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ホンダの高級ブランド「アキュラ」が超クール! 日本で手に入らない? イケてる車3選

くるまのニュース / 2020年4月18日 14時10分

ホンダの海外ブランド「ACURA(アキュラ)」のクルマは、日本未導入モデルもあります。アキュラには、どのようなクルマがあるのでしょう。

■ホンダの海外向け高級ブランド「アキュラ」が放つクルマたち

 日本の自動車メーカーは、海外で高級車ブランドを展開・販売しています。そのなかでも「アキュラ」は、ホンダの高級車ブランドとして、アメリカやカナダをはじめとしたさまざまな地域で販売されています。

 今回は、アキュラが誇る3台をピックアップして紹介します。

●アキュラ「RDX」

「RDX」は5人乗りのミドルサイズSUVで、2006年から販売が開始されました。

 エンジンは、当時のホンダ車としては異色の、ターボ付きガソリンエンジン「K23A型エンジン」を採用していました。

 K23A型エンジンに搭載される可変流量ターボチャージャーは、低回転域で排気通路を狭め、排気流速を高めており、ターボラグを解消した独特のエンジンでした。

 パワートレインには、アキュラの「SportShift」と呼ばれるシーケンシャルマニュアルシフト機能を備えた、5速オートマチックトランスミッションと、SH-AWDが組み合わされています。

 SH-AWDは、走行条件により前後のトルク配分を変更することができ、あらゆる路面状況でも安心して走行ができます。

 内装には本革シートが奢られ、ムーンルーフが装備されていました。オーディオはスピーカーサラウンドシステムによる音楽再生が可能となるほか、オプションでは、アキュラの上級セダン「RL」に装備されたアキュラのナビシステムやリアビューカメラも装備できました。

 2012年に2代目にモデルチェンジすると、パワーユニットはターボエンジンから3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンに置き換えられ、6速ATが組み合わされました。

 装備では5インチディスプレイとリアビューバックカメラ、キーレスエントリーシステムが標準設定。また、「テクノロジーパッケージ」にアップグレードすると、8インチのナビゲーションモニターにグレードアップしました。

 現行モデルの3代目モデルは、2019年6月から北米で販売が開始されています。初代と2代目では、CR-Vのプラットフォームに基づいて設計されていましたが、現行モデルでは専用設計とされています。

 エンジンは、V型6気筒エンジンとなった2代目からさらに小型化し、2リッターガソリンターボエンジンを搭載。10速ATが組み合わされています。

 AWDも用意され、あらゆる場面で優れたコントロール性と、快適な乗り心地を実現しました。

 ボディサイズは、全長4474mm×全幅1900mm×全高1669mmとなっています。アメリカではミドルサイズとされる部類ですが、日本において車幅1900mmはかなり幅広で、国内市場ではラージサイズSUVといえるでしょう。

 RDXは、アメリカで販売するすべての自動車を評価する「コンシューマーガイド2020」において、プレミアムコンパクトクロスオーバーSUVクラスで、べストバイ賞を受賞しました。

 この賞の意味は、エレガントな外観デザインと、高級感あふれる内装、そして安心と安全が両立された先進技術に加え、誰もが楽しめるパワートレインが価格に見合っている証とされています。

 アメリカでの販売価格は、3万7800ドルからとなっており、日本円換算では約407万円です。

●アキュラ「TLX」

「TLX」は、2014年に登場したアキュラの高級セダンです。

 パワーユニットは、直列4気筒の2.4リッター直噴ガソリンエンジンと、V型6気筒の3.5リッター直噴ガソリンエンジンで、FFとAWDの2種類の駆動方式が設定されています。

 AWDとV型6気筒エンジンの組み合わせは、トルクベクタリングスーパーホイールドライブで、路面状況に応じて最適な駆動力を分配します。この機能は、「NSX」にも使われているシステムです。

 TLXは、2017年にフェイスリフトがおこなわれ、フロントグリルやヘッドライト、フロントフェンダーの形状が変更されました。

 また、よりスポーティな「A-Spec」が追加され、専用リアスポイラー、リアディフューザー付きリアバンパーなど、大胆なデザインが取り入れられています。

 室内にはレザースポーツシートが装備され、アメリカ大陸の長いロングドライブでも快適に移動できるつくりとなっています。

 また、TLXには「AcuraWatch」と呼ばれる運転支援システムが装備されています。アダプティブクルーズコントロール、衝突軽減ブレーキシステム、前方衝突警告、車線維持支援システム、ブラインドスポットモニタリング、後方横断交通警報、道路出発緩和など、多彩な機能が備わっています。

 ボディサイズは、全長4844mm(「A-Spec」は4851mm)×全幅1854mm×全高1447mmとなり、かなり大柄です。国内の車種と比較するとレクサス「RC F」の全長4710mm×全幅1845mm×全高1390mmとサイズが近く、車体の大きさが伺えます。

 アメリカでの販売価格は3万3000ドルからとなっており、日本円換算で約355万円となります。

■超ド級スーパーカーも「アキュラ」ブランドで販売中

 アキュラのラインナップには、日本では手に入らないクルマも少なくありません。

 しかし、RLXは、ホンダ「レジェンド」として販売されており、名前を変えて国内に投入されているクルマもあります。

 そして、なかには名前を変えず、ホンダブランドでも同じ名前で販売されているクルマもあります。

アキュラ「NSX」アキュラ「NSX」

●アキュラ「NSX」

「NSX」は、アキュラとホンダで同名の車種として販売されています。初代NSXは1990年から2005年まで販売され、2015年には2代目となる現行モデルが発売されました。

 初代は低い車体と2名乗車、そしてバブル期に登場したクルマということもあり、新車価格は800万円。当時としては驚異的な高価格車でした。

 2代目となる現行型NSXも、スーパーカーらしい外観と近未来的なフォルムが特徴的です。しかし、サイズはより大きくなり、初代が全長4430mm×全幅1810mm×全高1170mmであるのに対して、現行型は全長4490mm×全幅1940mm×全高1215mmとなっています。

 とくに全幅は、他メーカーのスーパーカーに近く、ドイツの高級輸入車アウディが販売する「R8」の1940mmと同じ幅となっています。

 アキュラブランドとホンダブランドのNSXは同じクルマですが、販売ブランドが異なることによってどのような違いがあるのでしょうか。

 外観は、アメリカと日本の保安基準の違いから、フロントウインカーレンズが異なっています。アメリカ仕様のアキュラはオレンジ色、日本仕様はクリアとなっています。

 また、前後の装着されるエンブレムも、アキュラとホンダで異なりますが、そのほかの外観上の違いはありません。

 内装では、右ハンドルか左ハンドルかの違いと、ハンドルセンターにあるエンブレムが、アキュラのエンブレムかホンダのエンブレムになっています。その他の点に差異はなく、ボディカラーの種類や足回り、装備も同じものとなっています。

 パワーユニットは、V型6気筒3.5リッターガソリンエンジンにターボとモーターを組み合わせ、最大581馬力のシステム出力を発揮します。

 しかし、アキュラから販売されるNSXとホンダから販売されるNSXでは、値段に大きな違いがあります。

 アメリカで販売されるアキュラ NSXの価格は15万9495ドルからとなっており、これを日本円換算すると、約1700万円となります。

 一方、日本でホンダから販売されるNSXの価格は2420万円となっており、約720万円も高額です。その理由はどこにあるのでしょうか。

 初代NSXは、栃木や鈴鹿など日本国内の工場で製造され、アキュラモデルも基本的に日本から輸出されていました。

 しかし、現行型NSXはアメリカのオハイオ州にある「パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター」で製造されています。つまり、初代と現行型では、輸出入の関係がまったく逆になっているのです。

 国内でホンダから販売されるNSXは、こうした事情から、アキュラよりも高額になっているといえるでしょう。

※ ※ ※

 アキュラは、1986年にアメリカとカナダでハイパフォーマンス・高性能な高級車の販売するブランドとして立ち上がりました。

 これは、トヨタの「レクサス」や日産の「インフィニティ」が立ち上がった1989年よりも早く、ホンダが日本の大手自動車メーカーにおける、高級車ブランドの先駆けといえるでしょう。

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