PA/SA混雑緩和へ新たに全国53箇所で約810台の駐車マス整備をNEXCOが発表

くるまのニュース / 2020年6月19日 13時10分

東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路の3社は、高速道路の休憩施設で顕在化している駐車エリアの混雑に対する駐車マス拡充の取り組みを推進しており、2019年度の拡充実績と2020年度の拡充予定をとりまとめました。

■2019年度は約1350台拡充、2020年度は約810台拡充予定

 NEXCO東日本、中日本、西日本各社は、高速道路の休憩施設における駐車エリアの混雑を解消するために、駐車マスの拡充を推進。2019年度の拡充実績と2020年度の拡充予定を発表しました。

 深夜帯を中心に、サービスエリア・パーキングエリア(以下、SA・PA)における大型車の駐車マスが不足して混雑する状況は、依然として発生しています。

 たとえばE1、東名海老名SAでは、6時間以上の長時間駐車が全滞在量の約6割を占めており、1台による駐車マスの占有時間が長くなることで多くの車両が利用できなくなり、大型車の駐車マスが不足する状況です。

 また、大型車の駐車については、首都圏などの主要都市圏に近いSA・PAや、逆に主要都市圏から一定距離を離れたSA・PAに偏っており、これらのSA・PAの利用は、同じような時間に集中するため、駐車マスの有効利用が適切に図られない状況となっています。

 そのほかにも、大型車マスに普通車が駐車する、または普通車マスに大型車が停車するなどの不適切な利用のために、本来駐車できる車両が駐車できない状況が発生。兼用マスについても、普通車、大型車のそれぞれの駐車マスが満車になった場合に使用する設計となっていますが、そのような利用がなされていないため、本来の機能が発揮できない事例が見られます。

 これらの対策としてネクスコは、既存休憩施設の駐車エリアを有効活用した改良を施すことで、駐車マスの拡充を促進。駐車エリアの利用状況に応じて、普通車と大型車双方で利用可能な兼用マスを整備しました。

 混雑の要因となっている長時間駐車抑制に対しては、注意喚起などの啓発活動を引き続き実施していくとともに、今後新たな対策などを検討していく方針です。

■さらなる駐車箇所の利用平準化へ

 2019年度の主な取組みとしては、E1A新東名静岡SA(上り)では、夜間時間帯を中心に駐車可能台数を上回る車両が滞在し、車路に大型車が駐停車するなどの混雑が見られました。

 そこで、休憩施設の土地を大型車マスに変更するなどし、大型車の駐車可能台数を約2倍にすることで、混雑緩和を促進。大型車および普通車の駐車マスの適正利用については、高速道路会社のWEBサイト、SA・PAにおけるポスター、道路パトロールなどによる呼びかけをおこなっています。

 とくに、近年整備を進めている兼用マスについては、普通車の駐車需要のピークが主に休日の昼間であることと、大型車の駐車需要のピークが平日の夜間であることの差に注目した取組みをおこなっているため、その目的の理解が広まるよう、高速道路会社のWEBサイト、SAやPAにおけるポスターなどでの呼びかけをおこないました。

サービスエリアの駐車場のイメージサービスエリアの駐車場のイメージ

 2020年度の混雑対策への取組みとしては、全国53箇所のSAやPAにおいて、新たに約810台の駐車マスの整備がおこなわれる予定です。

 また、E1東名やE1A新東名の一部休憩施設においてはこれまで同様、ETCを活用した路車間無線通信によって駐車場の車種別満空情報をリアルタイムで把握し、情報板やWEBサイトで駐車場の満空情報や休憩施設の混雑状況のきめ細やかな提供をおこない、駐車箇所の利用平準化を図りました。

 さらに2020年度は、E1東名やE1A新東名の路線全体の情報把握を可能とするために、すべての休憩施設に同様の装置が設置されます。

 そして、この取組みによる利用平準化の効果を把握し、ほかの主要路線への設置を検討していく予定です。

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