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スーパーカーよりも目立つかも!? 注目度満点な珍車5選

くるまのニュース / 2020年4月29日 6時10分

個性的なデザインのクルマはたくさんありますが、なかでも誰もが振り向くような、飛び抜けてユニークなモデルが存在。そこで、注目度満点なクルマを5車種ピックアップして紹介します。

■恥ずかしいくらい注目されそうなクルマたち

 世の中には個性的なデザインのクルマが数多く販売されていますが、なかには飛び切り目立つ外観のモデルがあります。

 スーパーカーのようなモデルは日常とはかけ離れており、スピードを追求したデザインなので目立つのは当然ですが、もっと庶民派なクルマでもユニークな外観によって注目を浴びるクルマが存在。

 そこで、注目度満点なクルマを5車種ピックアップして紹介します。

●スマート「クロスブレード」

よくぞ市販したと思えるほどユニークな「クロスブレード」よくぞ市販したと思えるほどユニークな「クロスブレード」

 1994年、ダイムラーと時計メーカーのスウォッチが、新たな自動車会社としてMCCを設立し、1998年に「スマート」ブランドから2人乗りのマイクロカー「シティークーペ」(日本では「スマート」、以下同様)が発売されました。

 スマートはコンパクトなサイズながら強固なモノコックシャシが特徴的で、大型なクルマと衝突しても乗員を保護することができると、高い安全性をアピールし、欧州で大ヒットします。

 そして、オープンカーの「スマートカブリオ」をベースに作られた「クロスブレード」が2001年に発売。

 クロスブレードはコンセプトカーを市販化したもので、ボディには屋根はおろかフロントウインドウも無く、ドアはバータイプのものが装着されるのみです。

 エンジンはベース車と同じ600cc直列3気筒ターボを搭載していますが、最高出力を70馬力にアップし、専用デザインのバンパーやフェンダー、ホイールなどを採用しています。

 日本では2002年に25台が限定販売されて完売し、さらに追加で2003年に34台が同じく限定販売されました。

 なお、クロスブレードの内装はある程度防水対策されていますが、出先で雨が降ったら濡れながら走るしかない、ある意味ストイックなモデルといえます。

●日産「エスカルゴ」

斬新なデザインのライトバンとして人気を博した「エスカルゴ」斬新なデザインのライトバンとして人気を博した「エスカルゴ」

 1980年代の後半から発売された日産のパイクカー3台は、一大センセーションを巻き起こしました。

 第1弾が1987年の「Be-1」で、第2弾として1989年に「パオ」が発売され、同時にライトバンの「エスカルゴ」も登場します。

 正式な車名は「S-Cargo」と表記され「Cargo=貨物」のスペイン語読み「カルゴ」と「S」を組み合わせ、実際にライトバンとして発売されました。

 車名のとおり外観はカタツムリのようなルックスとなっており、とても商用車のイメージではありませんが、荷室の高さは1230mmと十分に実用的につくられています。

 内装では特徴的なセンターメーターを採用し、さらにシフトノブ、ウインカーレバー、ワイパーレバーのデザインが統一され、ハンドルもフランス車のような一本スポークとなっているなど、内外装共に遊び心満載のクルマです。

●オートザム「AZ-1」

こんな軽自動車二度と出ない!? いまでは世界的に人気の「AZ-1」こんな軽自動車二度と出ない!? いまでは世界的に人気の「AZ-1」

 1992年に発売されたオートザム(マツダ)「AZ-1」は、軽自動車唯一のガルウイングドアを持つ2シーターのスポーツです。

 スズキ「アルトワークス」に搭載されていた、最高出力64馬力の660cc直列3気筒DOHCターボエンジンをリアミッドシップに横置きに搭載し、外装にFRPを多用した720kgの軽量ボディと相まって、まさにミニスーパーカーと呼べるクルマでした。

 さらに、ステアリングのロック・トゥ・ロックが2.2回転と、国産車では類を見ないほどのクイックステアで、公道を走るゴーカートとも評されます。

 しかし、軽量なボディとクイックステアによる高い運動性能は、気難しい操縦性となってしまい、速く走らせるにはドライバーの腕次第なところもあり、じゃじゃ馬な性格でした。

 一方で、軽自動車ながらピュアスポーツカーというキャラクターが好まれ、現在では海外のコレクターたちも狙っているため、状態の良い物件は新車価格以上の金額で取引されることもあるほどです。

■あまりにも目立ちすぎる2台の軽商用車とは!?

●ダイハツ「ミゼットII」

秀逸なコンセプトで開発された「ミゼットII」秀逸なコンセプトで開発された「ミゼットII」

 日本が高度成長期に突入していた1957年に、3輪小型トラックのダイハツ「ミゼット」が誕生し、主に個人商店の配達に重宝なクルマとして大ヒットしました。

 それから40年ほど経った1996年、ダイハツからミゼットのデザインとコンセプトを継承した軽トラック「ミゼットII」を発売。

 ミゼットIIは3輪ではありませんが、軽自動車規格のサイズよりも小さく、1人乗りとされ(後に2人乗りも追加)装備も必要最低限とするなど、まさにミゼットの後継車といえました。

 外観で特徴的なのがフロントフェイスで、スペアタイヤを搭載するフロント部にカエルのような丸目2灯を配置。

 また、価格は46万9000円(消費税含まず)からと安価に設定されていましたが、生産はハンドメイドとなっており、これは熟練者の技術を若い人に伝承することと、熟練者の技能を十分に活用することが目的だったといいます。

 ミゼットIIは斬新なコンセプトのクルマでしたが、通常の軽トラックの積載量や使い勝手には劣り、小型ボディのメリットも道路整備された現代では発揮できず、2001年に生産を終了します。

●ホンダ「バモスホンダ」

いまでは安全面で100%ありえないデザインの「バモスホンダ」いまでは安全面で100%ありえないデザインの「バモスホンダ」

 ホンダは1970年に、まるで軍用車のような軽トラック「バモスホンダ」を発売しました。

 バモスホンダは、360cc空冷2気筒エンジンを搭載する軽トラックの「TN360」のシャシに、専用のボディが架装された非常にユニークなデザインのクルマです。

 2人乗り、4人乗り、4人乗りフル幌の3タイプが設定され、キャビンはキャンバストップのオープンが基本で、パネル状のドアが装備されずパイプ状のものがドアの代わりに装着されているのみとなっています。

 内装ではシートに防水生地が使われ、スピードメーターとコンビネーションメーターは丸型の防水タイプを採用したことで、不意の雨でも慌てずに済む対策が施されていました。

 一見するとオフロードも走れるクルマですが、軽トラックのシャシでは最低地上高が低く、悪路走破性は高くなかったようです。

 軽トラックとしての使い勝手は良好でしたが、奇抜すぎるデザインで販売面では苦戦し、発売からわずか3年後の1973年に生産を終了。いまでは現存数も少なくかなりレアなモデルです。

※ ※ ※

 今回、紹介したようなユニークなモデルは、近年では販売されていません。これは日本のみならず、海外メーカーでも同様です。

 販売台数が見込めないということもあると思いますが、実際にはデザインで冒険することを躊躇してしまっているのでしょうか。

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