見通し上回りトヨタが黒字確保! 新型コロナ禍でも自動車メーカーに明るい兆し

くるまのニュース / 2020年8月6日 20時34分

2020年8月6日にトヨタは2021年3月期の第1四半期の決算発表をおこないました。国産大手メーカーのなかでは最後発の発表となりましたが、果たしてどのような決算報告となったのでしょうか。

■日本経済のけん引役となる自動車メーカーの第1四半期決算はいかに

 新型コロナ禍を受け厳しい決算発表が続くものの、自動車メーカーは日本経済のけん引役ということもあり相当頑張っています。

 自動車メーカーの決算発表でラストになったトヨタの2021年3月期の第1四半期(2020年4月から6月)決算報告を見ると、驚いたことに営業損益で黒字を確保してます。トヨタといえども赤字が予想されていただけに明るいニュースといっていいでしょう。

 もちろん販売台数は減少しているものの、「RAV4」などSUVが頑張り、5月に発表された対前年比60%という見通しを上回る69%を確保。

 そのうえで仕入れ先や販売店など各セクションの努力により黒字化したというから素晴らしいです。

 5月に豊田章男社長が「自動車メーカーが経済を引っ張る」と宣言して以来、攻めの姿勢になったのも功を奏したんだと思います。

 これで日本の大手自動車メーカーの第1四半期の決算がすべて発表されました。

 黒字だったのはトヨタとスズキ。そのほかのメーカーを見ると赤字ながら、ある程度予想出来たことです。

「トヨタも2000億円程度の営業損益を出す」と予想していたアナリストが多かったほどで、ここ数年のトヨタの強さをハッキリ感じさせます。

 ちなみに5日に発表されたホンダの第1四半期決算は営業損益で1136億円の赤字。2輪部門で黒字を確保出来たものの、4輪部門が新型コロナ禍のダメージを受けました。

 ただホンダも夏以降挽回を目指しており、前回未発表だった2020年度は1650億円の黒字になるという。年間株主配当も2019年度の半分以下ながら44円と発表しています。

 スバルの場合、第1四半期で157億円の営業赤字になったものの、やはり2020年度は黒字化を見込んでおり、営業利益800億円、純利益600億円という数字を出してきました。

 スズキは2020年度の見込みを発表していないが、もっとも厳しいと思われる第1四半期でギリギリながら黒字としていて、おそらく通期も黒字になると考えていいでしょう。

 通期で赤字見込みとしているのが日産とマツダ、三菱です。

 日産でいえば新型コロナ禍だけでなくゴーン時代の失策をカバーしなければならないず、大きな改革を進めながら、新型車を次々と出してきます。

 スペイン工場のリストラなども2020年内から2021年末になるなど、容易ではないが着実に動き始めているようで、2020年度の純損失は6700億円です。

 マツダの2020年度予想は営業赤字400億円、純損失900億円というもの。そして三菱が純損失3600億円ですが、日産と違い今後の新型車計画の弱さで厳しいかもしれません。

 そのため、新型コロナ禍に遭遇しなくても大きな赤字予想になったと思います。いずれにしろ日本経済の牽引役となる自動車産業の粘りは大いに心強いです。

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