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バットマンとランボルギーニ「ムルシエラゴ」の意外な共通点とは?【映画の名車】

くるまのニュース / 2020年5月22日 19時10分

正義のヒーローであるバットマンが操るマシンは、バット・モービルで決まりだが、バットマンの昼の顔であるブルース・ウェインの愛車はランボルギーニであった。その理由は、「ムルシエラゴ」というネーミングに由来しているかもしれない。

■バットマンと「ムルシエラゴ」の共通項は、「コウモリ」

 バットマンの乗るクルマといえば、それはもちろん「バット・モービル」。

 歴代の映画版では、それぞれの時代を反映したダイナミックなバット・モービルたちが、ダークなスクリーンを飾ってきた。しかし、バットマンの昼の顔であるブルース・ウェインの愛車は? といえば、近年ではランボルギーニで決まり! のようだ。

 その流れを決定づけたのが、2005年に公開され、世界的ヒットを博した『バットマン ビギンズ』である。とくに日本では、渡辺謙が謎めいた敵役を好演したことでも知られる作品である。

 主人公ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、ゴッサム・シティで一番の大富豪の御曹司に生まれつつも、少年時代に起こった強盗事件で両親を失ってしまった過去を持つ。

 ゴッサム・シティの治安と経済の悪化が招いた悲劇に直面したことで、ブルースは弱者を痛めつける悪を倒すことを己の使命と確信。そのための力を身につけるべく、終わりのない旅に出た。

 そして旅路の果てにたどり着いた人物が、謎の首領ラーズ・アル・グール(渡辺謙)。彼は非公認の自警団「影の同盟」のリーダーだった。

「天の定める正義」の実現を目指す「影の同盟」は、彼らの信ずる正義のためなら手段を問わない危険な結社。その思想に疑問を感じつつも、ブルースは心身のトレーニングに励むとともに、敵の目を欺く術をも学び取った。そしてブルースは、ゴッサム・シティへと舞い戻る。

 かつてよりもさらに悪の組織と暴力がはびこり、腐敗が進んでいたゴッサム・シティでは、鍛え抜かれたブルースとて充分な力を持ち得ない。そこで彼は、もう一人の自分を生み出すことにした。それが知力と体力、精神力に加えて、ハイテク機器をも駆使して絶えることのない悪と戦う仮面のヒーロー、バットマンだったのだ……。

 それまでの「バットマン」歴代作品にもまして人間ドラマとしてのストーリーを重視したこの作品では、光と闇を心の中に秘めた主人公ブルース・ウェインの人物像を、彼の日常の愛車という設定がなされた渋いモノトーンカラーの「ムルシエラゴLP640ロードスター」が巧みに物語っている。

 登場シーンも決して長くはないのだが、それでもハリウッド映画の重要なキャストとして存在感を示しているのは、やはりランボルギーニのフラッグシップであったことの証に違いない。

 ちなみにムルシエラゴとは、「コウモリ(BAT)」を意味するスペイン語。バットマンには、まさしくピッタリのクルマといえるだろう。

 そして次回作となった「ダークナイト・ライジング(2011年公開)」では、「アヴェンタドールLP700」が登場。ベストパートナーとしての関係は盤石となったのだ。

●LAMBORGHINI MURCIELAGO LP640 ROADSTER
ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640ロードスター
スペイン語で「コウモリ=BAT」を意味する車名を持つ、ランボルギーニ2001〜2010年のフラッグシップのオープンモデル。トップにはソフトトップを採用する。

●『Batman Begins/バットマン ビギンズ』
公開年:2005年
上映時間:140分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン

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