1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

いまが狙い目!? 1000万円台で手に入れるベントレー5選

くるまのニュース / 2020年4月9日 8時10分

「コンチネンタルGT」、「フライングスパー」と最新モデルを続々と投入しているベントレーは、いまもっともホットなラグジュアリーブランドのひとつだ。それは新車だけでなく、ネオ・クラッシックでも同じ。生産台数が少ないだけに、今後の投資としても優良物件になる可能性大だ。

■ネオ・クラシック・ベントレーは、いまが旬!

 アメリカのフロリダ州アメリア・アイランドで、「アメリア・アイランド・コンクール・デレガンス」が毎年開催されている。これに併せておこなわれるオークションが、RMサザビーズの「アメリア・アイランド・オークション」だ。

 新型コロナ・ウイルスの影響で、ドイツ・エッセンで開催される予定の「テクノ・クラシカ」、その後のフロリダの「パームビーチ・インターナショナル・レースウェイ」の両オークションは、いずれも延期、またはオンラインのみによる開催となることが発表されている。オークション・マーケットも、2020年はかなりの打撃を受けそうな気配だ。

 だが、コロナ・ウイルスの影響を受ける前に開催された、RMサザビーズの「アメリア・アイランド・オークション」のリザルトは、非常に好調なものだった。

 総売上高は3580万ドル(約38億8000万円)、成約率は94%を記録し、そのなかでRMサザビーズのオークションで初めて落札したカスタマーは17%に相当するという。

 ちなみにトップセールは、278万2500ドル(約3億円)で落札された2003年モデルのエンツォ・フェラーリだ。フェラーリはこのほかにも、1963年の250GTベルリネッタ・ルッソが160万ドル(約1億7120万円)で落札されるなど、相変わらずオークション・マーケットでは人気の中心にある。

 さて、今回のアメリア・アイランド・オークションで注目したのは、ネオ・クラッシックとも、ヤング・タイマーとも呼ばれる年式の車だ。1990年代から2000年代にかけてのベントレーに注目してみた。

 現在でこそベントレーはVWグループのなかでプレミアム・ブランドの役割を担うが、この年代はベントレーにとっては経営的に落ち着いた時代とはいえず、1998年はついにその経営権がそれまでのヴィッカーズからVWへと譲渡された年だ。だがそのクルマ造りの哲学は、それまでと一切変わることがなく、だからこそ現在でも、この時代のベントレーには熱狂的なファンがいるのだ。

●コンチネンタルT(1997):約1070万円

ベントレー・ターボRTマリナー(1998)(C)2020 Courtesy of RM Sotheby'sベントレー・ターボRTマリナー(1998)(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's

 アメリア・アイランド・オークションで最初に登場したベントレーは、1997年モデルの「コンチネンタルT」。走行距離は1万3000マイルと年式を考えれば少ない方で、ストーン・ベージュのインテリアもまだまだ新車の雰囲気を残している。

 RMサザビーズによれば、このモデルは2003年までジョージアにあったものの、その後スイスへと輸出され、今回再びオークション出品のためにアメリカの地を踏むことになったとのこと。10万800ドル(約1079万円、手数料込み)という価格は、まずは妥当なところといえるだろうか。

●ターボRTマリナー(1998):約1797万円

ベントレー・ターボRTマリナー(1998)(C)2020 Courtesy of RM Sotheby'sベントレー・ターボRTマリナー(1998)(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's

 それに続くロットで登場した1998年式の「ターボRTマリナー」は、特別仕様車やカスタマーのリクエストに応えたモデルを製作するベントレーの社内部門、マリナーによって55台が生産されたものだ。

 そのうち39台が左ハンドル仕様というから、ここで出品されたのはそのなかの希少な一台ということになる。

 専用のフロントバンパーやフレアがさらに強調されたホイールアーチ、18インチ径のアロイホイールに255/50サイズのホイールなど、エクステリアでの特徴は多く、またメカニカルな部分でもザイテック社のエンジンマネージメントを採用することで、最高出力420ps & 最大トルク861Nmの性能を実現した。最高速は168マイル(約270km/h)というこのモデル、1万3000kmの走行距離で注目の落札価格は1万6800ドル(約1797万円)だった。

■生産台数100台以下のベントレーは、コレクションとしても満足度高し!

 コレクターズアイテムともいえるネオ・クラッシック・ベントレーの出品はまだまだ続く。次に紹介するのは、2002年に34台のみが生産された、「コンチネンタルR」ベースのル・マン・シリーズだ。

●コンチネンタルR ル・マン・シリーズ(2002年):1667万円

ベントレー・コンチネンタルR ル・マン・シリーズ(2002年)(C)2020 Courtesy of RM Sotheby'sベントレー・コンチネンタルR ル・マン・シリーズ(2002年)(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's

 コンチネンタルR ル・マン・シリーズは、ベントレーが長年の沈黙を破り、伝統のル・マン24時間レースに戻ってきたことを記念した特別仕様車。ル・マン・レーシング・グリーンのエクステリア・カラーを基本に、インテリアでも同色をアクセントカラーに使用。Aピラーの3クオーターパネルには、特別な限定車であることを物語るプレートもフィットされている。

 エクステリアではほかに、4本出しのエグゾーストやワイドフェンダー、それに対応した5スポークのホイールなどが特徴だ。走行距離はわずか5250マイル(約8400km)。落札価格は15万6800ドル(約1668万円)となった。

●コンチネンタルR ミレニアム・エディション(2000年):1258万円

ベントレー・コンチネンタルR ミレニアム・エディション(2000年)(C)2020 Courtesy of RM Sotheby'sベントレー・コンチネンタルR ミレニアム・エディション(2000年)(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's

 2000年のコンチネンタルRをベースとしたミレニアム・エディションは、そのネーミングが物語るとおり、2000年に来るべき21世紀を記念して製作されたモデルだ。ベースはコンチネンタルRのマリナーがベースだが、注目すべきは、わずかに10台というその生産台数である。

 1999年のジュネーブ・ショーで発表された時には、久々にロールスロイスとボディを共用しないモデルとしても注目を受けたことが記憶に新しい。

 搭載エンジンは最高出力420psにまで強化されたアップグレード版だ。こちらは、11万7600ドル(約1258万円)というプライスで落札された。

●アズール/アルナージT・ファイナルシリーズ(2009年):1078万円/1318万円

ベントレー・アズール(2009年)(C)2020 Courtesy of RM Sotheby'sベントレー・アズール(2009年)(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's

 2009年の「アズール」と、同年の「アルナージT・ファイナルシリーズ」も、ベントレー・ファンの人気を集めたモデルだった。アズールはいうまでもなく、フェイスリフト版のアズールをベースとしたオープンモデル。その優雅な佇まいと450psの最高出力から、0-100km/h加速を5.6秒でこなす運動性能の高さで人気を誇ったモデルだ。

 スタイルに古さをまったく感じさせない、素晴らしくエレガントなオープンモデルは、今回のオークションでは10万800ドル(約1078万円)で落札された。

 2009年に製作されたアルナージTのファイナルシリーズは、2008年にアルナージの生産中止の発表を受けて企画された特別仕様車だ。

 20インチのホイールやフロントグリル、フロントウイングベント、ツインエグゾーストなどがベースのアルナージTからの変更点となる。RMサザビーズによると、ベントレーは150台の生産を計画するも、実際には96台でその生産は終了したとのことだ。

 落札価格は12万3200ドル(約1318万円)という結果だった。ネオ・クラッシック、そしてヤング・タイマーとも呼ばれるベントレー。それはこれからさらに人気が高まりそうな印象を受けた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください