ボトル1本700万円!! アストンとボウモアのコラボウイスキーとは
くるまのニュース / 2020年8月18日 18時40分
アストンマーティンとボウモアという、歴史ある英国ブランドがコラボレーションして生み出された至高のスコッチウイスキー「ブラック ボウモアDB5 1964」が誕生。
■アストンとボウモアの初コラボウイスキー誕生
2020年8月6日、スコッチウイスキーのシングルモルト蒸溜所でも古い歴史を持つ「ボウモア」とアストンマーティンが初めてコラボレーションしたスコッチウイスキー「ブラック ボウモアDB5 1964」が発表された。
2020年晩秋から販売がスタートされ、価格は5万ポンド(邦貨換算約695万円)、製造本数は27本のみ、そのうちの25本が販売される。
●互いに重要な1964年
コラボウイスキーのネーミングにもなった「1964年」とは、ボウモアとアストンマーティンの両ブランドにとって重要な年を意味している。
ボウモアにとって1964年とは、蒸溜器を刷新し、近代的な蒸溜の時代の幕開けとなった年である。そして1964年11月5日に、この新しい蒸溜器で初めて蒸溜されたブラック ボウモアは、シングルモルトウイスキーのなかでももっとも希少価値が高く、人気の高いウイスキーとなっている。
1993年以降、ブラック ボウモアはおよそ6000本しか作られておらず、今回が6度目のボトリングとなる。
アストンマーティンにとっての1964年とは、1963年に市販された「DB5」が、映画007シリーズの『ゴールドフィンガー』の劇中車として初めて採用された年である。それ以降、DB5は「世界でもっとも有名なクルマ」と呼ばれるようになった。
アストンマーティン・ラゴンダのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるMarek Reichman氏は次のように述べている。
「ボウモアとの新たな提携は、象徴的なDB5の比類のない魅力と、世界的に有名なこのシングルモルトの醸し出す風味を組み合わせることで、アストンマーティンの歴史の重要な部分を祝う絶好の機会となりました」
真のクラフツマンシップへのこだわりを貫くために、「ブラック ボウモアDB5 1964」のボトルは、ノースイースト・スコットランドに拠点を置くオーダーメイドの現代ガラス工房、Glasstorm社によって手作りで作られている。
Glasstorm社は、50年以上に亘る歴史を持ち、ガラス製品のデザインや彫刻、そして専門知識を持っており、「ブラック ボウモアDB5 1964」のボトルを1本完成させるのに1週間を要している。
Glasstorm社で作られた、エンジンのピストンをモチーフにした「ブラック ボウモアDB5 1964」のボトルは、ハンドメイドのプレゼンテーションボックスに収められている。
ボックスは、ボウモアの蒸留所が建つアイラ島の海にインスパイアされた、深いブルーと波をイメージしたエンボス加工が施されている。素材には最高級のカーフスキンを使用し、特注の真鍮製の留め金や蝶番はニッケルメッキが施され、DB5を彷彿とさせるデザインとなっている。
ちなみに、アストンマーティンとボウモアでは、飲酒運転撲滅の活動も進めていく。
●「ブラック ボウモアDB5 1964」テイスティングノート
ボトルは手作りで1週間かけて丁寧に作られる。アイラ島の海にインスパイアされた深いブルーと波をイメージしたエンボス加工が施されたプレゼンテーションボックス
・色:黒曜石のような深い黒
・香り:熟したエキゾチックフルーツとクリームキャラメルが層をなした香り。時間が経つにつれ、ソフトでスモーキーな香り。そして香り高いオレンジピールとリッチなブラックチェリーが前面に出てくる。
・味:マンゴー、パッションフルーツ、アカシアのハチミツの強烈な風味に、コーヒーとタバコの煙のパワフルな組み合わせのミックス
・フィニッシュ:素晴らしく長く、トロピカルフルーツとスパイスの退廃的な余韻。240年以上のクラフツマンシップを象徴したフィニッシュ。
カスクタイプ:ウィリアムズ&ハンバート ウォルナットブラウンのオロロソ シェリー樽での熟成
年数:31年
ヴィンテージ:1964年
製造本数:27本
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