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中古車価格1000万円オーバー必至のモデルとは!? スバルの激レア限定車3選

くるまのニュース / 2020年4月27日 16時10分

スバルは1989年の初代「レガシィ」発売以来、数多くの高性能車を世に生み出してきました。なかには限定販売の特別なモデルが存在。そこで、スバルの激レアな限定モデルを3車種ピックアップして紹介します。

■即完売したモデルも!? スバルの限定車を振り返る

 スバルの自動車製造は1954年に市販されなかった「1500 P-1」、そして1958年の市販1号車「スバル360」から始まりました。

 その後、水平対向エンジンを開発し、4WDと組み合わせての他メーカーにはない独特なラインナップを形成。そして、1989年に発売された初代「レガシィ」からは、高性能モデルを数多く販売してきました。

 これまで販売されたクルマのなかには、限定販売の特別なモデルも存在。そこで、スバルの激レアな限定モデルを3車種ピックアップして紹介します。

●スバル「インプレッサ S201 STiバージョン」

歴代のSTIコンプリートカーでも異端な「インプレッサ S201 STiバージョン」歴代のSTIコンプリートカーでも異端な「インプレッサ S201 STiバージョン」

 スバルのモータースポーツ活動を担う「スバルテクニカインターナショナル」(以下、STI)が、これまで手掛けてきたコンプリートカーは数多く存在します。

 そのなかでも、初代「インプレッサWRX」をベースとしたコンプリートカーの「インプレッサ S201 STiバージョン」(以下、S201)は、非常にアグレッシブな外観が話題となりました。

 2000年に発売されたS201は、ラリーをイメージさせるインプレッサにおいて、オンロードでの走りを追及したモデルとして開発。

 エンジンは2リッター水平対向4気筒DOHCターボ「EJ20型」をベースに、専用ECUと吸排気系の変更により、最高出力はノーマルから20馬力アップの300馬力まで向上させました。
 
 足まわりには車高調整式サスペンションと、ピロボールを用いたリンク類が組み込まれ、オンロードに特化したセッティングによりダイレクトな操縦性を実現。

 外観には、グリル一体式のフロントエアロバンパー、大型エアスクープ、砲弾型ドアミラー、サイドスカート、ダブルウイングリヤスポイラー、ディフューザー形状のリヤエアロバンパーなどが装着され、ノーマルとはまったく異なった迫力あるフォルムに変貌しています。

 STIが製作した歴代コンプリートカーのなかでも、S201はひと際異彩を放つモデルです。

 限定台数は300台で、当時の価格は390万円(消費税含まず)でした。

●スバル「インプレッサ 22B-STiバージョン」

大規模なチューニングが施されたスペシャルマシンの「インプレッサ 22B-STiバージョン」大規模なチューニングが施されたスペシャルマシンの「インプレッサ 22B-STiバージョン」

 かつて、スバルといえば世界ラリー選手権(以下WRC)や、国内のラリー選手権、ダートトライアルなど、モータースポーツの世界で活躍していました。

 なかでも本格的なWRC参戦は初代レガシィから始まり、インプレッサWRXへ受け継がれると次々と勝利を重ね、スバルのブランドイメージの向上にも貢献します。

 そして、1997年以降はレギュレーションの変更により改造範囲が広がった「WRカー」による戦いが始まり、スバルは2ドアクーペの「インプレッサ リトナ」をベースにした「インプレッサ ワールドラリーカー97」を投入。

 このマシンのロードゴーイングモデルとして、「インプレッサ 22B-STiバージョン」が1998年に400台限定で発売されました。

 インプレッサ 22B-STiバージョンはSTIが製作したコンプリートカーで、ブリスターフェンダーによるワイドボディの外観は、WRカーそのものです。

 エンジンも「EJ22改型」の型式が付与された最高出力280馬力の2.2リッター水平対向4気筒ターボを搭載。

 ほかにもクイックレシオステアリングやツインプレート・セラミックメタルクラッチ、ビルシュタイン製ショックアブソーバー、アイバッハ製スプリング、BBS製鍛造アルミホイール、ピレリ「P-Zero」タイヤなどを装備し、見た目だけでなく走りにもハイレベルなチューニングが施されています。

 当時の価格は500万円(消費税含まず)とかなり高価でしたが、発売してすぐに完売し、いまでは中古車が1000万円以上の価格で取引されているようです。

■即日完売の軽量高性能モデルとは!?

●スバル「WRX STI タイプRA-R」

硬派な仕様で一躍人気となった「WRX STI タイプRA-R」硬派な仕様で一躍人気となった「WRX STI タイプRA-R」

 スバルの高性能セダンである「WRX STI」をベースに329馬力のエンジンを搭載し、ベースモデルより約10kgの軽量化をおこなうなど、圧倒的なパフォーマンスを誇るモデルとして開発された「WRX STI タイプRA-R」は、STI創立30周年を記念して販売されたコンプリートカーです。

 2018年7月に限定台数500台で発売され、同年12月までの受注としていましたが即日完売。価格は499万8240円(消費税込)と高額で、しかも6速MTのみにもかかわらず、凄まじい人気でした。

 スバルではこれ以前も「WRX STI」をベースにした高性能限定車「S207」「S208」を販売してきましたが、それらよりも「WRX STI タイプRA-R」は130万円から200万円ほど安く、同仕様のエンジンを搭載しているということで、お買い得感があったのかもしれません。

 国内仕様の「WRX STI」は2019年の「EJ20 Final Edition」の発売後に生産を終了してしまったので、すでに新車は手に入らないため、さらに希少なモデルになってしまいました。

※ ※ ※

 近年は、旧車といわれる1980年代から1990年代のクルマや限定車の価格が世界的に上昇しています。

 理由はさまざまで、投機目的であったり実際に人気が上昇したモデルもあり、現在も価格は高値で安定しています。

 一方で、新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響からか、直近ではオークション相場が下落傾向という見方もあり、この先の不透明感はしばらく続きそうです。

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