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クルマの窓はなぜ曇る? 曇ったときの対処法と簡単にできる予防策とは

くるまのニュース / 2020年4月13日 11時10分

花粉症やウイルスなどの侵入を防ぐため、クルマの窓を閉め切ったまま走行することも多い時期ですが、雨が降ったときなど、窓が曇ることがあります。クルマの窓が曇るのはなぜなのでしょうか。対処法や予防策を調べてみました。

■曇りの原因は外気温と車内温度の差による結露

 春先は、暑くもなく寒くもなくちょうどいい気候ですが、花粉症やウイルスの侵入を防ぐため、窓を閉め切って走行する人も多いでしょう。

 そんななか、雨が降ったときなど、窓が曇ってしまうことがあります。なぜクルマの窓は曇ってしまうのでしょうか。

 窓が曇る原因は結露です。停車していたときは曇っていなかったのに、クルマに乗り込んでエンジンを始動して車内が暖まってくると、外気温と車内温度の気温差が発生します。

 そして空気中に含みきれなくなった水分(飽和水蒸気量)が窓の内側に細かい水滴となって付着し、白く曇ったようになります。乗っている人数が多いほど、呼気や汗などの影響で湿度が高くなり、より早く白く曇るといわれています。

 とくにクルマの窓はホコリなどが付着しやすく、目に見えない汚れが溜まりやすい部分です。さらにまだ肌寒い春先の朝などは放射冷却現象が起きることもあり、窓の外側と内側との温度差が出やすいとされています。

 外側の曇りであれば、ワイパーなどで取り除くこともできるのですが、内側の曇りをなくすのにもっとも簡単なのは、窓を開けて外気温と同程度まで車内の温度を下げることです。

 窓を開ける以外にも、エアコンに付随して装備されている「デフロスター」や「デフォッガー」を使った方法があります。

 エアコンの操作パネルのなかにある扇形に3本の波線が入ったスイッチが「フロントウインドウ用」で、四角に波線が入っているスイッチは「リアウインドウ用」です。

 デフロスターは、そもそも窓の外側についた霜を暖め溶かすための機能。車内を暖めたり冷やしたりする吹き出し口とは別に、ウインドウに直接当たるように設けられた専用の吹き出し口があります。これが窓の内側の水蒸気を蒸発させることで、曇りを除去してくれるのです。

 また夏場にも同じように曇ることがありますが、その場合はエアコンのスイッチも同時にONにして「除湿機能」を働かせることがポイントです。

 窓の内側の水蒸気を乾かす、または車内の湿度を下げることが曇りを取る最善策になります。

■意外と簡単! 事前の対策で曇り知らずの窓に変身!

 走行中に窓が曇ったときは、窓を開けたりデフロスターを使用することで対応できます。では、窓が曇らないようするために、どのような予防策があるのでしょうか。

 内側の曇りを減らす予防策としてポピュラーなのが、カー用品店などで購入可能な「曇り止めスプレー」です。

エアコン操作パネルに含まれているデフロスターやデフォッガーエアコン操作パネルに含まれているデフロスターやデフォッガー

 使い方は簡単で、窓の内側に吹き付け、クロスなどで拭き上げるだけです。またクルマのボディ全体に使えるガラス系コーティング剤なども同様に使用することができます。

 ちなみに曇り止めスプレーやシートの場合、余計な洗浄成分などが含まれている可能性もあり、逆にギラつきや歪みなどを発生させる可能性がありますので、まずは窓の端などで試してみることをお勧めします

 また、家庭用の中性洗剤を水で薄めてクロスなどに湿らせて拭き上げるだけでも効果は期待できます。窓の内側の汚れを減らせば、それだけ結露がガラス面に付着しにくくなります。

 消毒用アルコールで内側を拭き上げるのも効果的です。内側の汚れだけでなく最近のウイルス対策としての効果も期待できます。

※ ※ ※

 クルマの運転は視界確保が最優先事項であり、窓が曇ると視界を遮る可能性が高いので注意が必要です。デフロスターなどで曇りを除去するとともに、窓の内側に付着した汚れをきれいにする習慣を身に付けると良いでしょう。

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