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全世代向け!? ホンダ「フィット」の心地よさは好評!? 直近の販売動向はどうなった?

くるまのニュース / 2020年7月26日 14時10分

5つの異なるタイプを設定したことで大きな話題となったホンダの4代目「フィット」。従来のグレード体系からタイプに合わせるスタイルへと変更しましたが、ユーザーからはどのような評価を受けているのでしょうか。

■「グレード」を廃止し5つの「タイプ」へ

 2020年2月に4代目へとフルモデルチェンジしたホンダ「フィット」は、ユーザーのライフスタイルに合わせた5種類のタイプをラインナップ。ひとつのモデルで異なるユーザーニーズに合わせやすくなった一方で戸惑いの声が上がるなど、さまざまな反応が寄せられています。発売から半年経った現在の販売状況はどうなっているのでしょうか。

 2001年に登場した初代フィットは、それまでのコンパクトカーの常識を覆す広大な室内空間や多彩なシートアレンジを可能とし、世界各国で販売されるグローバルモデルへと成長しました。

 4代目フィットは、室内空間や多彩なシートアレンジを継承しつつ、使い勝手の面でも運転席と助手席の間にテーブルコンソールを設置するなどレイアウトを工夫。

 ハイブリッド車ではパワーユニットを小型化することで荷室の広さを確保し、ユーザーの使い心地により配慮した設計となっています。

 また、ユーザーのライフスタイルに合わせた5つのタイプが設定されています。

 シンプルな「BASIC(ベーシック)」を基本として、生活に馴染むデザインと快適性を備えた「HOME(ホーム)」、アクティブに過ごしたいユーザーのための「NESS(ネス)」、週末の外出などエンジョイライフに応える「CROSSTER(クロスター)」、そして、上質さを備えたスタイリッシュな「LUXE(リュクス)」です。

 パワートレインは、1.3リッターエンジンのガソリン車と1.5リッターエンジンン+2モーターを搭載するホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」の2種類を設定。なお、e:HEV車のエントリーグレードではWLTCモード燃費で29.4km/Lを誇るなど、優れた燃費性能を備えています。

 従来の歴代フィットでは、このようなライフスタイルに合わせた「タイプ」による差別化ではなく、装備の充実度によるグレード分けがおこなわれていました。

 歴代フィットと比較して、一見すると選択肢の違いが分かりにくくなってしまったようにも見える4代目モデルを、ユーザーはどのように捉えているのでしょうか。

 ホンダ販売店のスタッフは、「確かにグレードの廃止、で選択肢ごとの違いが分かりにくくなってしまったように見えますが、ライフスタイルにあわせて選択すればよいことをお客さまに説明することで、選びやすくなったとの声もあります」といいます。

 ライフスタイルにあわせて新型フィットのタイプを選択するユーザーがいる一方で、従来のヒエラルキーに近い車両価格を元にしたタイプ選びをするユーザーも、少なくありません。

 前出とは別のホンダ販売店スタッフは、「今回、フィットではグレードを廃止し、ライフスタイルに合わせたタイプを設定していますが、それぞれ価格が違います。そのため実際のところは価格に合わせてタイプを検討しているお客さまが多いと感じます」と話します。

■ライフスタイルによるタイプわけ。でもユーザーは価格で選んでいる?

 各タイプの価格を比較すると、基本形となる「ベーシック」のガソリンモデル(FF)が155万7600円に対し、上質さを備えた「リュクス」のガソリンモデル(FF)では197万7800円と約42万円も差があります。

 そのため、購入や検討段階では価格でタイプを選ぶユーザーも少なくないようです。

さまざまな心地よさを提供するホンダ「フィット」(画像はネス)さまざまな心地よさを提供するホンダ「フィット」(画像はネス)

 一方、ホンダ販売店スタッフは、次にように説明します。

「決して価格だけですべてが決まるわけではありません。もっとも価格が低いのはベーシックですが、当店で1番売れているのはホームで、その次にクロスターと続いています。

 ベーシックは装備を最低限にした基本形ですが、そこにLEDライトなどを追加していくとホームとほぼ同額になることや、シート素材も違うことからホームのほうがお得感があります。ベーシックは主に法人のお客さまからご注文をいただくタイプとなっています。

 クロスターはほかのタイプと比べて3ナンバーサイズということや、SUVらしいエクステリアとってなっているため、若年層から年配層まで幅広いアクティブなお客さまに好評です。

 最初は分かりづらいように思えますが、タイプごとに特徴が異なることから、今までより選びやすくなったという声は多く聞きます」

 ベーシックは全長3995mm×全幅1695mm×全高1515mm-1565mmの5ナンバー車ですが、クロスターは全長4090mm×全幅1725mm×全高1545mm-1570mmと全体的に拡大され、3ナンバー車となっています。

※ ※ ※

 2020年2月にフルモデルチェンジし4代目となったフィットは、翌月3月には1万4845台を販売し、月間の販売目標台数である1万台を上回る好調な滑り出しを見せました。

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発せられて以降も販売台数は伸び、2020年上半期(1月から6月)の販売台数は1位トヨタ「ライズ」の5万8492台、2位「カローラ」の5万7235台に次ぐ、5万29台を記録しています。

 歴代フィットから継承されてきた広い室内空間や、クロスターなどのSUVタイプが加わったことにより、ライバルとの競争に負けない車種となりつつあるようです。

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