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レクサス新型「IS」世界初公開! 大幅刷新でさらにスポーティへ 2020年秋発売予定

くるまのニュース / 2020年6月16日 8時0分

レクサスは、2020年6月16日にコンパクトFRスポーツセダンの新型「IS」を世界初公開しました。今回は、さまざまな性能や機能を大幅に刷新する改良が加えられましたが、どのような部分が進化しているのでしょうか。

■もっとスポーティに! 進化した新型「IS」

 レクサスは、2020年6月16日にコンパクトFRセダンの新型「IS」を世界初公開しました。

 今回の世界初公開は、同月1日にティザー画像とともに 「2020年6月10日に世界初披露する」とアナウンスしてましたが、数日後には「現在の世界情勢に鑑み、新型『IS』の米国発のデジタルカンファレンスを延期することといたしました」と延期したことを明らかにしていました。

 そして、新たな公開アナウンスによって、前述のとおり新型ISの世界初公開に至ったのです。

 ISはレクサスのセダンラインナップのなかで、小型FRセダンに位置づけられるモデルで、現行ISはグローバルで3代目にあたり2013年に登場しています。

 新型IS(北米仕様プロトタイプ)のボディサイズは、全長4710mm(+30mm)×全幅1840mm(+30mm)×全高1435mm(+5mm)と現行ISよりサイズアップしているものの、ホイールベースは2800mmと変わっていません。

 新型ISの外観デザインは、新開発の小型軽量ランプを搭載した薄型ヘッドランプの採用に加え、低く構えたグリル周りとそれに合わせて下げたサイドのキャラクターライン、トランク後端の造形で重心の低さを表現。

 フェイスデザインを印象付ける新意匠のスピンドルグリルは、グリル先端を起点に立体的な多面体構造とすることで押し出し感を強調。スピンドルをモチーフとしたブロック形状とメッシュパターンを組み合わせ、スポーティな印象としました。 

 サイド面では、緩やかに傾斜したリアクォーターピラーが引き締まった印象を与えるとともに、張り出したリアフェンダーとのコントラストで力強さを付与しています。

 リアでは、L字をモチーフにした横一文字のリアコンビネーションランプと立体的なバンパーガーニッシュを採用することで、スタイリッシュなデザインを実現しました。

 なお、“F SPORT”グレードでは専用のFメッシュパターンを採用するほか、グリルロア部のエアインテーク、専用19インチアルミホイール、リアスポイラーなど専用装備を採用しています。

 内装デザインについて、新型ISのマルチメディアシステムは新たにタッチディスプレイを採用。Apple CarPlayやAndroid Autoへの対応に加え、10.3インチワイドディスプレイで画面操作や音声操作が可能になるなど利便性が向上しました。

 インパネ上部やドアパネルに有彩色を設定してツートンカラーにすることで、左右方向の広がりを強調。ドアトリムの一部にレクサスの新たな加飾表現となるエンボスラインを交差させたグラフィックパターンを採用しています。

 新型ISについて、チーフエンジニアの小林直樹氏は次のように話しています。

「新型ISを開発するにあたり念頭に置いたのは、ドライバーとのコミュニケーションに優れ、それがどんな路面状況や走行状況でも破綻しないの懐の深いクルマにすることです。

 それを実現するために、好評なコンパクトボディを活かし、新設のテストコースで開発して成熟を図りました。レクサスのコンパクトFRスポーツセダンとして、上質な乗り心地でありながら高い車両コントロール性を備え、長く乗れば乗るほど操る楽しさを感じられるクルマを目指しました」

■内装はもっと上質に! 安全性も向上!

 新型ISでは、レクサスの独自な価値として、「あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実な応答を追求する」というテーマを次世代に継承していくモデルとして、走りの性能を鍛え上げました。

 日本市場の現行ISは、2リッター直列4気筒エンジン、2.5リッター直列4気筒エンジン+ハイブリッドシステム、3.5リッターV型6気筒エンジンといった3種類のパワートレインとなりますが、新型ISでも同じ展開となるようです。

 しかし、前述のテーマを進化させるべく、新型ISでは走行試験の結果に基づき、路面状況や走行シーンに応じて徹底的にチューニングを実施。さらには、ハンドルやペダルの初期応答だけでなく「戻す」際のコントロール性も向上しています。

 足回りでは微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる「スウイングバルブショックアブソーバ」を採用し、ストローク速度が極めて低い場合でも減衰力を発揮させることで、応答性が良く上質な乗り心地を実現。さらには、新採用の19インチタイヤは、コーナリングフォースを大幅に向上させ、気持ち良いハンドリングとブレーキングを実現しました。

 新型ISの走行テストに携わった伊藤好章氏は、次のように話します。

「『クルマは道がつくる』という考え方のもの、クルマを操る楽しさを追求し徹底的な走り込みを実施。数値では測れない人の感性価値にこだわり、ドライバーの意図に忠実でリニアな操舵性を追求しました。

 新型ISの性能開発における取り組みは、次世代レクサスラインナップすべての乗り味を作るうえでの基盤でもあり、我々の調整は続きます」

ビッグマイナーチェンジとなったレクサスの新型「IS(F SPORTモデル)」ビッグマイナーチェンジとなったレクサスの新型「IS(F SPORTモデル)」

 新型ISの安全面では、レクサスの先進安全技術「Lexus Safety System +」がさらなる進化を遂げており、交通事故の低減やドライバー負担の軽減を目指し、緊急時操舵支援や低速時の事故予防をサポートする機能を追加しています。

 従来の単眼カメラやミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大し、交差点右折前や対向直進車なども検知可能となりました。

 また、「レーダークルーズコントロール」や「レーントレーシングアシスト」の車線認識機能も向上し、カーブの大きさに合わせたあらかじめの減速やカーブ走行時の横Gを一定に保つなど、安定した走行を実現。

 さらに、駐車場などにおけるアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時の衝突や接近する後方車両との接触事故による衝撃を軽減する「パーキングサポートブレーキ」、周囲の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」など新型ISには先進安全装備を積極的に導入しています。

 新型ISは、「クルマを操る楽しさ」を追求してきたコンパクトFRスポーツセダンの熟成モデルとして、2020年秋頃に日本での発売を予定しているようです。

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