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ホントは直進したいのに…右折レーンからの進路変更はNG? 黄色か白で変わる対処法

くるまのニュース / 2020年4月23日 10時10分

慣れない道路を走行しているとき、右側車線がいつの間にか右折レーンになっていることがあります。そんなときは、交差点の手前で進路変更をしていいのでしょうか。また、交差点内の右折待ちで信号が赤になってしまったときなど、右折の際の対処法を調べてみました。

■交差点の手前30m以内の進路変更禁止は間違い?

 初めて行く場所や慣れない土地などの複数車線の道を走行中に、気づいたら右折専用レーンを走っていたということがあります。

 本当は直進車線を進みたいのに交差点が迫っている。そんなときはどうすればいいのでしょうか。都内の警察署の職員に、対処法を教えてもらいました。

「境界線が黄色線になっていたら、進路変更禁止なので進路を変えてはいけません。しかし白線の場合は進路を変えても違反にはなりません」

 交差点の手前30m以内は車線を変更してはいけないと思っている人が多いようですが、30m以内で禁止されているのは追い越しです。しかし、車両通行帯を区分する線が黄色だったら、そこは進路変更禁止なので、車線を変えることはできません。

 そのようなときは焦らず、右折をしてどこかでUターンをするか、迂回して目的の道路に戻るようにしましょう。

 一方、境界線が白線の場合は進路変更できますが、交差点手前での進路変更は細心の注意が必要です。

「境界線が白線で、後ろからクルマが来ない状況で進路を変える分には問題ありませんが、停止線を越えて右折レーンから直進した場合は違反です。指定通行区分違反といって、右折の通行帯から直進通行してはいけません。

 また、右折レーンから直進レーンに進路を変えるとき、後ろから来るクルマに急ブレーキを踏ませてしまうと、後続車に対して危険な行為をさせたということで法定の進路変更禁止違反になります」(前出の警察署職員)

※ ※ ※

 2車線ある道路において、交差点では、左車線が左折と直進、右車線が右折レーンとなります。

 3車線なら、直進レーンは真ん中の車線となります。慣れている道であれば問題ありませんが、慣れない道では状況が分からないことがあります。

 とくに初心者や高齢者のドライバーは、2車線なら左車線、3車線なら中央の車線を走行することをおすすめします。

■交差点内での右折待ち 赤信号になったらどうする?

 右折するときに交差点へ進入し、対向車が通り過ぎるのを待っている間に信号が赤になってしまうことがあります。「交差点残り」といわれる状況になった場合、赤信号でも右折していいのでしょうか。

交差点内で信号が赤になっても停止線を越えていたら進んでよい交差点内で信号が赤になっても停止線を越えていたら進んでよい

 前出の警察署職員によると「停止線を越えている段階で赤信号に変わったら、そのまま進んでももらっても結構です」とのことです。

 青信号で交差点に進入し、優先となる対向車線の直進車と右折車の進行を邪魔することなく待機している状態で信号が変われば、今度は左右からの直進車の走行を妨げないよう、速やかに移動しなくてはいけません。

 しかし、信号が変わってから交差点に進入すると信号無視になります。また、進行方向の道路が渋滞しているのがわかっていながら進入した場合は、交差点等進入禁止違反となるので注意しましょう。

※ ※ ※

 右折するときは、対向車に加え、バイクや自転車、歩行者などにも留意する必要があり、ベテランドライバーでも慎重になるものです。

 初心者のうちは、うまくタイミングが取れないこともあったり、後続車のプレッシャーもあるかもしれませんが、安全に曲がれることが確認できるまで焦らないことが大切です。

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