げられます。視界より車両デザインを優先して設計されたクルマの場合、いざ運転してみたら死角が多くて運転が大変だった、ということも少なくありません。

 また、シートリフターが備わっていないクルマの場合、座高の関係で前を見渡せない、ということも車種によってはあり得ます。

 しかし、近年の販売現場では、試乗をせずにクルマを購入する人も多いといいます。首都圏のディーラースタッフは、次のように話します。

「近年、試乗をしないでクルマを買う人は、車種を問わずかなりの割合で存在します。デザインなどを気に入って、あとは値段の折り合いがつけば、そのまま契約、という流れです」

 話を聞くと、とても勇気の必要なことのようにも感じられますが、実際はそういうわけでもないようです。

「最近の人は、ネットで情報を仕入れる人が多いです。自分の見合う装備やスペックがそろっていれば、乗らずとも『これでいいや』となるようです。

 昔は事前の情報がなく、クルマの詳細を販売店ではじめて見た後、『どんなクルマかな』『試そうよ』と、試乗する流れもありましたが、最近は少なく感じます」

※ ※ ※

 実際に、試乗をしないでクルマを購入するとデメリットはあるのでしょうか。試乗せずにクルマを購入したユーザーに話を聞くと、次のように話します。

「クルマの購入にあたっては、デザインと価格を重視して決めました。事前にYouTube(動画共有サイト)に一般人がアップロードした動画も見たので、とくに不安はなかったです。

 試乗をしなかったことで大きなデメリットは感じていませんが、運転席周辺の収納が意外と不足していた、など細かい盲点はありました。ただ、試乗をすれば気づいていたかというと、そうもいい切れないので、結局は人によると思います」

 近年は、自動車メーカーのウェブサイト以外にも、ユーザーが独自にアップロードしたYouTube動画やSNSへの投稿などがあることから、従来とは違うかたちでユーザーがクルマの事前情報を得ることができるようになっています。

 一方、前出のディーラースタッフは「実際のところは、試乗をした方が間違いないと思います」といい、ユーザーとクルマのミスマッチを防ぐために試乗は有効だと説明します。

「思っていたのと違った」というトラブルを避けるためにも、時間に余裕があれば試乗するに越したことはないでしょう。

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