魅力的な3列SUV ホンダ「パイロット」 空も飛べるほど快適?

くるまのニュース / 2020年4月10日 11時10分

ホンダが北米で販売する「パイロット」は、かつて日本で販売されていた「MDX」の兄弟車です。現行モデルのパイロットは2015年に登場した3代目モデル。パイロットとはどのようなモデルなのでしょうか。

■日本でも販売されていたホンダ「MDX」の兄弟車「パスポート」

 現在ホンダが国内で販売しているSUVは、クロスオーバーSUVの「ヴェゼル」とミドルサイズの「CR-V」の2車種でしたが、かつては「MDX」という大型SUVが販売されていました。

 MDXは2006年に日本での販売を終了。北米では、ホンダが海外で展開する高級ブランド「アキュラ」のモデルとして存続するとともに、ホンダブランドでは「パイロット」として販売されています。

 初代パイロットは2002年に登場、現行モデルは2015年に発売された3代目で、ホンダのトップレンジに位置付けられています。

 ボディサイズは、全長4991mm×全幅1996mm×全高1793mmと大柄。全長4605mm×全幅1855mm×全高1680mmのCR-Vよりも、ひと回り以上大きいモデルです。

 なお北米では、CR-Vとパイロットの中間モデルとして「パスポート」というSUVも販売されています。

 パイロットの外観は洗練されたデザインで、堂々としたフォルムを実現。LEDヘッドライトやLEDリアコンビネーションランプ、20インチアルミホイール、パノラミックルーフなどが、モダンなデザインを際立たせています。内装はソフトな触感の素材やLEDルームランプなどを採用し、プレミアムな質感を演出しました。

 2020年モデルには、最上級グレードとなる「ブラックエディション」を追加。上級グレードの「エリート」をベースとし、グリルやヘッドライト、サイド、ドアハンドルなどはブラックアウトされるとともに、20インチアルミホイールもブラック塗装となり、精悍な外観デザインを演出しています。

 ボディカラー「クリスタルブラックパール」で、グリルとテールゲートに「BLACK EDITION」のバッジが装着されるなど、ほかのグレードとは異なる装備が特徴です。

 内装は、インパネや、ドアトリム、ハンドル、シートなどに赤いアクセントが施され、スポーティな印象としました。

 3列シートを装備するパイロットは、2列目がキャプテンシートの7人乗り仕様と、2列目がベンチシートの8人乗り仕様が用意されています。8人乗り仕様では3列目の乗り降りを容易にするため、2列目シートがワンタッチのボタン操作でスライドやチルトができる「ワンタッチウォークイン機構」を備えました。

 また、ホンダの北米モデルで初となるパノラミックルーフをエリートグレード(ブラックエディション含む)に標準装備しています。

 パワートレインは、280馬力の3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載。アイドリングストップ機構を備えることで優れた環境性能も実現しています。

 また、トランスミッションは6速オートマチックに加えて、上級グレードには9速オートマチックを採用することで、ダイレクトなレスポンスと高い燃費性能を発揮。

 駆動方式は、FFモデルに加えて、走破性に優れた新開発のAWDモデルを設定。AWDモデルには、路面状況に合わせて前後輪の駆動力配分を電子制御する四輪駆動システム「i-VTM4」を搭載。さらに、雪道や砂地、泥地など対応可能な「インテリジェント・トラクション・マネージメント」を採用することで、さまざまな状況で高い走破性を発揮します。

 安全面では、高レベルの衝突安全性能に加えて、ミリ波レーダーと単眼カメラによる高精度な検知機能を備えた先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を採用し、安心で快適な運転や事故回避を支援します。

 また、最新機能として、AppleCarPlayやAndroid Autoに対応可能なディスプレイオーディオ(8インチ)が装備され、ホンダが北米で展開するコネクティッドサービス「HondaLink」も使用可能です。

 ドライバーが後部座席の乗員にスピーカーやヘッドフォンを通して話しかけることができる「Cabin Talk(キャビントーク)」や、スマートフォンからオーディオや空調などを操作できる「CabinControl(キャビンコントロール)」を装備しました。

 パイロットの北米での価格は、3万1650ドルから4万9720ドル、日本円で約345万円から約541万円です。

 大型SUVを日本で運転するには、狭い道や駐車場などでの取り回しが気になりますが、着座位置の高いSUVは見晴らしがよいので、大きいわりに運転しやすいこともあります。

 日本では、ミニバンのかわりとして3列シートSUVの需要があることから、もしパイロットが日本市場に導入されれば、意外と人気車になるのかもしれません。

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