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流行りのSUVの新定番? 車体色に「くすみカラー」が人気な理由とは

くるまのニュース / 2020年8月17日 9時10分

最近流行りのSUVですが、ボディカラーに特徴があるモデルが増えています。なかでも「くすみカラー」の車体色を揃えるモデルが注目されていますが、それはなぜなのでしょうか。

■曇り空みたいなくすんだ水色のボディカラーが新たな定番に!?

 クルマを購入する際に重視することとして、以前は燃費や経済性を挙げるユーザーが多かったのですが、最近ではボディカラーを重視する人が多くなっていることが市場調査によりわかっています。

 とくに昨今ブームとなっているSUVでは、独自のスタイルで個性を打ち出すモデルが多く、特色のひとつとしてボディカラーにこだわったモデルが存在。

 白、黒、シルバーといった定番カラーや、オレンジ、赤、黄色といった鮮やかなカラーに加え、カーキといった落ち着いたボディカラーなどが用意されていますが、最近は、「くすみカラー」の車体色が設定されているSUVが存在感を増しています。

 くすみカラーとは、鮮やかな色とは異なり、グレーがかったようなくすんだニュアンスカラーで、ファッションにも取り入れられてトレンドになっています。

 スバル「インプレッサ」のSUV版「XV」は、カジュアルな雰囲気と悪路走破性も兼ね備えたモデルとして人気ですが、同車の車体色としてくすみカラーが取り入れられました。

 カタログやウェブサイトなどでメインに使われている訴求カラーとして、「e-BOXER」と呼ばれるハイブリッドシステムを搭載した「アドバンス」グレード専用となる「ラグーンブルー・パール」という鮮やかなターコイズブルーが用いられていますが、XVでもっとも人気があるボディカラーは「クールグレーカーキ」だといいます。

 クールグレーカーキは、水色がかったソリッドグレーで道具感を演出。「ファン×アドベンチャー」を表現する車体色として設定されました。

 なおクールグレーカーキは、「レヴォーグ」や「レガシィ アウトバック」、「WRX STI」の限定車「S208」、「BRZ」の限定車「STIスポーツ クールグレーカーキエディション」などに設定された実績があります。

 XVのクールグレーカーキについて、スバルは次のように説明します。

「ポップでカジュアルなミリタリー感に加え、モダンや軽快さ、スポーティさ表現するライトグレーを融合したようなカラーを目指しました。

 従来は、白やシルバー、黒といった無彩色が多数を占めていたのですが、クールグレーカーキはXVのボディカラーで上位にランクインする人気カラーです」

 2019年度のXVの販売において、全体の33.5%の人がこのクールグレーカーキを選んでおり、同車では1番人気の色となっています。

 なお2位以下は、クリスタルホワイト・パール(18.2%)、ラグーンブルー・パール(9.3%)、サンシャインオレンジ(8.2%)と続きます。

 購入者の反響も上々のようで、「個性的だけど目立ちすぎない」「年齢や性別を選ばない」「アウトドアでも街中でも似合う」などの声があり、どのようなシーンでも映えるところが好まれているようです。

 また、「街中で走っているのを見て購入したという人が多い」とスバルはいいます。人気のボディカラーを選ぶ人が増えるほど、相乗効果で販売台数も増えているといえます。

※ ※ ※

 人気SUVのひとつであるトヨタ「RAV4」にも、くすみカラーが取り入れられています。

 ワイルドさが際立つ「アドベンチャー」グレードに設定されている「アーバンカーキ」は、グレーがかったカーキ色で、アウトドア志向のRAV4を引き立てる車体色として注目されています。

■軽SUVでもアースカラーが人気

 クルマを手放すときの査定基準では、白系の買取価格が高くなることが多いとされますが、それでもSUVを選ぶユーザーは個性的なボディカラーを好む傾向が強いようです。

レイクブルーメタリックのダイハツ「タフト」レイクブルーメタリックのダイハツ「タフト」

 この傾向は、ダイハツが2020年6月に発売した軽クロスオーバーSUV「タフト」でも見られます。

 新型タフトの発売1か月の販売実績は約1万8000台と、月間目標の4.5倍を達成し、早くもヒットモデルになっています。

 この新型タフトのボディカラーで人気なのは、新色として設定された「レイクブルーメタリック」、「フォレストカーキメタリック」、「サンドベージュメタリック」の3色です。

 新型タフトでは、大地や植物など自然物をイメージした緑色の「フォレストカーキメタリック」や茶色の「サンドベージュメタリック」やといったアースカラーを採用するとともに、アウトドアレジャーに似合う色として、くすんだブルーの「レイクブルーメタリック」が設定されました。

 ダイハツは「アウトドアでタフトを使われるお客さまが多いということを想定したボディカラーで、レイクブルーメタリックなどのアースカラーが人気」と説明しています。

 さらにホンダでは、「フリード/フリード+」に「シーグラスブルー・パール」、「フィット」に「サーフブルー」といったソリッド系の水色を設定。とくにフィットのサーフブルーは、SUVテイストを盛り込んだ「クロスター」グレードの専用カラーとなっています。

 フリードやフィットの水色が海をイメージしているところは、XVやタフトとは少し異なるといえますが、ユーザーからは「きれいな優しい色味」や「落ち着いた色」といった声が聞かれるなど好評を得ているようです。

※ ※ ※

 SUVと一言でいっても、ラグジュアリー志向のモデルや、アウトドア志向のモデルなど、さまざまなジャンルに分かれています。

 XVやRAV4、タフトなど、アウトドア系の遊び心あふれるモデルは多くのボディカラーをラインナップしていることが特徴のひとつです。

 多様化するユーザーのニーズに応えられるように豊富なボディカラーを揃えていますが、昨今注目されるくすんだ水色のボディカラーは、オン・オフどちらもこなせるうえに、ほかと被らない個性的を主張するボディカラーであることが人気の理由だといえます。

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