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人気車の1番安いのは買ってOK? エントリーグレードの装備は何が違う?

くるまのニュース / 2020年5月25日 14時10分

新車を購入する際、1番安いエントリーグレードと他グレードでは、どのような装備差があるのでしょうか。

■エントリーグレードの装備ってどんなの?

 新車の購入を検討する場合、複数設定されているグレードから「どれを選べば良いのか」悩み、基本的には出来るだけ購入費用を抑えたいものです。では、車両価格が一番安価に設定されているエントリーグレードには、どのような特徴があるのでしょうか。

 トヨタ「プリウス」のエントリーグレード「E」は256万5200円(消費税込み)。Eの特徴は、プリウスに設定されているグレードのなかでもっともカタログ燃費(JC08モード)が良い点です。他グレードの燃費が37.2km/Lのところ、Eのみ39.0km/Lになっています。

 これには、燃料タンクが他グレードが43リッターに対して、Eは38リッターであること、車両重量が他グレードと比較して30kgから70kgも軽量化をされていることが影響しています。

 さらには、燃費性能を向上させるために他グレードで標準となっている装備が省略されているのです。Eのひとつ上のグレード「S」では標準装備のセンターコンソール、ファブリック巻きのコンソールボックスはEに搭載されておらず、使い勝手ではやや簡略化されています。

 ハンドルも、Sが合成革巻き(昇温・降温抑制機能付き)に対してEはウレタンであるほか、シートのリクライニングもSの6wayに対してEは4wayです。しかし、安全装備ではどちらも「Toyota Safety Sense」が標準装備となっています。

 プリウスのエントリーグレードについて、首都圏のトヨタ販売店スタッフは以下のように話します。

「もっとも安いグレードは、社用車などで使われることが多く、最低限が揃っていればいいというお客さまが多いです。個人で購入する人でも、日常で使うクルマは別にあり、サブ的な使い方をしているようです。

 しかし、近年のエントリーグレードは、他グレードと比べれば標準となっていない装備もありますが、基本的な性能は向上していますため、最低限の装備があれば良いというお客さまの選択肢に入ることも増えています」

※ ※ ※

 次に日産「セレナ」です。エントリーグレード「X」は257万6200円。ひとつ上のグレード「XV」273万6800円となり、15万円を超える価格差があります。

 ハンドルのスイッチでは、Xは「アドバンスドドライブアシストディスプレイ設定」と「クルーズコントロール」のみですが、XVにはオーディオの操作機能もプラスされています。

 また、シートのスライド機能にも違いがあり、Xのセカンドシートが「ロングスライド(運転席側)」、「ロングスライド+横スライド(助手席側)」に対し、XVはどちらも「超ロングスライド+横スライド」。さらには、XVに装備されているサードシートのスライド機能は、Xには未装備です。

■コンパクトSUVや軽自動車ではどうなの?

 ホンダ「ヴェゼル」のエントリーグレード「G」で211万3426円、ひとつ上の「X」で220万5093円です。

 ヴェゼルは、プリウスやセレナと比べてエントリーグレードの装備も充実。発売当初は搭載されていなかったホンダの安全装備「Honda SEMSING」が2016年に全車標準装備されたことで、グレード間の差が縮まっているからです。

 装備面の大きな違いは、サイドエアバッグ、フォグランプ、運転席&助手席シートヒーターがGには設定されていません。本革巻きステアリングホイールなどの専用インテリアはXのみの装備ですが、こだわりが無ければ省くことも可能です。

 しかし、1点だけ使い勝手の面で差があります。カーナビシステムである「Honda インターナビ」や、それと連動する「ETC車載器」について、Xではオプション設定可能ですが、Gではオプション設定がありません。

ホンダの人気SUV「ヴェゼル」ホンダの人気SUV「ヴェゼル」

 軽自動車で長らく販売台数No.1に君臨するホンダ「N-BOX」はどうでしょうか。

 エントリーグレードは「G Honda SENSING」の141万1300円。ひとつ上の「G・L Honda SENSING」の154万3300円と13万円ほどの価格差があります。

 大きな違いは、Gには「リア左・右側のパワースライドドア」や「前席用のサイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグ」の設定がありません。そのほか、「USB充電ジャック」はG・Lには装備されていますがGには非装備なため、利便性に差が出ています。

 ここまで見ればG・Lに軍配が上がるように見えますが、Gでも「スマートキーシステム」、「フルLEDヘッドライト」、「フルオートエアコン」と装備が充実しているため、人によってはエントリーグレードも選択肢になる場合があります。

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