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休日しか運転しない!? 「サンデードライバー」にありがちな危険運転に要注意

くるまのニュース / 2020年5月10日 11時10分

GWやお盆といった長期休暇では、普段あまりクルマを運転しない「サンデードライバー」が増え、事故やトラブルが増加します。久しぶりに運転するときに気を付けるべきことや、普段運転する人がサンデードライバーに遭遇したときの対処法を紹介します。

■休日しか運転しない「サンデードライバー」の特徴とは

「サンデードライバー」とは、読んで字のごとく、日曜日(休日)ぐらいしか運転しないドライバーのことを指します。

 転じて、「運転機会の少ない不慣れなドライバー」という意味で使われますが、もちろん日曜日しか運転していなくても上手な人もいれば、逆に普段運転していても怪しげな挙動をするドライバーも少なくありません。

 サンデードライバーの特徴とはどのようなものなのでしょうか。運転に自信のない人が注意すべき点と、そうしたドライバーに遭遇した際の対処法をチェックしてみます。

●まっすぐ走れない

 直線の道路なのに、左右にフラついて走行しているクルマを見かけることがあります。

 蛇行運転は、車線内に収まっていても十分危険ですが、車線を飛び出してしまう可能性があり、対向車や中央分離帯などに当たって大事故につながりかねない非常に危ない運転です。

 これは、基礎的な運転技術が欠けているために起こる現象で、ドライビングポジションが適正でない、視点が近すぎる、ハンドルを力いっぱい握っているなどの原因が考えられます。

 まわりのドライバーは、このようなクルマとは普段以上の車間距離を確保し、万が一の際に対処できる状態でいましょう。

 ベテランドライバーでも、携帯電話やカーナビの操作に夢中でフラついてしまっているケースがあります。

 これは危険なだけでなく、道路交通法違反で取り締まりの対象です。「ながら運転」は絶対にやめましょう。

●適切な速度で走れない

 速度が出るのが怖いのか、あるいは低速なら安全と過信しているのか、極端にゆっくり走っているクルマを見かけることがあります。

 もちろん制限速度を大きく超えるような運転は禁物、速度が遅すぎて交通の流れに乗れていないのも逆に危険です。

 また、サンデードライバーは、速度が安定しないのも特徴のひとつです。上り坂や下り坂で気づかず減速や加速してしたり、割り込みを嫌って急に速度を上げたりと、一定の速度で走れず、まわりのドライバーに不安を抱かせてしまうことが多々あります。

 不慣れな運転で余裕がないのは仕方がないことですが、運転しながら周囲の流れやスピードメーターを確認できる程度にはリラックスすることも大事です。

 高速道路ではクルーズコントロールを利用するのもひとつの方法で、近年進化の著しい追従型ならさらに安心です。

 ゆっくりな速度で走行するクルマや速度が不安定なクルマに遭遇した場合に、もっともやってはいけないのが「あおる」という行為です。

 あおられることで余計に焦ってしまい、急ブレーキを踏んだり、無駄に加速してしまったりと、操作ミスを起こしやすい状態を誘発しかねません。車線変更をするなど、距離を取るのが正解です。

■無灯火や追い越し車線走行など、気づかないでやっていることも…

●ヘッドライトをつけるタイミングが遅い

 サンデードライバーはクルマに不慣れなため、ヘッドライトを点灯するという意識がないのか、稀に夜間でも無灯火のクルマが走っています。

 最近ではオートライト機能が装備されているクルマが増え、暗くなると自動でヘッドライトが点灯しますが、街灯で明るかったり、まわりのクルマのヘッドライトの光りで「まだ見えるから」といった理由で、真っ暗になるまで点灯しないドライバーが見受けられます。

ヘッドライトは自身の視界確保だけでなく相手に発見してもらうために点灯するヘッドライトは自身の視界確保だけでなく相手に発見してもらうために点灯する

 ヘッドライトは自分自身の視界を確保する目的だけでなく、周囲のクルマや歩行者などからの被視認性も考えて点灯しなければなりません。相手に発見してもらえるために点灯することが、結果として安全運転につながるといえます。

 薄暗いなかでも無灯火のクルマを見かけた場合は、そのクルマのドライバーがあまり周囲を見ていない、見落としがある可能性を考慮する必要があります。

 急に車線変更などをする可能性に備え、迅速に対応できる心づもりでいることと、いつでも避けられる距離を保つことが大切です。

 道路交通法では、日没をもって点灯を義務づけていますが、日没30分前をメドに点灯するようにしましょう。

●右側車線(追い越し車線)をずっと走る

 一般道では車幅感覚や車線変更への不安からか、サンデードライバーは路上駐車車両を避けなければいけない左側車線を嫌い、右側車線を走ることが多いようです。

 高速道路では合流や流出する他車を警戒してか、やはり右側の追い越し車線を走りたがる傾向にあるようです。

 まわりの流れより遅いにもかかわらず追い越し車線を塞いでしまうのは、渋滞の原因にもなりますし、違反行為である左側追い越しを誘発する危険な行為でもあります。そもそも追い越し車線を走り続けるのは「通行帯違反」に該当し、取り締まりの対象となります。

 これは高速道路だけでなく一般道でも同様で、複数車線がある道路では、左側の車線を走行するよう「道路交通法第20条(車両通行帯)」で定められています。

 一般道では右折のタイミングなどもあるので難しいことがあるかもしれませんが、少なくとも高速道路では左側(3車線の場合は中央の車線も含む)の走行車線を走らなければなりません。

 あおり運転が多いのはこのパターンですが、このようなクルマを見かけても絶対にあおってはいけません。追い越し車線で前を走るクルマに追いついてしまったら、通行帯違反にならないよう走行車線に戻り、流れに乗って走るようにしましょう。

※ ※ ※ ※

 運転に不慣れなドライバーも、ベテランドライバーも、大切なのは余裕を持つことです。

 前者は焦ったり慌てたりしない心の余裕を、後者は未熟な運転を許容する余裕を持てば、交通は円滑になり事故やトラブルも減少するのではないでしょうか。

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