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ポルシェより速い! トヨタ新型「RAV4 PHV」の圧倒的な加速は新時代のスポーツモデル

くるまのニュース / 2020年6月4日 10時10分

2020年6月8日に発売予定のトヨタ新型「RAV4 PHV」のプロトタイプモデルに、ひと足先に試乗しました。基本は電気自動車ながら306馬力のパワフルな新型RAV4 PHVは、どのような走りを見せてくれるのでしょうか。

■人気のRAV4にPHV追加! プロトタイプに速攻試乗

 トヨタの人気SUV「RAV4」に、プラグインハイブリッドモデルの「RAV4 PHV」が追加されます。2020年6月8日の発売を前に、プロトタイプの試乗会がおこなわれました。

 プロトタイプといっても、内装の一部に市販車と違う仕上がりのパーツが使われている程度で、走りは全く同じだと思っていいとのことなので、どのようなクルマなのかレポートします。

 新型RAV4 PHVのメーターパネルなど見ると、ハイブリッドのRAV4と異なるのは、機能的には『EV』と『AUTO』モードを選べるのがPHVの特徴です。

 EVモードだと、アクセルをべた踏みしない限り電気だけで走ります。AUTOモードを選ぶと、基本は電気自動車ながら306馬力のパワフルなパワーユニットになります。

 運転席に乗り込んでプッシュボタンで起動すると、AUTOモードが基本設定になります。EVモードをセレクトし、サーキットにコースイン。まずは、電気自動車として乗ってみましょう。

 モーターは前後に搭載されており、なかなかの加速感。十分に加速するだけでなく、130km/hくらいまで出してみたけれど、エンジンは掛からないままです。一般的な乗り方だと、70kmくらいまでの距離なら電気自動車として乗れます。

 次のラップは基本設定のAUTOモードに戻し、先ほどと同じペースで走行します。これまたエンジンは掛からず元気よく走ってくれます。

 電池容量がある限り電気自動車として走り、電池残量が減るか、アクセルを全開にしたら自動的にエンジンが始動してハイブリッド車になるということです。

 電気自動車として走っている限り、当たり前ながらウルトラスムーズだし静か。やはり電気自動車はリラックス出来ます。

 ハイブリッド車に乗ったことのある人ならわかる通り、モーターでスタートしてエンジンは掛かるが「このままモーターだけで走ってくれたらいいのに」と思うことでしょう。その点、新型RAV4 PHVなら、長い距離をモーターだけで走ってくれます。

■新型RAV4 PHVはパワフルで速いうえに環境にも優しい

 一旦ピットインしたあとは、新型RAV4 PHVの魅力ともいえる、0-100km/h加速6秒の走りを楽しみたいと思います。

トヨタ新型「RAV4 PHV」(プロトタイプ)トヨタ新型「RAV4 PHV」(プロトタイプ)

 停止状態から全開加速すると、素晴らしいダッシュ。走り出しは前後のモーターを駆動する電気自動車ながら、すぐエンジンが掛かり、そこで発電したパワーと駆動力を前後の駆動輪へ上乗せしていくのです。

 なるほど、これは速いです。なんたって340馬力エンジンを搭載するポルシェ「カイエン」の0-100km/h6.2秒に勝り、ホンダ「シビックタイプR」の5秒台後半に少し負ける程度。

 モーターで走り出した後、エンジンパワーが加わったあたりでブーストが掛かかり、新型RAV4 PHVの大柄なボディをグイグイ加速させていく。これはスポーツモデルです。

 驚くことにあまり長くない袖ケ浦サーキットのストレートでも、160km/hを超える加速を見せてくれます。

 直進安定性は良いし、スポーツモードにしておくとハンドルの手応えだってガッチリしていて高性能車の気分。

 ついついブレーキングポイントを遅らせてみたら、ペダルタッチと絶対的な利き味が普通のクルマでした。考えてみたら、新型RAV4 PHVは「GT」とかじゃなくエコカーでした。

 とはいえ性能的には「GT」とか「R」を付けても良いレベルです。トヨタだと「GR」でしょうか。

 ポルシェのように大容量ブレーキ付けて、20インチタイヤを履くようなグレードがあっていいと思います。

 いままでPHVと聞けば環境対応車というイメージながら、新型RAV4 PHVのハンドル握ると、新しい時代のスポーツモデルだと感じます。

 それでいて環境にやさしいのです。前述の通り満充電しておけば70kmくらいまでの距離を電気だけで走れます。夜間電力契約だと160円です。

 また、ガレージの屋根に太陽光発電を組み合わせると、そこで作った電力だけで年間7000kmから1万kmくらい走れてしまう。エネルギーの自給自足が可能。停電時には100V/1500Wの電力を供給してくれます。

 RAV4ハイブリッドとRAV4 PHVの価格差は、補助金や税制優遇を考慮すれば55万円ほどです。

 毎日通勤など70km以内の走行距離(電気だけで走るという意味)であれば、10万km走るとエネルギーコストを含めたらPHVのほうが安くなります。

 5年で手放したってリセールバリューは良い。ハイブリッドより速くて安価というあたりが技術の進歩だと思います。

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