1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

日産「マーチ」に激似!? ミニバン&SUVまで揃えるダットサン「GO」ってどんなクルマ?

くるまのニュース / 2020年5月12日 9時10分

日産が2013年から新興国を中心に展開するサブブランドの「ダットサン」。その主力モデルとなる「GOシリーズ」とは、どのようなクルマなのでしょうか。

■ダットサンが販売する新興国向けコンパクトカー!

 日産は海外専売ブランドとして「ダットサン」を展開しており、国内では見られないクルマもラインナップ。かつて日本では同名のクルマを販売していましたが、現在のダットサンブランドとは、どのようなものなのでしょうか。

 ダットサンは、1986年まで存在していた日産が国内外で使用していたブランド名です。一度は消滅してしまいましたが、2013年にインドネシア、インド、ロシア、南アフリカなどの新興国向けブランドとして再スタートを切りました。

 そのなかでも注目なのが、インドやインドネシア向けのコンパクトハッチバックとしてラインナップされている、ダットサン「GO」です。

 GOは、日産「マーチ」と同様に日産の共通車体プラットフォームである「Vプラットフォーム」を採用しています。

 ボディサイズは全長3785mm×全幅1635mm×全高1485mmとなっており、マーチの全長3825mm×全幅1665mm×全高1515mmよりも小さなモデルです。

 また、フロントバンパーやヘッドライトの形状はマーチと大きく異なりますが、AピラーからBピラー、ドアミラーなどのデザインにはマーチの面影が残っています。

 内装にはマーチとの共通点がいくつか見受けられます。細かなデザインは変更されていますが、エアコン吹き出し口の形状や、スピードメーター、7インチタッチスクリーンナビなどは、ほとんど同じ配置を踏襲しています。

 乗車人数はマーチと同じ5人乗りですが、リアシートは簡素化され商用車のような形状です。ヘッドレストも一体化され、取り外しが不可能です。

 エンジンはマーチと同じく1.2リッター直列3気筒エンジンを搭載し、トランスミッションには5速MTとCVTが組み合わされています。

 インドの現地価格は37万4990ルピー(約52万円)から購入でき、新興国向けのモデルとして好評を得ているようです。

※ ※ ※

 GOは2013年にインド、2014年にはインドネシアで発売され、新興国の人々にとって欠かせないクルマとして普及しました。

 当時の日産によれば、GOの開発にはインドネシアが深く関わり日本人はほんの数人しかプロジェクトに参加していなかったといわれています。

■3列シートモデルやSUV&スポーティなモデルも!?

 東南アジアなどの新興国では、富裕層だけでなく中間層でもマイカーを手にする人が増えています。

 GOは、現地の多様なニーズに応えるため、「GO+」というモデルもラインナップ。これは、全長をGOの3785mmから3995mmに拡大し、3列シートを追加したミニバンモデルです。

3列シートのダットサン「GO+」3列シートのダットサン「GO+」

 フロントバンパーやヘッドライトのデザインに大きな変化は無いものの、外観はステーションワゴンのように引き延ばされ、リアコンビランプやテールゲートのデザインが刷新されています。

 また、GO+をベースに、専用ルーフレールや、フロントバンパー、フェンダーなどを装備した7人乗りクロスオーバーモデルとして「GO CROSS」も存在。

 長く引き延ばされたデザインが、リフトアップされた車高や、力強い印象を与えるエアロパーツで引き締められ、追加されたフォグライトも存在感を増しています。

 そのほかにも、専用のフロント・リアスポイラーを追加し、ボディ各所にイエローのアクセントをまとった「GO LIVE」というスポーティな外観を持つグレードも設定。

 内装には、黄色いシートベルトや黄色いステッチが入ったシートが装備され、スピードメーターにも黄色いリングのハイライトが入っており、スポーツカーのような演出がされています。

※ ※ ※

 新興国に住む多くの人々にとって、クルマは生活に欠かすことのできないものです。一方で、経済的な豊かさを増す地域では、クルマを楽しむ文化が広がりを見せています。

 GO+やGO LIVEなどのファミリー展開も、こうした新興国の豊かさや、クルマの多様性を反映したものといえるでしょう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください