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意外なSUV風モデルがライバル関係!? ホンダ「フリード」と「フィット」どっちを選ぶ?

くるまのニュース / 2020年6月21日 14時10分

ホンダは、人気ミニバンの「フリード」と人気コンパクトカーの「フィット」に、SUVテイストを盛り込んだ「クロスター」というグレードを設定しています。近年のアウトドアレジャーなどにマッチするクロスターとは、どのような仕様なのでしょうか。

■ホンダが2019年秋に投入したSUV風「クロスター」とは

 ホンダは、ミニバン「フリード」とコンパクトカー「フィット」にSUV風の「クロスター」というグレードを設定しています。直近では、似たようなパッケージとなる2台を比較するユーザーが存在するようです。クロスターとは、どのような仕様なのでしょうか。

 2019年10月18日に発売した「フリード/フリード+」のマイナーチェンジでSUVテイストを盛り込んだクロスターグレードを追加設定し、大きな話題となりました。

 また、2020年2月14日には4代目にフルモデルチェンジした「フィット」に設定される5つのグレードのひとつとして、クロスターを設定しています。

 直近のホンダ販売店では、2列シートの5人乗り仕様となるフリード+とフィットのクロスターグレードを比較するユーザーが存在するといいますが、2台の特徴にはどのような違いがあるのでしょうか。

 フリードのラインナップでは、3列シート(6人乗り/7人乗り)の標準モデルとなるフリードと、2列シート(5人乗り)のフリード+の2タイプが存在します。

 フリード/フリード+ともにガソリン車/ハイブリッド車、2WD/4WD、そしてSUV風のクロスターが設定され、幅広いユーザーから人気のモデルです。

 また、クロスターは、マイナーチェンジ後1か月の販売台数(予約受注含む)のうち約3割を占めるなどユーザーからも好評となっています。

 クロスターは、SUV風の外観デザインが特徴で、遊び心と力強さと表現。専用のフロントグリルや前後バンパー、LEDフォグライトを装着しています。さらに、ルーフレールやアルミホイール、専用色のドアアウターハンドルとドアミラーを採用し、アウトドアで映えるクロスオーバーSUVのスタイルが特徴です。

 内装でも随所に遊び心が感じられる仕様となり、木目パネルはクロスター専用のプライウッド調を採用。コンビシートは汚れが目立たないデジタル柄とすることで、アウトドアの非日常感を演出しました。

 クロスターについて、ホンダの販売店は次のように話します。

「フリードは5ナンバーサイズで使い勝手の良いミニバンとして人気のモデルで、3列シート車のフリードは家族や友人など多人数で出かける機会の多いユーザーに好評頂いています。

 2列シート車のフリード+は、アウトドアなど趣味の荷物が多いユーザーから支持を受けており、SUV風なクロスターの外観デザインを好まれる人が多いため、『フリード+ クロスター(ハイブリッド含む)』が人気となっています」

※ ※ ※

 フリードは5ナンバーサイズのミニバンとして人気のモデルでもあり、クロスターを追加する際に気をつけたポイントとして、開発責任者の田辺正氏は次のように話していました。

「フリードにSUV風のクロスターを設定する際に、ゴツゴツした樹脂製バンパーやフェンダーといったパーツを採用したい、という想いはありました。

 しかし、それらのパーツを装着すると5ナンバー規格を超えてしまうほかに、スライドドアの開閉時に干渉する影響で難しい部分もあったことから、出来る範囲でのSUVらしさを表現する形となりました」

■車高アップの「フィット クロスター」はどんなモデル?

 2019年10月に開催された東京モーターショー2019で世界初公開された4代目フィットは、歴代モデルで継承されている広い室内空間や使い勝手の良さをそのままに、異なる5つの世界観を持つグレードを設定したことでも大きな注目を集めました。

標準モデルのベーシックグレード(左)とSUV風モデルのクロスターグレード(右)標準モデルのベーシックグレード(左)とSUV風モデルのクロスターグレード(右)

 ユーザーのライフスタイルに合わせて選択できる5つのグレードは、エントリーグレードの「ベーシック」、中間グレードの「ホーム」、ファッショナブルな「ネス」、SUV風の「クロスター」、最上級グレードの「リュクス」となっています。

 なかでもクロスターグレードのボディサイズは、ほか4つのグレード(以下、標準モデル比)と異なり、全長4090mm(+95mm)×全幅1725mm(+30mm)×全高1545mmと、フィットで唯一の3ナンバー車です。

 さらに、標準モデルの最低地上高は、2WDが135mm、4WDが150mmなのに対して、クロスターは、2WDが160mm、4WDが155mmと通常モデルよりも高く、走破性を考慮した数値となっています。

 フィットの開発担当者は、クロスターについて次のように話します。

「フィットは、5つの異なるライフスタイルに合わせて展開しています。なかでもクロスターは流行りのアウトドアなどのニーズに対応するモデルです。

 標準モデルと異なり、シートに撥水素材を使っているほか、泥はね避けなどに有効な前後のバンパーやフェンダーモールなどを装備。そして、未舗装路でも安心して走行出来るように車高も少し上げております」

※ ※ ※

 フリードとフィットは、ともにクロスターというグレードを設定しているものの、随所に違いが存在していますが、ユーザーからの反響はどうなのでしょうか。前出の販売店スタッフは次のように話します。

「5人乗りでSUV風なテイストを持つ、のフリード+ クロスターとフィット クロスターは、パッケージが似ているということもあり、比較されるお客さまは一定数いる印象です。

 ただ、価格面ではフィットクロスターが193万8200円から248万6000円、フリード+クロスターは240万2400円から304万400円と大きく違うので、あくまでも世界観を比較されるくらいに留まっています」

※ ※ ※

 2020年6月現在、ホンダのラインナップでクロスターを設定するのは、フリードとフィットの2台です。しかし、今後のフルモデルチェンジやマイナーチェンジで新たなクロスターが仲間入りする可能性もあるかもしれません。

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