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ブラジル製ジムニーがヤバいほどカッコイイ! ユニークな南米モデル5選

くるまのニュース / 2020年4月1日 6時10分

クルマの販売は世界中でおこなわれていますが、なかでもユニークな市場が南米です。国内メーカーも古くから南米で販売しており、いまでは独自の車種が存在。そこで、日本では売っていない南米のクルマを5車種ピックアップして紹介します。

■こんなクルマあったの? ユニークな南米のモデル

 現在、南極を除くすべての大陸で自動車の販売がおこなわれていますが、なかでもユニークな市場が南米です。

 ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、エクアドルは中古車輸入が禁止されていることから、南米には多くの完成車メーカーが操業しており、とくにブラジルは自動車大国としても有名です。

 また、現地で販売されているクルマのなかには、ほかの地域では売っていないような南米独自のモデルも存在。

 そこで、とくに珍しい南米のクルマを5車種ピックアップして紹介します。

●ホンダ「WR-V」

先代の「フィット」をベースにブラジルでデザインされた「WR-V」先代の「フィット」をベースにブラジルでデザインされた「WR-V」

 ホンダは販売する地域のニーズに合わせたクルマを開発するために、世界各地に開発拠点となる研究所を設立し、独自車種を販売しています。

 そのなかの1台が2017年に発売された「WR-V」で、ブラジルの“Honda R&D Brazil”がデザインしたコンパクトSUVです。

 WR-Vは日本の先代「フィット」に相当する「ジャズ」のFF車をベースにフロントマスクを変更しただけでなく、バンパーやフェンダー周り、ルーフレールなどが装備され、最低地上高が上げられていることで力強いSUVらしさを表現。

 エンジンは1.5リッター直列4気筒を搭載し、ブラジルならではのガソリンとエタノールのどちらにも対応した「フレキシブル・フューエル・ビークル」となっています。

 なお、WR-Vはインドでも販売しており、こちらはインド生産の1.5リッター直列4気筒ディーゼルエンジン搭載車も用意されています。

●スズキ「ジムニー」

まるでカスタマイズされたかのようなブラジル製先代「ジムニー」まるでカスタマイズされたかのようなブラジル製先代「ジムニー」

 スズキ「ジムニー」は小型軽量なボディと耐久性の高いラダーフレーム、前後リジッドサスペンション、大径タイヤの採用により、高い悪路走破性能を発揮する本格的なクロスカントリー4WDです。

 歴代ジムニーは海外でも人気があり、アジア圏を中心に欧州、北米、南米などで派生車や現地生産車を含め、数多く販売してきました。

 なかでもスズキはブラジルの現地法人と契約を結び、2008年からエタノール燃料対応モデルの販売が開始され、2012年には現地生産のブラジル製ジムニーが登場しました。

 先代ジムニーをベースにしたブラジル製ジムニーは、最高出力85馬力の1.3リッター直列4気筒エンジンを搭載し、4つのバリエーションを展開。

 もっともワイルドな「フォレスト」は、角型オーバーフェンダーやゴツいデザインのバンパー、渡河用シュノーケルや大径オフロードタイヤが装着されるなど、完全にオフロード走行に特化したモデルとなっています。

 見た目はまるでジムニーのカスタマイズドカーのようで、国内で走らせたら注目度満点です。

 なお、ブラジルでは日本の「ジムニーシエラ」に相当する現行モデルも併売されています。

●フォルクスワーゲン「T2 コンビ」

38年間も大きく変わること無く生産された「T2 コンビ」38年間も大きく変わること無く生産された「T2 コンビ」

 フォルクスワーゲン「タイプ1(通称:ビートル)」のコンポーネントを流用したモデルは多数存在しますが、そのなかのひとつがキャブオーバー型のバン・ワゴンモデルである「タイプ2」です。

 なかでも1950年に発売された初代タイプ2は、アメリカで大ブレイクして今も人気があり、日本にも並行輸入のかたちで多くの個体が上陸しています

 またフォルクスワーゲンは古くから南米に工場を設けています。2003年まで生産されたメキシコ製ビートルが有名ですが、ブラジルではタイプ2などの生産がおこなわれてきました。

 1975年まで第1世代の「T1」を生産しており、1975年からは第2世代の「T2」の生産に移行し、ボディタイプはワゴンの「バス」、貨客兼用の「コンビ」、バンの「フルガオ」、トラックの「ピックアップ」をラインナップ。

 当初は空冷水平対向エンジンを搭載し、後に水冷エンジンへ移行。さらにエタノール燃料にも対応するなどアップデートがおこなわれ、T2は2013年まで38年間も製造されました。

 その最後を飾る「コンビ ラストエディション」が600台限定で発売され、歴史に幕を閉じます。

■超絶かっこいいピックアップトラックとは!?

●フィアット「ストラーダ」

スタイリッシュなSUVタイプのピックアップトラック「ストラーダ アドベンチャー」スタイリッシュなSUVタイプのピックアップトラック「ストラーダ アドベンチャー」

 1996年にブラジルで発売されたフィアット「ストラーダ」は、仕事にも遊びにも使えるスタイリッシュな小型ピックアップトラックです。

 現行モデルは2009年に発売された第4世代で、グレードは商用車の「ワーキング」と「ハードワーキング」、乗用車の「フリーダム」「アドベンチャー」があり、ボディタイプは2シーターのシングルキャブとキングキャブ、4シーターのダブルキャブをラインナップしています。

 なかでも「アドベンチャー」は、専用デザインの前後バンパーやオーバーフェンダー、サイドステップ、ルーフレールなどを装備するなど、本格的なSUVをイメージさせる外観です。

 エンジンは1.8リッターと1.4リッターの直列4気筒を搭載し、どちらもガソリンとエタノールのフレックスフューエルに対応しています。

●ルノー「サンデロ R.S.2.0」

欧州テイストあふれる南米ホットハッチの「サンデロ R.S.2.0」欧州テイストあふれる南米ホットハッチの「サンデロ R.S.2.0」

 2007年にデビューしたルノー「サンデロ」は、ルノーグループであるルーマニアのダチアが製造する同車のルノーブランド版です。

 なお、ダチア サンデロは、2019年上半期のEU(欧州連合)とEFTA(スイス、ノルウェー、アイスランド)を合わせた、ヨーロッパ全体の車名別販売ランキングでは7位に入るほどヒットしました。

 現行モデルは2012年に発売された2代目で、ボディタイプは5ドアハッチバックを基本とし、SUV風な「ステップウェイ」とセダンで派生車の「ローガン」をラインナップ。車格的には「クリオ(日本名ルーテシア)」に近いサイズです。

 そして2015年には、ルノーのスポーツカー部門の「ルノースポール」がチューニングした「サンデロ R.S.2.0」が登場しました。

 最大出力150馬力を発揮する2リッター直列4気筒ガソリンエンジンが搭載され、トランスミッションは6速MTを組み合わせ、外観は専用のエアロパーツやデカールによってスポーティに演出。

 脚まわりの強化と4輪ディスクブレーキの採用、さらに走行モードが切り替えられるなど、欧州テイストのホットハッチに仕立てられています。

※ ※ ※

 南米の市場と国産メーカーのつながりは古くからあり、トヨタは1952年にブラジルでトラックのノックダウン生産を開始。

 1958年には現地法人を立ち上げ、翌年からは「ランドスピードクルーザー」の生産を始めています。

 ほかにも欧州メーカーや北米メーカーもメキシコやブラジルで生産をおこなっており、南米独自のモデルを展開していますので、探してみると楽しいかもしれません。

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