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トヨタ「ジャパンタクシー」を新型コロナ軽症患者移送用に改造 隔壁設置で運転手の感染防ぐ

くるまのニュース / 2020年4月24日 14時50分

トヨタは、「ジャパンタクシー」を改造した「飛沫循環抑制車両」を、千葉県や東京都内の病院などに提供しています。新型コロナウイルス感染防止対策として開発された車両とは、どのようなものなのでしょうか。

■ジャパンタクシーに隔壁設置 圧力差でドライバーの感染を防ぐ

 トヨタは、軽症感染患者の移送用車両として「ジャパンタクシー」をベースとした「飛沫循環抑制車両」を開発し、千葉県に1台提供しました。

 軽症患者を療養施設などへ移送することによって病床を確保し、医療崩壊を防ぐための取り組みが各地で始まっていますが、安全に移送できることとともに、ドライバーの感染防止が課題となっています。

 トヨタの飛沫循環抑制車両は、運転席・助手席のある車両前方スペースと、後部座席以降の車両後方スペースの間に隔壁を設置。前方を陽圧、後方を陰圧とすることによって、後方の空気が前方に循環しないようにコントロールされています。

 医療現場のニーズを聞き、少しでも役に立てる車両が提供できないかということを検討し、トヨタ自動車東日本 東富士総合センターで飛沫循環抑制車両の開発・架装がおこなわれました。

 すでに、東京都内の病院などに同様の対策を施した車両5台を提供しており、軽症患者の移送に活用されているということです。

 トヨタならびにトヨタグループ各社は、「安全・安心を最優先に現場で戦っている方々、苦しんでいる方々の気持ちに寄り添いながら、私たちにできることを即断、即決、即実行していく」との方針に基づき、現在、社会的な最優先課題となっている感染拡大の抑制や医療現場の支援に向けて、さまざまな側面から対策を検討し、取り組んでいます。

 医療用フェイスシールド(防護マスク)生産やトヨタ生産方式(TPS)活用による医療機器メーカーの生産性向上への協力、サプライチェーンを活用したマスクなど衛生用品の調達支援など、トヨタグループが一丸となって支援に乗り出しています。

※ ※ ※

 ホンダでも「ステップワゴン」や「オデッセイ」などをベースとした、軽症感染患者の移送用車両を開発し、東京・港区や渋谷区へ納車しています。

 患者搬送時の感染リスクを削減するため、運転席と後部座席に仕切りを設置。前後席間の圧力差を利用して、飛沫感染を抑制する構造に仕立てています。

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