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2リッターセダンはすでに希少種!? 最新スポーティセダン3選

くるまのニュース / 2020年7月28日 16時10分

近年、人気に陰りがあるセダンですが、パーソナルカーとしての需要があり、数少ないながらもラインナップは健在で、なかにはスポーティなモデルも存在。そこで、現行の国産セダンのなかから、スポーティな2リッターモデルを3車種ピックアップして紹介します。

■最新の2リッタースポーティセダンを紹介

 かつて、日本の高性能セダンといえば2リッターエンジンを搭載したモデルが主流で、各メーカーから数多くラインナップされていました。

 近年はセダン人気の低迷と共に、ダウンサイジングターボエンジンやハイブリッドの普及によって、2リッターエンジンを搭載したセダンも減少傾向にあります。

 しかし、セダンはパーソナルカーとしての需要が少なからずあり、いまも各メーカーが販売は継続している状況で、なかには高性能なモデルも存在。

 そこで、現行の国産セダンのなかから、スポーティな2リッターモデルを3車種ピックアップして紹介します。

●スバル「WRX S4 STI Sport ♯」

限定500台がすでに完売したコンプリートカー「WRX S4 STI Sport ♯」限定500台がすでに完売したコンプリートカー「WRX S4 STI Sport ♯」

 かつてスバルを代表するスポーツセダンだった「インプレッサWRX」の流れを汲むモデルが「WRX S4」。より高性能な「WRX STI」はすでに販売を終了していますが、CVTモデルのWRX S4は健在です。

 このWRX S4に、STI(スバルテクニカインターナショナル)が手掛けたコンプリートカー「WRX S4 STI Sport ♯(シャープ)」が登場。

 外観は、大型のフロントアンダースポイラーやフロントグリル、リアバンパー(エアアウトレットグリル付)など、「WRX STI」の限定車として絶大な人気を誇った「S208」や「EJ20 ファイナルエディション」に装着されたエアロパーツを移植。

 そしてフロントにSTI製フレキシブルタワーバーの追加や、シャシのしなりを補正するスティフナーを前後に装備することで、剛性アップとコーナーリング中の走行安定性向上が図られています。

 内装では、ブラックとシルバーのモノトーンとしたレカロ製フロントシートや、ステアリングホイール、本革巻シフトレバー&シフトブーツなど専用アイテムを採用。

 さらに吸音材や制振材を随所に追加することで、より静かで快適な室内空間を実現し、大人のためのスポーツセダンを具現化しています。

 パワートレインではエアクリーナとマフラーにSTI製パーツを採用することで吸排気の抵抗を低減し、2リッター水平対向4気筒ターボエンジンの、最高出力300馬力というスペックはベース車から変わっていませんが、加速中のエンジントルクを最大約10%向上したといいます。

 また、CVTオイルクーラーと強化ラジエーターファンを搭載して冷却性能をアップし、スポーツ走行時の熱によるトラブルを抑制。

 なお、価格は474万1000円(消費税込、以下同様)で500台限定となっていましたが、すでに完売しており、受付を終了したとアナウンスされています。

 スタンダードなWRX S4はグレード構成を「STI Sport EyeSight」のみの設定とし、継続して販売されているので、現在も入手可能です。

●マツダ「マツダ3」

美しさが際立つ流麗なフォルムのセダン「マツダ3」美しさが際立つ流麗なフォルムのセダン「マツダ3」

 2003年に発売されたマツダ初代「アクセラ」は、同社のラインナップの中核を担うCセグメントのモデルとして登場。

 2019年5月のモデルチェンジで日本国内向けの車名がアクセラからグローバルで統一した「マツダ3」に変更となり、外観やシャシが一新されました。

 ボディタイプは5ドアハッチバックの「ファストバック」と4ドアセダンをラインナップ。

 フロントマスクは生命感をカタチにするマツダのデザインテーマ「魂動」を深化させ、ボディは艶やかな曲面で構成された美しいラインが特徴的です。

 搭載されたエンジンは、最高出力111馬力の1.5リッター、156馬力の2リッター直列4気筒の2種と、116馬力の1.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを設定。

 さらに、ディーゼルエンジンの特徴である圧縮着火をガソリンエンジンでも可能とし、少ない燃料で効率のよい燃焼を実現する世界初の「SPCCI」(火花点火制御圧縮着火)と、マツダ独自のマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた、「SKYACTIV-X」エンジンを搭載するモデルもあります。

 SKYACTIV-Xは最高出力180馬力の2リッター直列4気筒スーパーチャージャーエンジンで、燃費はWLTCモード17.2km/Lと、パワーと低燃費を両立。

 また、安全性能も先進安全技術である最新の「i-ACTIVSENSE」を採用することで、ドライバーをサポートします。

 セダンの価格は2リッターガソリン車が251万5741円から、SKYACTIV-X車が319万8148円からで、セダンは6速ATのみの設定ですが、ファストバックは6速MTも設定されています。

■北米で絶大な人気を誇るホンダのセダンとは!?

●ホンダ「アコード」

力強いマスクにクーペスタイルのボディがマッチする「アコード」力強いマスクにクーペスタイルのボディがマッチする「アコード」

 ホンダ初代「アコード」は1976年に発売。「シビック」の上位車種として当初は3ドアハッチバックのみでしたが、後にセダンを追加して主軸のモデルとなります。

 2代目からは国産メーカーで初となるアメリカ工場で生産が始まり、以降は北米でホンダを代表する車種として人気を不動のものとしました。

 そして、2019年10月の「第46回東京モーターショー2019」のホンダブースで、グローバルセダンである新型アコードが公開され、2020年2月に国内で発売。

 外観は6ライトウインドウの採用が特徴で、ロー&ワイドなプロポーションの流麗なクーペセダンとなり、力強いフロントフェイスと美しいルーフラインのバランスが絶妙です。

 日本仕様のパワーユニットには、2リッター直列4気筒エンジンに、ふたつのモーターを組み合わせたホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV(イー・エイチイーブイ)」を採用。

 エンジンの最高出力は145馬力とマイルドですが、モーターは最高出力184馬力を発揮。高速走行以外は基本的にモーターによるEV走行が主体で、パワフルかつスムーズな走りと、低燃費を実現しています。

 足まわりはフロントにストラット、リアにマルチリンクを採用した4輪独立懸架で、ダンパーの減衰力を4輪で制御する「アダプティブ・ダンパー・システム」を装備し、さらに前輪のブレーキを独立制御して車両挙動をコントロールする「アジャイルハンドリングアシスト」を導入するなど、優れた乗り心地とハンドリングを高い次元で両立。

 アコードの価格は1グレードで465万円です。なお、北米仕様には最高出力252馬力を発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載した、スポーティな「2.0T」シリーズもラインナップされています。

※ ※ ※

 冒頭にセダン人気の低迷とありますが、ホンダは「シビックセダン」の国内販売を終了することが決定しており、レクサス「GS」は2020年8月に生産終了と発表されました。

 トヨタ「マークX」は2019年をもって販売を終了し、三菱は2016年に国内市場からセダンの販売を撤退しています。

 このように日本ではセダンの減少が続いていますが、スライドドアのミニバンや軽トールワゴンの台頭や、ユーティリティの高いSUV人気の高まりが理由です。

 かつてはファミリーカーとしても売れていたセダンですが、現在の状況を鑑みると、今後、復権することは難しいでしょう。

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