超いいね! トヨタ新型SUV「ヤリスクロス」 見た目&乗り味の実力はいかに
くるまのニュース / 2020年7月23日 18時10分
2020年4月23日に世界初公開されたトヨタの新型SUV「ヤリスクロス」。同社のコンパクトカー「ヤリス」と同じGA-Bプラットフォームを採用したヤリスシリーズのSUVです。今回、プロトタイプモデルをサーキットにて試乗した様子を、自動車ジャーナリスト・国沢光宏氏が解説します。
■新型ヤリスクロスは発売間近!? プロトタイプの実力を試す!
2020年9月上旬に発売となるトヨタの新型SUV「ヤリスクロス」のプロトタイプに試乗出来た。売れ筋クラスのSUVとなるため、気になっている人も多いのではないでしょうか。
プロトタイプとはいえ、車両を見たら市販モデルに限りなく近い感じ。今回、試乗したクルマで評価しても何ら問題無いレベルの仕上がりでした。ライバルとなるホンダ「ヴェゼル」や日産「キックス」など考えているなら御参考に。
まずエクステリアから。個人的に「超いいね!」なのが、ハイライダー感タップリの最低地上高です。
このカテゴリー、車体が路面から離れているほどカッコ良いとされ、ヤリスクロスは文句無し。
加えて最低地上高は、災害時や大雪など悪条件下のサバイバル能力に決定的な影響を与えます。しかし、ヤリスクロスのスペック上の最低地上高は170mm。見た感じより低い。
ヤリスクロスの下回りを覗き込んでみたら、床面は200mm級のSUVと同じくらい高いのですが、フロントサス部分だけ低くなっており、そこが170mmらしい。
雪道ならここが通過すればいいだけ。水溜まりなどはフロアの高さが重要なので問題無し。実際、同じプラットフォームを採用する「ヤリス」より50mmも床面を高くしているといい、本格的なSUVとして使えます。
乗降性は素晴らしいです。ヤリスよりシート高が50mm以上高くなっているため、乗り降り時の「よいしょ!」感が決定的に薄くなった。
これだけ高さが違うとドライビングシートに座ったときの見晴らしからして良いです。シートリフターで調整すれば、小柄な女性だって良好な視界を確保出来るでしょう。このあたりもSUVの良さを感じます。
ヤリスだと「狭い」といわれているリアシートは、レッグスペースや背もたれの位置など同じ。ただ座面が20mm高くなり、天井高も50mmくらい高い。
運転席を少し前寄りにセットしてもらうことで、身長183cmの筆者(国沢光宏)でも2時間くらいなら座っていられる。ヤリスの場合、横向くなど少しお行儀の悪い座り方をしたくなります。
■ヤリスクロスをいざ、試乗! その乗り味は?
長い前置きになりましたが、ハイブリッド車から試乗といきましょう。
パワーユニットはヤリスと同じ1.5リッター直列3気筒エンジン+リチウムイオン電池を使う最新世代ハイブリッドシステムを搭載。
システム出力でいえば「アクア世代」より16%アップの116馬力となる。試乗してみると低い速度域を中心にモーターアシスト量を大幅に増やしており、数字以上にパワフル。
街中を想定した乗り方をすると、スポーティさを感じるほど。アクセル踏んだ瞬間に加速します。
そして新世代ハイブリッドは、実用燃費の良さでも高い評価を受けている。普通に乗って25km/Lくらい出るといい、ドライバビリティはヴェゼルのハイブリッドを圧倒しています。予算に余裕あればハイブリッドを選ぶのが良いと思う。
続いてハイブリッドの4WDを試す。車重にして100kgくらい重くなるため、加速などわずかに落ちる。実用燃費も数%程度悪くなるという。
その代わり、雪道などで圧倒的な走破性を持つ。また今回はサーキットでの試乗だったため、限界特性でリアサスがダブルウィッシュボーンの4WDが優勢。雪道を走る機会のある人なら迷うこと無く4WDをおすすめします。
ガソリン車とハイブリッド車でそれぞれ個性の違う新型「ヤリスクロス」
ベースモデルに搭載される1.5リッター直列3気筒エンジンのガソリン車も乗ってみた。
最高出力は120馬力でハイブリッド車より高い。ただ低回転時のモーターによるアシストが無いため、街中のパワー感で負けています。
今回のようなサーキットで高回転まで引っ張ると、例えば1コーナーの進入速度はハイブリッド車が125km/hに対し、ガソリン車は134km/hと高い。絶対的な動力性能で優位。
燃費と車両価格のバランスは、大雑把に考えて10万km走ったらハイブリッド優位になる感じらしい。10万km以上走るならハイブリッドです。
10万km以下で購入時のコストを抑えたいという人や、絶対的な動力性能の高さを望むなら、多少エンジン音が賑やかという点を了承のうえで普通のガソリン車を選ぶのもいいと思う。
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