これは安い! トヨタ新型「ヤリスクロス」は179万円から!? 最短納車はいつになる?
くるまのニュース / 2020年7月27日 14時10分
2020年9月初旬に発売予定のトヨタ新型SUV「ヤリスクロス」。すでにデザインやパワートレイン、ボディサイズなどの詳細が明らかになっていますが、さらなる情報としてグレードごとの価格や納車時期が判明しました。
■新型ヤリスクロスの価格が判明!? ライバル勢と比べるとどうなの?
トヨタのコンパクトカー「ヤリス」の派生SUVとして、2020年9月初旬に発売予定の新型SUV「ヤリスクロス」。7月23日からティザーサイトが公開され、詳細が徐々に明らかになってきましたが、気になる価格はどうなっているのでしょうか。
新型ヤリスクロスのボディサイズは、全長4180mm×全幅1765mm×全高1560mm(アンテナ除く)、ホイールベース2560mm。同じGA-Bプラットフォームを採用するヤリスの全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mm、ホイールベース2550mmより、ひと回り大きなサイズです。
トヨタが国内で販売するコンパクトSUVでは、ダイハツからOEM供給されている「ライズ」(全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm)や、「C-HR」(全長4385mm-4390mm×全幅1795mm×全高1550mm-1565mm)がラインナップされ、その間を埋めるSUVとして新たに投入されます。
外観デザインは、力強く洗練されたデザインと大型のフェンダーモールを装着したことにより、オフロード感を演出。
内装デザインでは、各操作において使い勝手を考慮した配置にしているとともに、目に付きやすいセンターコンソール部分では縦方向のモーションを強調するデザインにすることで、SUVらしさを表現しました。
荷室空間ではコンパクトなボディの上下、左右、前後を賢く使った荷室アレンジを実現したことで、大きな荷物や長尺物の収納が可能です。
さらに、リアシートは、同社のコンパクトSUVとして初となる「4:2:4分割可倒式」を採用。これにより、リアシート真ん中を倒せば長尺物を積載でき、荷室スペースのデッキボードは6:4分割を採用したことで、載せる荷物に応じて荷室床面の高さを2段階で調整出来ます。
新型ヤリスクロスのパワートレインは、ヤリスに搭載される1.5リッター直列3気筒エンジンのガソリン車(2WD/4WD)と、同エンジンにハイブリッドシステムを搭載したハイブリッド車(2WD/E-Four)を設定。
力強い4WDを堪能できるさまざまな性能が備わっており、ガソリン車には「RAV4」などにも採用されている「ダイナミックトルクコントロール4WD」を搭載。また、路面状況に応じた3つの走行モード(ノーマル/MUD&SAND/ROCK&DIRT)を任意で選択可能です。
ハイブリッド車のE-Fourでは、TRAILモードを設定。これは、空転するタイヤにブレーキを掛けることで、反対側のタイヤに駆動トルクを掛ける制御をおこなうことで、接地するタイヤに最適な駆動トルクを配分し、悪路からのスムーズな脱出をサポートするものです。
さらに、新型ヤリスクロスの4WD性能を高める機能として、降坂時に停車速を維持する「ダウンヒルアシストコントロール」や雪道などの滑りやすい路面でスムーズな発進をサポートする「SNOWモード」も備わっています。
※ ※ ※
新型ヤリスクロスのグレード展開は、ベースとなる「X」、16インチアルミホールやバックガイドモニターが備わる中間の「G」、18インチアルミホイールやシートヒーターが備わる最上級グレード「Z」を設定。また、Xグレードには、「Bパッケージ」というビジネスユーザー向けのエントリーグレードも用意されています。
グレードによる違いについて、トヨタの販売店スタッフは次のように話します。
「Bパッケージを除けば、全車に安全装備の『Toyota Safety Sense』を標準装備していますので、ガソリン/ハイブリッド、2WD/4WD(E-Four)といったお客さまのニーズによって好みが異なってきます。
まだ、正式な受注段階ではないので人気となるグレードはわかりませんが、普段あまり乗らない人や近所の買い物クルマとして日常生活をメインに考えるのであれば、Xグレード(ガソリン/2WD)でも十分かと思います。
一方、週末に旅行やレジャーに行かれる場合や、家族で移動する機会が多いなどは、Gグレード以上のハイブリッドをおすすめします。
また、買い物が多いお客さまなどには『ハンズフリーパワーバックドア』というバンパー下に足をかざすとバックドアを開閉できる機能は便利です。これは、GまたはZグレードに7万7000円でオプションとして付けることができます」
■気になる新型ヤリスクロスの価格や安全装備、納車時期は?
Bパッケージ以外にToyota Safety Senseを全車標準装備していますが、細かな機能としてはプリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転車[昼]検知機能付き衝突回避タイプ)や、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)が採用されています。
また、交差点右折時の直進車に対応する「プリクラッシュセーフティ(交差点シーン対応)」や自車線内の歩行者との衝突を回避する「緊急時操舵支援機能」、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光する「アダプティブハイビームアシスト」などを採用。
さらには、ヤリスで世界初採用された「アドバンストパーク」は苦手な駐車時の操作をクルマがアシストする機能を設定しています。
新型ヤリスクロスには、トヨタ初採用装備として高速走行時の強い横風を検知して車線からの逸脱を抑制する「S-VSC(横風対応抑制付)」が設定されました。
ヤリスシリーズとの比較。似ているようで似ていない?
では、具体的なグレードごとの価格や納車時期はどうなるのでしょうか。前出の販売店スタッフによると次のようになるようです。
「ガソリン車の2WDでは、Xグレードの189万6000円からZグレードの221万1000円。4WDはXグレードの212万7000円からZグレードの244万1000円です。なお、XグレードのみBパッケージが設定され、2WDが179万8000円、4WDは202万9000円となっています。
ハイブリッド車の2WDは、Xグレードの228万4000円からZグレードの258万4000円で、E-FourのXグレードが251万5000円からXグレードの281万5000円となっています。
なお、納車時期に関しては8月1日から正式オーダー開始となるため、その時点で予約受注をした場合は早くて9月下旬くらいになると思います」
※ ※ ※
また、別の販売店スタッフは現在のSUVラインナップについて次のように話します。
「ヤリスクロスが加わると、コンパクトなライズ、C-HRやひとつうえのRAV4やハリアーとグレードや価格、デザインによってそれぞれ競合していきます。
これは、トヨタブランド内での選べる幅が広がることになるので、さまざまなニーズを持たれるお客さまにピッタリの1台をご提供できるのではないかと思っております」
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