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72%が回答! 「Go To Travelキャンペーン」の内容は分かりづらい

くるまのニュース / 2020年7月17日 9時40分

アジアを舞台に、エアトリ旅行事業、訪日旅行事業、ITオフショア開発事業、ライフイノベーション事業と投資事業を手掛ける株式会社エアトリは、男女7787人を対象に「Go To Travelキャンペーン」に関する調査を実施しました。

■スタート直前の「Go To Travelキャンペーン」

 2020年7月22日から開始となる「Go To Travelキャンペーン」は、大幅な割引額が注目を浴び、ニュースやSNSで大きく取り上げられる一方で、開始予定日が変更になったり、未だ明らかになっていない詳細が多いことから「分かりづらい」などの声や、地方自治体では中止してほしいという意見も出ています。

 そこで、アジアを舞台に旅行事業などを展開する株式会社エアトリはユーザーを対象に、Go To Travelキャンペーンの利用意向や危惧していることなどを調査しました。

 調査の対象となったのは、エアトリユーザーの男女7787人で、調査期間は2020年6月26日から7月13日の18日間です。

 まず、「現在の国内旅行に対する意向を教えてください」という質問に対して、もっとも多かった回答が「Go To Travelキャンペーンが始まったら旅行に行こうと思っている」の45.2%)で、Go To Travelキャンペーンの開始によって国内旅行者が一気に増えることがうかがえました。

 また、「Go To Travelキャンペーン前でも旅行に行く予定がある/行こうと思っている」は33.5%の一方で、「Go To Travelキャンペーンが始まってもまだ旅行に行くつもりはない」は4.5%に過ぎず、世間の外出自粛意識は緩和されています。

 性別・年代別で見たところ、Go To Travelキャンペーン前でも旅行に行く予定がある/行こうと思っていると回答した割合は若年層ほど多かったものの、Go To Travelキャンペーンが始まったら旅行に行こうと思っているも含めると、すべての世代において7割超えとなり、全世代・性別において旅行意欲の高まりを感じる結果となりました。

「これから旅行に行く場合、各交通手段について利用意向を教えてください」という質問には、もっとも多かったのは他人との三密回避ができる「クルマ」が75.4%だった一方で、「飛行機」に関しても66.2%の人が利用したいと回答しており、遠方への旅行意欲が高まりを見せています。

 逆に、「乗客船」はクルーズ船のクラスター発生が大きく報じられたためか、「利用したくない」の割合が唯一半数を超えました。

 さらに、「Go To Travelキャンペーンを利用して旅行しようと考えていますか?」という質問に対しては、「利用して旅行をしようと考えている」との回答が86.7%。いままでの自粛で旅行意欲が高まっている上に、今回の大きな割引は多くの人たちを魅了しているようです。

 続いて、都道府県別でGo To Travelキャンペーンを利用しての旅行意向を見たところ、旅行意向の高い都道府県は1位が香川県の94.3%、2位が高知県の94.1%、3位が93.8%。旅行意向の低い都道府県は、1位が島根県の60%、2位の宮城県の70.7%、3位が鳥取県の71.4%と、共に新型コロナ感染者数の少ない場所が上位となりました。

 また、新型コロナ感染者数の多い首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の旅行意向はいずれも80%後半となっており、決して低くはない結果です。

■「Go To Travelキャンペーン」は、分かりづらい?

「Go To Travelキャンペーンについて理解できていますか?」という質問には、「名前も聞いたことがない」と回答したのはたった3.2%で、Go To Travelキャンペーンは95%以上の認知度を誇っている一方で、72.2%もの人がキャンペーン内容について「よく分からない部分がある」と回答しています。

「Go To Travelキャンペーン」を利用して、旅行に行くイメージ「Go To Travelキャンペーン」を利用して、旅行に行くイメージ

 また、キャンペーン内容について「よくわからない部分がある」と回答した人に対し、具体的にどこが分かりづらいかを聞いたところ、「割引対象になる商品がどれなのか?(割引適用条件)」については8割以上、「どこで予約したら良いか?」「いくら割引になるのか?」「いつから始まるのか?」についても過半数が分かりづらいと回答しました。

 さらに、Go To Travelキャンペーンを利用して旅行するつもりと回答した人に対し、「Go To Travelキャンペーンで検討している旅行先はどこですか?」と聞いてみたところ、もっとも多かったのが「沖縄県」、続いて「北海道」、「福岡県」との結果となりました。

「沖縄県」は医療体制が整っていないエリアも多く、「北海道」はかつて緊急事態宣言も出された場所ですが、報道の影響はまったくなく、根強い人気を見せています。

 一方で、未だ新規感染者の多い首都圏については「東京都」が7位、大型テーマパークのある「千葉県」や「神奈川県」、「埼玉県」は圏外となり、まだ旅行先としては躊躇する人もいるようです。
 
「旅行先について避けようと思っている場所はどこですか?」という質問に対しては、「混み合う人気観光地」については62.5%の人が、「新規感染者が一定数出ている都道府県」についても過半数が避けようと思っていると回答した一方で、「離島など医療施設が充実していないエリア」は17.3%に留まり、感染には注意を払うが、感染した際のことにまで注意を払っている人は少ない結果となりました。

※ ※ ※

東京での新型コロナウイルスの感染拡大など、第2波が心配される状況で、日本政府行するGo To Travelキャンペーン。

 7月22日からのスタートが決定していますが、その前に、キャンペーンの意義や内容を明確にする必要がありそうです。

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