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2トーン色の車はなぜ増えた? 高額でもベタ惚れな購入者が存在する要因とは

くるまのニュース / 2020年7月18日 7時30分

最近の新型車のなかには、ボディカラーとルーフが違う色で塗り分けられているクルマをよく見かけます。ほとんどの場合数万円の有料色で、なかには10万円に迫る価格設定の場合もありますが、なぜ設定例が増えているのでしょうか。

■最近なぜ多い? 2トーンカラーのクルマ

 近年販売される新車のカラーバリエーションのなかには、2トーンカラーを設定するモデルが多くあります。設定される車種は登録車のみならず、軽自動車のなかにも存在する状況です。

 2トーンカラーのクルマは、いったいどのような意図で設定されているのでしょうか。また、販売現場でユーザーからの評判はどうなのでしょうか。

 2トーンカラーは、ほとんどの場合においてメーカーオプション扱いで設定される有償色です。塗り分けが必要なことから、数万円の値付けとなっており、なかには10万円近い金額が設定される場合もあります。

 塗り分けられる場所は、基本的にはボディとルーフの境目となる(2トーンルーフ)ことが多いです。

 さまざまな軽自動車を生産するスズキは、自社のモデルに2トーンカラーを数多く設定しています。設定する狙いについてスズキ広報部に聞いたところ、次のように説明します。

――なぜ2トーンルーフが増えてきたのでしょうか。

 お客さまがクルマの車種を決める理由の上位に、「車体色」が入ることが多くなっています。そのため、豊富なカラーラインナップに加えて、2トーンルーフを採用した車種の設定を増やしています。

――いつから採用されているのでしょうか。

 弊社では、2002年に発売した軽自動車の初代「アルトラパン」より2トーンルーフを設定しています。その後、2013年に発売した初代「スペーシア」、2014年に発売した初代「ハスラー」など採用車種を増やしていきました。

――2トーンルーフを選ぶのはどのような人が多いですか

 ファッションにこだわりがあるお客さまや、より個性的なクルマを求められているお客さまが2トーンルーフを選ばれることが多いです。

■ユーザーからの2トーンカラーの評判は?

 販売現場において2トーンカラーはどのような評判なのでしょうか。

 スズキの販売店スタッフに聞いたところ、次のように話します。

「2020年現在、スズキで販売するモデルにおいて、車種にあわせたかたちで2トーンカラーを設定しております。

 車種によって人気度は異なりますが、とくに2020年1月に発売された2代目ハスラーでは、当店で注文するお客さまの多くが2トーンカラーを注文しています」

ホンダ「N-BOX」。写真のプラチナホワイト・パール&ブラックは8万2500円高ホンダ「N-BOX」。写真のプラチナホワイト・パール&ブラックは8万2500円高

 また、軽自動車の「N-BOX」やコンパクトカーの「フィット」など、小型車を中心に人気モデルを揃えるホンダの販売店スタッフは、次のように説明します。

「ホンダのモデルでも2トーンカラーが設定されることがあり、経済性が求められる軽自動車のN-BOXにおいても、消費税込で8万2500円の『プラチナホワイト・パール&ブラック』の2トーンカラーをはじめ、高額であっても設定される例があります。

 お客さまに有償色の金額を説明すると、その高額さが原因で諦められる人もいらっしゃいますが、その個性的なカラーリングに一目惚れし、指名買いするお客さまもいらっしゃいます。

 お客さまの反応を見ると、そういう意味合いも強いカラーリングなのだと思います」

※ ※ ※

 個性を強調する2トーンカラーはユーザーにとって、クルマを購入するときの楽しみをさらに増幅する魅力もあるといえるでしょう。

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