軽いクルマは貴重な存在になる!? 現行モデルの軽量車3選
くるまのニュース / 2020年6月18日 16時10分
近年、多くのクルマはボディサイズが拡大され、車重が重くなってしまいました。しかし、なかには軽量なモデルも存在。そこで、現行モデルの国産車で、軽くてスポーティなクルマを3車種ピックアップして紹介します。
■「走る・曲がる・止まる」すべてが良好な軽量車とは
現在販売されているクルマの多くは、ボディサイズの拡大と車重の増加が目立ちます。これは主に安全性能の向上や、装備が充実したためです。
昔のクルマは簡素な装備で軽量なモデルがたくさんありましたが、近年は先進安全技術や快適装備が標準で搭載されているため、重量増は仕方がないといえます。
しかし、なかには車重1トン未満の軽量なクルマも存在。そこで、現行モデルの国産車で、軽くてスポーティな登録車を3車種ピックアップして紹介します。
●トヨタ「ヤリス」
最新のベーシックカーながら貴重な6速MT車を設定する「ヤリス」
トヨタの次世代コンパクトカー「ヤリス」は2020年2月に発売された最新モデルです。かつては「ヴィッツ」の名で販売されていましたが、車名がグローバルで統一されてヤリスとなりました。
ヤリスのボディは5ドアハッチバックの1種類のみですが、パワーユニットのバリエーションは大きく分けて3つで、1.5リッターエンジン+モーターのハイブリッド、1.5リッターエンジンと1リッターエンジンのガソリン車が設定されています。
このうち1.5リッター車と1リッター車には車重が1トン未満のモデルがあり、なかでも1.5リッター車には6速MTを設定。
エンジンは新開発の1.5リッター直列3気筒で、最高出力は120馬力を発揮。これに6速MTが組み合わされた、エントリーグレードの「X」(2WD)の車重は980kgと軽量です。
軽量化を実現しながら装備も充実しており、先進安全技術の「トヨタセーフティセンス」や、マニュアルエアコン、7インチモニターのディスプレイオーディオなどが標準装備されています。
ヤリス X 6速MT車の価格(消費税込)は、154万3000円です。
●マツダ「ロードスター」
日本が世界に誇るオープン2シータースポーツ「ロードスター」(画像は2015年モデル)
1989年に誕生したユーノス「ロードスター」は、消えかかっていたオープン・ライトウェイトスポーツカー市場を復活させた偉大なクルマとして、語り継がれています。
その初代へ原点回帰することを目指したのが、2015年に発売された4代目ロードスターです。
4代目は3代目から全長を105mm短くするダウンサイジングがおこなわれ、ボディ各部にアルミや超高張力鋼板を使用することで100kgもの軽量化を実現。
一般的にオープンカーは屋根が無い分軽いと思われがちですが、実際はボディ剛性を確保するためにシャシの補強が必要なので、大規模な軽量化は困難です。しかし、エントリーグレードの「S」は990kgと1トン未満の車重を達成しています。
搭載するエンジンは、最高出力132馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒で、決してパワフルではありませんが、50:50の理想的な前後重量配分を実現していることや、高剛性かつ軽量なシャシによって、歴代モデルのコンセプトである「人馬一体」を具現化し。
こうしてロードスターは、国産モデル屈指のドライビングプレジャーが味わえるFRスポーツカーとなりました。
ロードスター Sの価格は、260万1500円です。
■目をみはる軽量化技術によってつくられたスポーツコンパクト
●スズキ「スイフトスポーツ」
まさに“ファン・トゥ・ドライブ”を実現している「スイフトスポーツ」
スズキ「スイフト」は、2000年に初代が発売されました。
2003年のマイナーチェンジで、115馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載した「スイフト スポーツ」が誕生し、軽量で安価なスポーツモデルとして人気となります。
そして、2017年に発売された現行モデルの4代目スイフトスポーツは、1.4リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力140馬力を発揮。
ベースのスイフトに比べ30mmワイド化されたトレッドや20mm拡幅したフェンダーにより、シリーズ初の3ナンバー車となりましたが、ボディ剛性の向上と軽量化を高い次元で両立したことで、車重1トン未満を達成しており、6速MT車は970kg、6速AT車は990kgです。
この軽量な車体によって、運動性能が向上。さらに、ターボエンジンとは思えない低回転域からのリニアな加速も実現しています。
スイフトスポーツの価格は、6速MT車が187万4400円から、6速AT車が194万5900円からです。
※ ※ ※
ケーターハムやロータスといった少量生産のスポーツカーは、装備を削ると同時に高価な材料を使うことで、大胆な軽量化を実現しています。
一方、スズキは高価な材料などを使うことなく軽量化をおこない、「アルト」のもっとも軽量なグレードは610kgしかありません。
これは20年前のアルトよりも軽く、装備が充実した現行モデルとしては驚異的な数字です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
スズキに「ロードスター」あった!? めちゃスポーティな“黒エアロ”がカッコイイ! 5速MTもある「スイフト」 インド仕様のユニークすぎ「純正アクセ」とは
くるまのニュース / 2024年9月20日 19時10分
-
5速MTのみ! スズキが「新型“スポーティ”ハッチバック」発表! 約137万円で“上質内装”採用! 全幅1.7m超えワイドボディの「スイフト」CNG車が印で登場
くるまのニュース / 2024年9月17日 16時10分
-
「5億円」超えで2人乗り! 新型「スーパーカー」世界初公開! 7速MTに“V12ツインターボ”を搭載! クルマ好きの「理想郷」な「新型ユートピア」米で披露
くるまのニュース / 2024年9月15日 21時10分
-
「V型16気筒エンジン」搭載したスーパーセダン! 400馬力を“6速MT”で操る「爆速モデル」が楽しそう! “世界最強セダン”目指した「7S」とは
くるまのニュース / 2024年9月2日 22時10分
-
ホンダ最強「タイプR」エンジンを“全長3.5m”ボディに搭載! MTのみで「スーチャー」も装備した「超弩級スポーツカー」が販売中!
くるまのニュース / 2024年8月30日 12時50分
ランキング
-
1東京都、018サポートで新たに134人への重複支給発覚 マイナ申請の照合設定に誤り
産経ニュース / 2024年9月20日 19時47分
-
2メルカリで「マイナス評価」が1つでもあったら売れなくなる? 購入を敬遠される可能性も……
オールアバウト / 2024年9月20日 20時40分
-
3「ぜんたーい、止まれ!」その入場行進なんのため? 元体育主任が語る、運動会で廃止すべきこと3つ
オールアバウト / 2024年9月20日 20時35分
-
4「SHOGUN」エミー賞受賞を喜ぶ人と抵抗ある人 日本人がアメリカで最多受賞した本当の理由
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
5ダウンタウン浜田雅功の“くちびる寿司”を食べてみた ユニークな見た目に笑ってしまう
オトナンサー / 2024年9月20日 23時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください