可愛いだけじゃない! ホンダ新型「ホンダe」 距離よりも使い勝手重視のEVだった!?
くるまのニュース / 2020年8月5日 17時10分
2020年8月5日にホンダは近日発表を予定している小型EV「ホンダe」の日本仕様をお披露目しました。可愛らしい見た目とは違う「走り」の部分にはどのような特徴があるのでしょうか。
■可愛いけどスゴい走りも可能な「ホンダe」
ホンダは、近日正式発表を予定している小型EV「ホンダe」の日本仕様を2020年8月5日に公開。可愛らしい見た目とは違う「走り」の部分にはどのような特徴があるのでしょうか。
ホンダeは、同社が提案する都市型コミューターとして「環境」「技術」「価値観の多様化」などを軸に開発されたモデルです。
昨今は、世界的にクルマの環境性能や法整備が進んでいることもあり、各自動車メーカーではEV、HV、PHEVなどの内燃機関だけではないパワートレインの開発を進めてきました。
ホンダeの開発背景には、欧州が2021年から強化する燃費規制(CAFE規制)に対応する手段としてのEVという考え方や、欧州や日本の狭い道路事情に適した小型モデルという観点から、航続距離重視ではない街乗りを基本とする小型EVという部分が大きなポイントとなっているといいます。
都市型コミューターとしての小型EVとして投入されるホンダeは、最小回転半径を4.3mとすることで軽自動車並みの取り回しやすさを実現。
搭載されるe:HEV駆動モーターは、最高出力113kW(約153馬力)、最大トルク315N・mとなり、3リッターV型6気筒並みの大トルクを発生させ、ボディ後方のトランクルーム下に配置することでキビキビとした走りが可能です。
バッテリー容量については、街乗りで必要十分としてWLTCモードで283kmを実現。また、注目のポイントは、優れた急速充電性能にあり、30分の急速充電で202kmの走行が可能だといいます。
このEVの航続距離について、開発責任者の一瀬智史氏は次のように話します。
「最近のEVは、ガソリン車と比べて1回の充電でどれだけ長く走れるかという部分が話題となります。しかし、ホンダeの場合は、あくまでも街乗りでの使用をメインに考えた結果、WLTCモードで283kmとしました。
また、他社のEVよりも優れている点として、30分の急速充電による航続距離が200kmを超えることで、30分でさらに200km進めるという安心感を提供出来ます」
※ ※ ※
運転感覚においてはノーマルとスポーツというふたつの走行を設定するほか、「シングルペダルコントロール」のON/OFFにより、アクセルペダル操作のみで加速/減速、停止(ブレーキ保持)をおこなうことで、街乗りから高速、山道などあらゆる場面でも楽しい走りを実現しています。
なお、減速度合いはノーマルモードで4段階、スポーツモードは3段階となり、パドルシフトの操作で減速度が選択可能です。
乗り心地の部分では、ホンダの小型EV専用ボディを用いることで高強度・高剛性を実現。また、サスペンションには前後ストラットサスペンションによる4輪独立懸架を採用するとともに、「シビック」に採用される容量のダンパーを使うことで、凹凸のある路面でも心地よい乗り心地になるといいます。
■都市型コミューターならでは! 最新の駐車支援&安全性能
ホンダeには、さまざま運転支援や安全装備が採用されています。
クルマの運転で駐車が苦手な人は一定数いるといいますが、そのような不安を解消するのも都市型コミューターの役割です。
ホンダeには、街中で安心して駐車が出来るように駐車支援システム「Hondaパーキングパイロット」を同社初採用しました。
これは、駐車したい場所をディスプレイ上で選択することで、クルマがアクセル/ブレーキ/ハンドル/シフト操作をすべて代行するため、ドライバーは周囲の安全確認に集中することが出来ます。
対応可能範囲は、駐車枠がある場合は3パターン、枠がない場合は2パターンとなり、4つもマルチビューカメラと12個のソナーで駐車枠や他車を検知して作動する仕組みです。
ホンダの小型EV「ホンダe」は新しいEV像を確立出来るか?
ホンダeには、ミリ波レーダーおよびカメラと前後ソナーを用いた「Honda SENSING」を全車標準装備。停止までを制御するアダプティブクルーズコントロールや車両、歩行者、自転車を検知して衝突回避を支援する「衝突軽減ブレーキ」といった安全装備が含まれます。
さらに、インパネ内のワイドスクリーンに直感的にわかりやすいイラストを表示する「安全装備設定」をホンダ車として初採用しました。
※ ※ ※
ホンダeは、他社のEVとは異なる都市型コミューターとして投入されます。可愛らしい見た目とEVらしいシームレスで爽快な乗り心地を両立した新しい小型EVに期待が高まります。
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