マセラティ・セダン史上最速!! 「ギブリ」と「クアトロポルテ」に「トロフェオ」仕様追加
くるまのニュース / 2020年8月12日 11時50分
2020年8月10日、マセラティがセダンの「ギブリ」と「クアトロポルテ」に「トロフェオ」をラインナップすることを発表した。すでに「レヴァンテ」にラインナップされているトロフェオの凄さとは?
■マセラティ史上最速セダンの誕生
マセラティは、2018年に発売したもっとも過激でパワフルなSUVである「レヴァンテ トロフェオ」に続き、新たに「クアトロポルテ」と「ギブリ」にも「トロフェオ」をラインナップすることを発表した。
●580psを手に入れたギブリとクアトロポルテ
ギブリおよびクアトロポルテのトロフェオの心臓部となるのは、3.8リッターV型8気筒ツインターボエンジンで、最高出力580ps/6250rpm、最大トルク730Nmを発揮する。
レヴァンテ トロフェオにすでに搭載されているこのエンジンは、マセラティ専用にマラネッロのフェラーリ工場で製造され、フロントエンジン・リアドライブのセダンにおいても同様にパフォーマンスを発揮できるよう改良・開発されている。
ギブリがV8エンジンを搭載するのは初となるが、「クアトロポルテGTS」では530psを持つV8エンジンが既に採用されている。今回のラインナップ拡張によって、新型ギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテすべてのレンジに580psのV8エンジンが搭載されることになった。ちなみに、いずれも燃費とEUの排出ガス規制に準拠している。
ギブリ/クアトロポルテ トロフェオは、レヴァンテ トロフェオの最高速度302km/hを上回る、最高速度326km/hを誇るマセラティ史上最速のセダンとなる。
レヴァンテ トロフェオと同様に、新型ギブリ/クアトロポルテ トロフェオにも統合車両制御(IVC)システムが搭載されることになり、ドライビングダイナミクスの強化、アクティブセーフティの向上、さらにスリリングなパフォーマンスを保証するための特別なセットアップが施されている。
よりスポーティなドライビングスタイルを実現するコルサボタンが追加され、レヴァンテ トロフェオ同様にローンチ・コントロール機能が備わった。
外観のトピックとしては、ローンチ・エクステリア・カラーとして、マセラティの「メイド・イン・イタリア」というアイデンティティを改めて強調するべく、イタリア国旗のトリコロールが採用された点だ
クアトロポルテにはグリーン、レヴァンテにはホワイト、ギブリにはレッドを、そしてつや消しクロームと光沢のあるレッドのトリムがそれぞれにアグレッシブさとエレガントさを同時に与えている。
それでは、トロフェオに与えられたエクステリアの仕様はどうなっているのだろうか。
■アグレッシブなエクステリアはどこが違う?
マセラティの特徴ともいえるエンジンのサウンドに加え、今回のトロフェオコレクションでは、高性能モデルであることを象徴する特別なスタイリングが施されている。
●インフォテイメントも刷新
最高出力580ps/6250rpm、最大トルク730Nmを発揮するV型8気筒エンジンを搭載
ブラックピアノ仕上げのデュアルバーのフロントグリル、カーボンファイバー仕上げのフロントエアダクトトリムとリアエクストラクターを採用するなど、よりアグレッシブな印象となった。
トロフェオコレクションに共通する外観の特徴は、サイドエアベントフレームとCピラーのサエッタロゴに施されたレッドのディテールである。
リアデザインはライト形状が刷新され、「3200GT」や「アルフィエーリ」のコンセプトカーにインスパイアされたブーメランのような意匠を採用している。
ギブリ トロフェオにおいては、ボンネット形状も新たなデザインが与えらた。レヴァンテ トロフェオと同様に、冷却性を高めるふたつのアグレッシブなエアダクトが備わったのだ。
足元を見ると、ギブリ/クアトロポルテ トロフェオには、21インチのオリオーネホイールがセット(レヴァンテ トロフェオには22インチのオリオーネホイールとなる)。
トロフェオのアグレッシブな意匠的特徴はインテリアにも同様に引き継がれており、イグニッションをオンにすると専用のインターフェースが表示される新しいオンボードパネルが採用された。
また、インテリアには最高級レザーであるフルグレインのピエノ・フィオーレ・ナチュラルレザーを採用し、ヘッドレストにはトロフェオの文字が刺繍されているのがオシャレだ。
ADAS(先進運転支援)システムには新機能が追加され、アクティブ・ドライビング・アシストにより、市街地や一般の高速道路でも運転支援機能が作動可能となった。
また、MIA(マセラティ インテリジェント アシスタント)にも新技術が導入され、解像度がアップグレードされたマルチメディアスクリーンは、ギブリ トロフェオ、クアトロポルテ トロフェオともに10.1インチ、レヴァンテには8.4インチのディスプレイが採用され、解像度とグラフィックが以前より向上した。
さらに、マセラティ コネクト プログラムにより、トロフェオ コレクションは常にインターネットに接続されており、さまざまなサービスが提供されることになる。
生産は、ギブリ/クアトロポルテ トロフェオは、グルグリアスコ(トリノ)のアヴォカート・ジョヴァンニ・アニエリ工場(AGAP)で、レヴァンテ・トロフェオはミラフィオーリ(トリノ)の工場だ。
日本導入時期や価格などは、未定である。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ワゴンもA4から改名、新型アウディ『A5アバント』正式発表
レスポンス / 2024年7月18日 11時37分
-
全長4.9m! トヨタ新型「FF最大・最上級セダン」が凄い! 最新「クラウン顔」採用した“新・大型セダン”「新型カムリ」米登場した姿とは
くるまのニュース / 2024年7月14日 11時10分
-
日産「新型スカイライン」発売へ 歴代最強の「匠“手組み”エンジン」×「旧車風デザイン」採用! 「スゴく特別なスカイライン」今夏登場
くるまのニュース / 2024年7月10日 7時10分
-
レクサスESに「ブラックライン」、限定1000台で4年ぶりに復活…米2025年型
レスポンス / 2024年6月28日 17時45分
-
スバル新型「スポーツ“セダン”」公開! MT採用&パフォーマンス重視設定がイイ! 羨ましすぎる水平対向エンジン搭載モデル! 米に登場の「WRX tS」ってどんなクルマ?
くるまのニュース / 2024年6月24日 14時50分
ランキング
-
1去勢された「宦官」は長寿集団だった…女性の寿命が男性よりもずっと長い理由を科学的に解説する
プレジデントオンライン / 2024年7月18日 8時15分
-
2結婚相談所は知っている「いつまで経っても、結婚できない男女の“意外な問題点”」
日刊SPA! / 2024年7月18日 15時50分
-
3iPhoneは「128GB」か「256GB」どちらを買うべきですか?【スマホのプロが解説】
オールアバウト / 2024年7月16日 21時25分
-
4ロシア軍の対空ミサイルを「間一髪で回避」ウ軍のドローンが“マトリックス避け”を披露 その後反撃
乗りものニュース / 2024年7月17日 11時42分
-
51日5分で二重アゴ&首のシワを解消!魔法の顔筋トレ「あごステップ」HOW TO
ハルメク365 / 2024年7月17日 22時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)