ターボが無くても十分!? 100万円以下で購入可能なNAスポーツカーは何がある?
くるまのニュース / 2020年7月16日 10時10分
近年、スポーツカーはターボ化が進んでいますが、NAエンジンを搭載したスポーツカーの気持ちのいい走りも、根強い人気があります。今回は、予算100万円で購入できる中古車のNAスポーツカーを紹介します。
■一世を風靡したモデルがお手頃価格で買える!
クルマ好きなら一度はスポーツカーを所有したいと思う人も少なくありません。そこで、今回は100万円以下で購入可能なNAエンジンを搭載したスポーツカーを紹介します。
ホンダのロングセラーモデルとして名高い「シビック」ですが、1997年にホンダのスポーツモデルの代名詞である「タイプR」が追加されました。初代のパワートレインは、1.6リッター直列4気筒エンジンに5速MTを組み合わせていました。
大手中古車サイトによると、100万円以下で購入可能なタイプRは約20台で、平均価格は約92.9万円となっています。なかでも、 2代目シビックタイプRの流通量が多いようです。
2代目シビックタイプRは、2001年から2005年に販売されていたモデルで、イギリスで生産され、国内へは逆輸入するかたちで販売されました。
搭載されたパワートレインは、ホンダの技術が結集された2リッター直列4気筒エンジンで、最高出力215馬力を発揮する超高回転型のエンジンです。
これに、6速MTと専用にチューニングされたサスペンションを組み合わせることで、スポーティな走りが楽しめます。スパルタンな装備のベースグレードと、日常で快適に使える装備を充実させたCパッケージも用意されていました。
なお、中古市場で流通しているのは、走行距離10万kmオーバーの個体やカスタムされている車両が多いため、コンディションは慎重に見極める必要がありそうです。
同じくホンダからは、「タイプR」シリーズの第2弾としてシビックタイプRより前の1995年に登場された「インテグラタイプR」もあります。
中古市場の流通は全体で50台ほどとなり、100万円以下で購入可能なのは、2001年から2007年に販売された2代目モデルが中心となっています。
2代目インテグラタイプRに搭載されているパワートレインは、2リッター直列4気筒エンジンで、最高出力は220馬力を誇ります。
また、6速MTや専用チューニングされたサスペンションなど、スポーツ走行で重要な「走る・曲がる・止まる」のための装備が充実しています。
2004年にはマイナーチェンジがおこなわれ、ヘッドライトの形状が変更されたほか、サスペンションなどの見直しなどが施されています。
近年では、人気漫画「頭文字D」などの影響もあって、国内外で高い人気を誇るモデルとなっています。しかし、その人気の高さから、インターネット上では盗難被害の報告も多いため、購入する際は管理に一層の注意が必要です。
※ ※ ※
マツダ「ロードスター」は1989年、当時マツダの販売チャンネルのひとつだった「ユーノス」の名が冠せられてデビューを果たします。その後、1998年に2代目、2005年に3代目、そして現行モデルの4代目は2015年に発売されています。
100万円以下で購入可能なのは、初代から3代目モデルが中心です。
初代と2代目に搭載されるパワートレインは、1.6リッター直列4気筒エンジンと1.8リッター直列4気筒の2種類で、1.6リッターエンジンは最高出力120馬力から125馬力、1.8リッターエンジンは最高出力130馬力から160馬力を発揮します。
3代目になると、最高出力を162馬力から170馬力までパワーアップさせた2リッター直列4気筒エンジンを採用。より力強い走りを実現し、ライトウェイトオープンスポーツカーとして、軽量の車体を操る楽しさが与えられたクルマとなりました。
市場での流通が多いため、走行距離は短いものから多いものまで幅広く、価格もバラバラです。しかし、カスタムやオプション追加の無い標準装備車であれば、走行距離5万km以下で50万円以下といった格安な個体も見受けられます。
走行距離を抑えたい、コンディションや装備にこだわりたいなど、ニーズに合わせて自由に幅広い選択が可能です。
■見つけたら買い! ほとんど市場で見かけなくなったモデルも
現在では、なかなか中古車市場に出回ることがなくなってしまった希少モデルでも、100万の予算で購入できるものも存在します。
1978年に発売された三菱のコンパクトカーである三菱「ミラージュ」に、「サイボーグ」と名付けられたスポーツモデルが追加されたのは、3代目ミラージュが登場した1987年のことです。その後、5代目ミラージュまでこの名称が付けられてラインナップされていました。
現在、中古車での流通は非常に少ないものの、大手中古車サイトには数台ほど販売されています。また、過去販売されていた個体を含めると、相場は100万円以下となっているものがほとんどで、なかでも5代目の流通が多いようです。
大きな特徴は、4代目以降に採用された新開発の「MIVEC」と呼ばれる、1.6リッター直列4気筒エンジンです。
MIVECは、エンジンの回転数や吸排気の流速に合わせたバルブの開閉量やタイミングの調節ができ、出力や燃費の向上が期待できるマルチモード可変バルブタイミング機構を採用したエンジンです。これにより、4代目サイボーグは最高出力175馬力を発揮し、力強い走りを実現しています。
三菱「ミラージュ サイボーグ」
1995年から2000年に発売された日産の5代目「パルサー」、そのハッチバックモデルに付けられた名前が「セリエ」です。
1997年にはスポーツモデルとして特化したグレード「VZ-R」が設定され、オーテックジャパンと共同開発した「VZ-R・N1」なども存在し、N1カテゴリーレース用のベース車両として活躍しました。
中古車市場での価格は、10万円から30万円ほどで、あまり市場に出回っていない車種なため、大手中古車サイトでも数台ほどの流通となっています。
パワートレインは、最高出力105馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒エンジン、最高出力120馬力を発揮する1.6リッター直列4気筒、最高出力140馬力を発揮する1.8リッター直列4気筒の3種類です。
それに加え、VZ-Rグレードには、最高出力175馬力を発揮する1.6リッター直列4気筒エンジンが搭載されています。
VZ-R以外の各グレードにはそれぞれに4速ATと5速MTの両方が用意されており、誰でも気軽に乗り走りを楽しめるモデルとなっています。
※ ※ ※
新車では高嶺の花だったモデルも、中古車であればお手頃な100万円以下で購入可能です。もちろん、相当の年数が経過し、走行距離も伸びたモデルも多いですが、中古車ならではのチェックポイントを見極めて、コンディションの良い個体を選べば、十分快適な走りを楽しめるクルマを購入することができるでしょう。
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