トヨタ「RAV4」にスゴい奴登場! スープラ並に速い 派生車が5/16から予約開始
くるまのニュース / 2020年5月15日 17時10分
2019年11月23日に開催されたロサンゼルスオートショーで世界初公開された新型「RAV4 Prime(北米名)」の日本での発売日や先行予約受注日が判明しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■日本導入間近!? RAV4 PHVの魅力とは?
トヨタの人気SUV「RAV4」のプラグインハイブリッド車となる「RAV4 PHV」(北米名RAV4 Prime)が2020年6月8日にデビューすることが明らかになりました。なお、先行予約受注は、5月16日から開始されるといいます。どのようなモデルなのでしょうか。
RAV4 PHVは、RAV4の基本性能をベースにさらなる「Fun to Drive」を追求して開発された派生モデルとなり、同社「プリウス」から派生した「プリウスPHV」という形で新たにラインナップされるとみられます。
パワートレインには、RAV4のハイブリッド車と同様の2.5リッターエンジンを搭載しながら、新開発の大容量リチウムイオン電池やモーターの大容量化をはじめ、高出力を可能にする新たなプラグインハイブリッドシステムを採用しました。
北米仕様のシステム出力はRAV4ハイブリッド車を約84馬力も上まわるクラストップレベルの306馬力を達成。加速性能は時速0-60マイル(0-96km/h)加速において、5.8秒とRAV4のハイブリッド車より2秒短縮するなど、パワフルな走行を実現しています。
PHVならではのEV航続距離は39マイル(約62km)を達成し、プリウスPHVと同様の「ヒートポンプオートエアコン」をRAV4 PHV向けに最適化して高効率な電力消費を実現するなど、高い環境性能も特徴です。
北米仕様の内外装もブラッシュされており、外観においては専用ミッドグリルとロアバンパーを採用。メッシュグリルでスポーティさを際立たせ、ピアノブラックのアクセントで高級感を高めているほか、19インチ専用アルミホイールに大径タイヤを設定し、SUVらしい力強さと安定感を表現しています。
また、内装では、視認性を高めるヘッドアップディスプレイや、大型9インチディスプレイオーディオをRAV4として初採用し、スポーティな走行を支援するパドルシフトも設定されました。
日本での発売について、トヨタの販売店スタッフは次のように話します。
「RAV4 PHVは、当初6月1日に記者発表の予定でしたが、昨今の状況もあり6月8日にずれたようです。現時点では、詳細な価格やスペックは明らかになっていませんが、RAV4 PHVとして3グレード設定されるようです。
価格のイメージとしては、RAV4の『HYBRID G(約390万円)』をベースにしているようなので、これにPHVの付加価値が加わるため、約450万円から約500万円になると予想しています
なお、店頭にカタログもない状況ではありますが、5月16日より先行予約を開始しますので、近々でお見積りも出せるようになると思います」
※ ※ ※
また、別の販売店スタッフは、「新型コロナウイルスの影響によって、実車が店頭に配備されるのは8月上旬になると見られます。そのため、実車を見てからご検討される場合は、納車が年末ことになるかもしれません」と説明しています。
■新型ハリアー&新型RAV4 PHV登場! 2台のポジショニングはどう違う?
2020年4月13日に4代目へのフルモデルチェンジを発表したトヨタの新型「ハリアー」。正式な発表はまだですが、先行予約が5月15日、16日(店舗により異なる)から開始されました。
新型「RAV4 PHV」と同タイミングで先行予約が開始される新型「ハリアー」
前出とは別の店舗スタッフによれば、新型ハリアーのエントリーグレードが299万円から設定されるといい、3代目従来型ハリアーのエントリーグレードの価格からわずかに下げた設定で登場するようです。
また、既に公表されているトヨタ初の装備「電動シェード付パノラマルーフ」と「デジタルインナーミラー」に関する問合せも多いといいます。
新型ハリアーと新型RAV4 PHVが同じタイミングで先行予約を開始しますが、販売現場にはどのような影響があるのでしょうか。
「新型コロナウイルスの影響による外出自粛もあり、先行予約の開始日については、大々的にアピールをしていません。
新型ハリアーに関しては、事前にある程度の情報が公表されているため、それを見たお客さまからお問合せを頂いた際に、ご要望されれば予約開始日が判明した段階でご案内していました。
ただし、新型RAV4 PHVについては、一部販売会社のホームページやSNSでしか公表していないこともあり、お問合せはほとんどありません。
また、新型ハリアーは従来からのオーナー様や他社SUVに乗られる人からの注目度が高いですが、新型RAV4 PHVは価格帯が高価なことが予想されるほか、まだまだPHV自体を身近に感じて頂けてないこともあり、新型ハリアーほどの注目度はないように思います」
※ ※ ※
一般的には、PHV(PHEV)を搭載するモデルは高価ということもあり、身近な存在として認知はされていないようです。
しかし、RAV4 PHVが北米でお披露目された際、北米トヨタのジャックホリス副社長は「RAV4 Primeの5.8秒の加速性能は、RAV4ハイブリッド(7.8秒)よりも速いだけでなく、『スープラ』の次に速いといえます」と、加速性能の良さを強調していました。
PHVはこれまでのエコなイメージだけではなく、高いレベルのパフォーマンスも兼ね備えた、まさに「Fun to Drive」を追求したモデルなのです。
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